IELTSライティングで7.0を取るには、英語力そのものよりも採点基準に沿った論理的な構成と、答案を一段引き上げる表現の使い方が決め手になります。特にTask Response(問題への的確な回答)とCoherence and Cohesion(論理展開の分かりやすさ)は、英語力だけでは伸びない採点基準です。
この記事では、Task2の構成とプランニングの手順、7.0を狙うための6つの基本対策、答案の表現を仕上げる7つのルールを解説します。読み終える頃には、6.0で足踏みしている答案のどこを直せばよいかが具体的に分かります。
この記事の執筆者

RikuとKohei(IELTS講師・二人ともIELTS Overall 8.0)。2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設されたスクールを運営し、12年間で1,500人以上の日本人を指導してきました。その経験と公式情報の裏取りをもとに、このブログを執筆しています。
( note:【IELTS攻略チャンネル】スクール生の実績 )
IELTSライティング7.0に必要なのは答案全体の質
結論から言うと、ライティングで7.0を取るために欠かせないのは、英語力以外のスキルです。
「今6.0ですが、7.0を取るためにはもっと難しい文法を使わないといけませんよね。単語もアカデミックなものをたくさん使わなければいけない気がしています」という声をよくいただきます。しかし、みなさんは、英語力だけがライティングのスコアを左右する要因になると勘違いしていませんか?
当校には、過去に何人かの帰国子女の受講生(幼少期に海外在住など)がいましたが、そういった方達はほぼ全員がライティングだけが伸び悩んでいる、という傾向がありました。リスニング、リーディング、スピーキングは8.0以上を軽々と取れているのに、ライティングだけは6.0〜6.5というパターンがほとんど・・・。
また、こういったお声をいただくことも非常に多いです。「今までIELTSは何回受けましたか?」とお伺いすると、「3〜4回受けているのに毎回ライティングだけが7.0に届かず、英語力以外に原因があるんじゃないかと思い、今回お問い合わせさせていただきました」というお答えが返ってくることが少なくありません。
ここから言えるのは、IELTSのライティングでは英語力以外の部分が求められているということです。この記事の「採点基準」で解説するように、エッセーの論理的展開がこの問題の解決につながります。
ネイティブと同じレベルの帰国子女の方々でも悪戦苦闘することが多いことから、ライティングで7.0以上を取るには英語力だけでなく、エッセー内での論理的展開が欠かせないことは明らかです。
数値化できるものではないので難易度の定義がしづらいのですが、IELTS専門の対策を全くせずにライティングで7.0をとることはほぼ不可能と考えて良いでしょう。
なお、この記事は、配点の基準が大きいTask2を中心にしたライティング7.0対策です。
IELTS総合スコアで7.0を目指す場合の技能配分や難易度はIELTS総合7.0のレベルと対策で解説しているので、そちらをご覧ください。
ライティングの対策:採点基準を理解する
ライティングで7.0を狙うのはIELTS学習においてなかなかの鬼門です。7.0以上のハイスコアを狙うのであれば、あなた自身がIELTSライティングの採点基準に関して深く理解した上でエッセーを意識的に書く必要があります。
ライティングでは50%が論理的展開の力で残りの50%が英語力と言われています。これを細分化して見ていきましょう。
- Task Response(問題に答えられているか)
- Coherence&Cohesion(首尾一貫性と節のつながりが読みやすいか)
- Lexical Resource(語彙)
- Grammatical Range and Accuracy(文法)
上記の4つがIELTSライティングの採点基準になります。それぞれ25%ずつの配点です。
特に、①Task Responseと②Coherence&Cohesionのような英語力というよりは論理的展開を求める採点基準をうまく理解せずに、がむしゃらに勉強を続けてしまっている人が多いです。7.0以上を狙うのであれば、この論理的な展開ができているエッセーを書かない限り7.0以上のスコア達成はほぼ不可能です。
参照元:IELTS TASK 1 Writing band descriptors (public version)
参照元:IELTS TASK 2 Writing band descriptors (public version)
日本語訳:Band Descriptorsの日本語訳(別記事)
ライティングの採点基準:Task Responseとは?
ライティングの「英語力ではない」採点基準の一つ、Task Responseとはなんでしょうか?一言でまとめると問題にしっかりと答えることですが、具体的に例を挙げてみましょう。
Discuss both these views and give your own opinion.
詳しい解説は後ほどしますが、この問題ではsome peopleとothersの二手に分かれており、それぞれの立場を議論していきます。
これが今回の問題の内容です。みなさんはどういったアイデアを出しますか?「さて、アイデアを考えよう!」となったときに、ほとんどの人たちは次のように考えます。
⇒なぜそう考えるのか?→理由①
⇒なぜそう考えるのか?→理由②
- オゾン層の破壊
- 森林破壊
- 放射性物質の廃棄問題
…などなど
少し時間はかかるかもしれませんが、このような感じでアイデアを出すかと思います。このまま英文を書き始めてしまいそうですが、問題をよく読んでみるとこのまま書き始めるのは危険なことに気づきます。
問題では“Others say that there are more important environmental problems.”とあり、つまり「動植物を失うこと」よりももっと重要な問題があると考えているということです。
要するに、othersの議論について書くときは、ただ環境問題を羅列するのではなく「『動植物を失うこと』よりももっと深刻な環境問題がある」というニュアンスを含んだ英文を書いていかなければならないということです。
上で出したアイデアだと、some peopleとothersが考える環境問題の深刻さの違いがわからず、ただ環境問題を羅列するだけで終わってしまいます。正しいアイデアを見てみましょう。
動植物を失うよりも「もっと」重要な問題
地球温暖化(海面上昇→島々に影響→人間の住処がなくなる→人に生死に関わる)
大気汚染(人間にとって有害→すぐに対処されるべき)
どうでしょうか?こちらの方が明らかな深刻さが伝わり、”more”のニュアンスが強調できているはずです。
これがライティングの採点基準のTask Responseに大きく関わってくるところで、質問を正しく理解して的確に自分の主張を展開できているかが試されています。
ライティングの採点基準:Coherence&Cohesionとは?
次に、Coherence&Cohesionとはなんでしょうか?一言で言うと読み手にとって読みやすい流れを作る、ということです。そして、Coherence&Cohesionは大きく2つのパートに分かれます。
まず一つ目が、イントロ>ボディ>結論の流れで自分の立場が一貫しているか?です。
エッセーは、イントロ>ボディ>結論といった3構成に分かれていますが、この全ての中で自分の立場を明確化できているかが問われています。最初から最後まで主張がブレることなく、読み手にとっても「この人はsome peopleを支持したいんだな!」のように明らかに分かること、とも言えます。
そして二つ目が、リンキングフレーズです。英語ではdiscourse markerと呼ばれます。
- In other words,
- As(= because)
- Moreover / Furthermore
- so / but
こういった接続詞や副詞節を使っていくことで、読み手にとって読みやすいセンテンスを生み出すことができます。
これは前後のセンテンスのつながりをより分かりやすくする役割があり、ライティングでは必ず取り入れる必要のある書き方です。
ライティングの対策:5つのタイプ
IELTSライティングTask2は大きく分けて5つのエッセーパターンが存在します。
- Opinionエッセー
(To what extend do you agree or disagree? / What is your opinion?) - Discussionエッセー
(Discuss both these views and give your own opinion) - Advantage Disadvantageエッセー
(What are the advantages and disadvantages?) - Cause&Solutionエッセー
(Why is this? What are the possible solutions?) - Direct Questionsエッセー
(Do you think people can be happy without much money? What other factors contribute towards happiness?)
受験者は与えられた問題について、250語以上でおおよそ40分の間にTask2を書き上げる必要があります。
エッセーパターンを分析する
本番で一番初めに行うべきことは、エッセーのタイプを分析することです。分析といっても難しいことではなく、問題の一番最後に書いてある「一文」を見るだけでエッセーのタイプは簡単に判断できます。
- To what extend do you agree or disagree? / What is your opinion? → Opinionエッセー
- Discuss both these views and give your own opinion → Discussionエッセー
- What are the advantages and disadvantages? → Advantage Disadvantagesエッセー
- Why is this? What are the possible solutions? → Cause&Solutionエッセー
- Do you think people can be happy without much money? What other factors contribute towards happiness?→ Direct Questionsエッセー
※それぞれ少しだけ表現が違う可能性はあります。
Direct Questionsエッセーはメリットや理由を聞かれているわけではなく、ある事象に対する「直接的」な質問です。ほとんどの場合、2つの質問が聞かれます。
エッセーの構造を決める
エッセータイプの分析ができたら、次にエッセーの構造を決めましょう。構造を決めることは7.0以上を狙うか狙わないかに関わらず非常に重要で、エッセーの構造をそれぞれのパラグラフに分けることは採点基準のCoherence&Cohesionに大きく影響します。
今回は公式問題集のTask2によく出題されているDiscussionエッセーを具体的に解説していきます。
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ライティングの対策:Task2のテンプレート
Task2のテンプレートで押さえるべきポイントは次の3つです。
- 原則4段落構成
- アイデア出しは必須
- 自分の意見を明確化する
エッセーの構成
- イントロ(問題文の言い換え、自分の意見の提示)
- ボディ1(前者のグループ) ←アイデア出しはここのために行う
- ボディ2(後者のグループ)←アイデア出しはここのために行う
- 結論(問題部の言い換え、自分の意見の提示)
今回はDiscussion Essayの解説記事になりますが、どのエッセータイプでも基本的に4段落構成と覚えておいて問題ありません。
ボディの構成
次にそれぞれのボディの構成の確認です。
- トピックセンテンス(通常、問題文を言い換える)
- トピックセンテンスの説明1
- サポーティングポイント1(説明1をさらに深掘り)
- トピックセンテンスの説明2
- サポーティングポイント2(説明2をさらに深掘り)
- トピックセンテンス(通常、問題文を言い換える)
- トピックセンテンスの説明1
- サポーティングポイント1(説明1をさらに深掘り)
- トピックセンテンスの説明2
- サポーティングポイント2(説明2をさらに深掘り)
Task2の書き方の流れ
- イントロ
問題文の言い換え+In my opinion, there are some environmental issues that ought to be solved faster than animal extinction.
- ボディ(ボディ2も同じ流れ)
① On the one hand, some people see animal and plant extinctions as the worst environmental issue.(問題文の言い換え)
② Firstly, if the ecosystem is unbalanced by the extinction of plants and animals, food security, which is essential for all species, might be affected.(トピックセンテンスの説明1)
③For example, due to a disappearance of certain species, some animals might be overpopulated, leading to a lack of food.(説明1をさらに深掘り)
④Secondly, some creatures represent their local culture, so preserving those kinds of animals leads to the protection of cultures.(トピックセンテンスの説明2)
⑤For instance, Inuit, a tribe living in Canada, find it significant to wear clothes made from animals’ fur.(説明2をさらに深掘り) - 結論
In conclusion, while people vary in their opinions, I believe that global warming and air pollution are more serious problems because some other problems caused by global warming and air pollution are unhealthy to human beings.
以上がTask2の書き方の流れになります。
テンプレートについて
ここでお伝えしたいのが、これらのテンプレートに沿ってTask2を書き上げたからといって必ずしもハイスコアにつながるわけではないということです。テンプレートは受験者のレベルに関係なく誰でも当てはめられる簡単なスキームで、逆に言えば、テンプレートだけで初心者と上級者の差別化をすることは不可能とも言えます。
一方で、エッセーで一番大切なのはボディのクオリティの高さです。受験者のロジカルシンキングや英語力が一番顕著に現れやすく、初級者と上級者で大きく差がつくのがボディだからです。イントロとコンクルージョンは、そこまでスコアに大きく影響するパラグラフではありません。
つまり、テンプレートに当て嵌めるのは大前提としたうえで、この一番重要なボディをいかに美しく見せるかを手助けしてくれるツールがテンプレートです。ここにクオリティの高いボディの内容がハマることで、初めてハイスコアを狙うことができます。
Task2のイントロの書き方
Task2のイントロで押さえるべきポイントは次の3つです。
- 言い換え+意見だけを書く
- 必ず自分の意見を述べる
- 品詞の言い換えも立派なパラフレーズ
正しいイントロの書き方
問題文の言い換え ⇒ 自分の意見
これがイントロの構成でした。問題文の言い換えでは、問題文をもともとの英文からパラフレーズをしていきます。
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この例題を具体的にパラフレーズをして自分の意見を加えると以下のようになります。イントロでは必ず自分の意見を書くようにしてください。
ポイントとしては、sayをargueに言い換えたりlossをextinctionに言い換えをしたりしています。他にも、もともとは二文構成だったものをwhileを使って一つの文章に結合させています。
言い換えのポイントとして必ず覚えておいてほしいことが、文法をごっそり変えてしまうような立派なパラフレーズを意識するというよりは品詞のパラフレーズを意識する、ということです。例として、以下のようなケースがありそうです。
当校の受講生にも「単語の言い換えを必ず行わないといけない!」と考えている方が多いですが、品詞を変化させて文章を考えてみると意外と簡単に思いつくことも多いです。
誤ったイントロの書き方
最後に、誤ったイントロの書き方について解説します。以下のようにバックグラウンドを冒頭に書く方が非常に多いですが、これは好ましい書き方ではありません。
結論から言うと、バックグラウンドを書くことで減点にはなりませんが加点にもなりません。なぜなら採点基準にバックグラウンドを書くべきという指定がないからです。つまり、書くだけ時間の無駄なので本番では必ず緑の文字の箇所だけを書くようにしてください。
IELTSライティング7.0を分ける7つの表現ルール
ここから紹介する7つは、6.0で伸び悩む答案によく見られる特徴を直したものです。ただし、これを使えば自動的に7.0が取れるわけではありません。文法の正確さ・語彙の自然さ・論理構成という土台があったうえで、答案の表現を一段引き上げるための武器として位置づけてください。
無生物主語で文の主語を変える
6.0で停滞する答案の多くは、主語がpeopleやstudentsなど人に偏っています。無生物主語とは、人ではなく物や現象を主語にする書き方です。例えば「People can work remotely because of the development of technology.」を、「Technological advances allow people to work remotely.」のように、原因を主語にして動詞をallowに変えるだけで、アカデミックな印象になります。
this/these+名詞で指示内容を明確にする
IELTSの答案でitを多用すると、指す内容があいまいになりがちです。例えば「It is very convenient」という書き出しをThis flexibilityに変え、前の文の内容(オンライン教育がいつでもどこでも学べること)を名詞ではっきり示しています。itでぼかさずthis/these+名詞で受けることで、Coherence and Cohesionでのつながりの明確さをアピールできます。
分詞構文で因果関係を簡潔に示す
因果関係を表すとき、and this leads toやand as a resultのような文章を重ねるより、分詞構文で簡潔にまとめられます。例えば「Deforestation is expanding rapidly, and this leads to the loss of biodiversity.」は「Deforestation is expanding rapidly, leading to the loss of biodiversity.」にできます。leading to/resulting inの後ろには名詞が続く点に注意してください。
自然なパラフレーズを使い分ける
パラフレーズは単語だけでなく3パターンで使い分けます。
- 単語のパラフレーズ(boost the economy→stimulate。increaseは不自然)
- 品詞のパラフレーズ(complex→complexityのように名詞に変える)
- 文章全体を言い換えるパラフレーズ(replaceをgain more popularityと表現し直すなど)
似た単語に置き換えるだけでは不自然になりやすく、英英辞書やAIでの確認が有効です。
Cohesive devicesを適切に使う
Cohesive devicesは論理の流れを示すつなぎ表現で、however・therefore・when/ifなどを含みます。7.0以上ではwhile/althoughのような譲歩表現が手薄になりがちです。使う量にも基準があり、7.0達成者のエッセーでは1パラグラフあたり2〜3箇所程度が目安です。多用も未使用も評価を下げるため、後述の「文と節のつながり」で挙げる接続表現を、ここでは選び方と頻度の視点で見直してください。
冗長な表現を削る
6.0で停滞する答案には、there are those who argue〜のような回りくどい表現もよく見られます。others argue〜と書けば同じ意味を短く伝えられます。文を長く複雑にするほど評価されるわけではなく、不必要に長い文はむしろ逆効果です。「意味のない付け足しをしていないか」「その表現がなくても伝わらないか」を見直す習慣が、冗長さを減らす一番の対策です。
自然なコロケーションを選ぶ
コロケーションとは自然な単語の組み合わせです。
| 不自然・避けたい表現 | 自然な表現 |
| do a decision | make a decision |
| strong rain | heavy rain |
| improvement of confidence | boost in confidence |
| give a contribution | make a contribution |
正しい組み合わせで使えるかが7.0以上では特に重要で、違和感があれば英英辞書やAIで確認する習慣が有効です。
IELTSライティング7.0の6つの基本対策
ここからは、Task2の答案を7.0水準に仕上げるための6つの基本対策です。先ほどの7つの表現ルールが答案の言葉づかいを確認する項目だとすれば、この6つは採点基準の理解・構成・見直しまで含めた答案全体の土台になります。土台を固めたうえで、7つの表現ルールで答案の表現を仕上げてください。
- Task1に固執しすぎない
- 文と節のつながりを意識する
- Complex Sentenceを積極的に取り入れる
- Task2はプランニングをしっかり行う
- 反対意見を取り入れる
- 見直しをしてケアレスミスは最小限に抑える
ライティング7.0の対策1:Task1に固執しすぎない
Task1はスピード重視、Task2はクオリティ重視で臨むのが基本です。IELTS公式は「Task2の方が採点上の重みが大きい」としており、一般にTask1が約3分の1・Task2が約3分の2の配点とされています。つまり、Task1に時間をたくさん回すのは賢明ではありません。
また、Task1とTask2はそれぞれ1~9点満点でスコアが算出され、その2つを総合したスコアがあなたの最終的なライティングのスコアになります。細かい計算はありますが、自分の目標スコアと同じスコアがTask2で取れてさえいれば、Task1はそのスコア-1のスコアでも目標スコアは達成できます。
目標スコアが7.0の場合
| Task1 | Task2 | ライティングの最終スコア |
| 6.0 | 7.0 | 7.0 |
目標スコアが7.5の場合
| Task1 | Task2 | ライティングの最終スコア |
| 6.5 | 7.5 | 7.5 |
以上のことから、Task1にはあまり時間をかけすぎずにスピード感を持って書き上げることが重要になります。Task1とTask2にどれくらいの時間を配分すべきかは、IELTSライティングの時間配分で具体的な目安を解説しています。
ライティング7.0の対策2:文と節のつながりを意識する
文のつながりはリンキングフレーズで作ります。ライティングでいう文と節のつながりとは一体なんでしょうか?実際に見てもらった方が理解がしやすいでしょう。
Happiness is considered very important in life.
Why is it difficult to define?
What factors are important in achieving happiness?Happiness is difficult to define because it means something different to each individual person. Nobody can fully understand or experience another person’s feelings, and we all have our own particular passions from which we take pleasure. Some people, for example, derive a sense of satisfaction from earning money or achieving success, whereas for others, health and family are much more important. At the same time, a range of other feelings, from excitement to peacefulness, may be associated with the idea of happiness, and the same person may therefore feel happy in a variety of different ways.
※元サイトは現在有料会員制へ移行しており、このレッスンは公開されていないため、当時のページの保存版にリンクしています。
緑の箇所が文と節のつながりですが、簡単にいうと接続詞や副詞節のことです。別名、リンキングフレーズとも言います。リンキングフレーズはあくまでも適切かつ自然に使う必要があり、使いすぎも厳禁です。
その他の代表的なリンキングフレーズは、先ほどのCoherence&Cohesionの解説で紹介したIn other words / As(= because)/ Moreover・Furthermore / so・butなどです。こういった表現が文中に適切に使われているだけで、読み手にとって非常に分かりやすい文章となります。
これが採点基準の「Coherence&Cohesion(首尾一貫性と節のつながりが読みやすいか)」につながってきます。
ライティング7.0の対策3:Complex Sentenceを積極的に取り入れる
採点基準のGrammatical Range and Accuracy(文法力)に影響してくるコツです。
まず、ライティングにおけるセンテンスは、シンプルなものから順に次の3つに分類されます。
- simple sentence(単純な文): 「SVO」だけの一文
- complex sentence(複雑な文): 「SVO+接続詞+SVC」のように節をつなげた文
- advanced complex sentence(さらに複雑な文): 関係代名詞や「It is said that」なども重ねた文
ライティングで7.0を目指す受験者の目標は、「complex sentence以上の文」をエッセーの中で書いていくことです。それぞれの具体的な例文を見てみましょう。
simple sentenceとは
simple sentence(単純な文)
English will remain the global language.
(英語は世界共通の言語であり続けるだろう。)
「SVO」の単純なセンテンスです。
complex sentenceとは
complex sentence(複雑な文)
English will remain the global language because English is the main language for communication in all official environments.
(英語は公式の場においてメインの言語なので、世界共通の言語であり続けるだろう。)
「SVO + 接続詞 + SVC」の複雑なセンテンスです。
advanced complex sentenceとは
advanced complex sentence(さらに複雑な文)
It is said that English, which is spoken by hundreds of millions of people, will remain the global language because English is the main language for communication in all official environments.
(数億人の人々によって話されている英語は公式の場においてメインの言語なので、世界共通の言語であり続けるだろう、と言われている。)
「〜と言われている + 関係代名詞 + VO + 接続詞 + SVC」といった様々な複雑な文法を取り入れたセンテンスです。
「complex sentence以上」のセンテンスを増やしていくことで、文法力もアピールしつつ、文字数対策も自然とできます。
ライティング7.0の対策4:Task2はプランニングをしっかり行う
プランニングとは、実際にエッセーを書き始める前に、日本語でメモを書いてライティングのプランを立てることです。
プランニングが主に必要になってくるのはTask2で、プランニングにかける時間は10分程度に抑えるのが理想です。これなしでは、7.0以上のハイスコアを安定して取ることはかなり難しいです。
なぜかというと、プランニングを行っていないエッセーは先ほどの採点基準の①Task Responseと②Coherence&Cohesionが欠如してしまう可能性が非常に大きいからです。
また、問題パターンによって書き方は少し異なることもありますが、基本的にボディの構成はトピックセンテンスとサポーティングポイントから成り立ちます。
Task2のパターンごとの書き方解説はライティングTask2の5つのエッセータイプの解説で解説しています。
ライティング7.0の対策5:反対意見を取り入れる
IELTSのライティングでは反対意見(Counterargument)を取り入れることで、より説得力のあるセンテンスを生み出すことができます。一言でいうと「対比」のことです。例を見てみましょう。
太字の部分が反対意見(Counterargument)です。つまり、自分の主張したい本論に対比させてツッコミを入れるようなセンテンスのことです。6.0などを目標にしている方は必要のないテクニックですが、7.0以上を目標にしている人はぜひ取り入れて欲しいライティングテクニックです。
ライティング7.0の対策6:見直しをしてケアレスミスは最小限に抑える
最後に、ケアレスミスがないか見直しをする時間が確保できれば理想です。できれば2分ほど余っていれば尚良いです。もし見直しの時間の確保が難しい方は、それぞれのパラグラフを書き終わった段階で、いったん立ち止まってそのパラグラフを見直しすることをオススメします。
よくある質問
文字数のペナルティはありますか?
Task2は250語以上を書くのが条件で、語数が足りないと減点の対象になります。文字数ではなく語数でカウントされる点や、具体的な数え方・注意点はIELTSライティングの語数の数え方で解説しています。
次にTask2の答案を書くときは、この記事の6つの基本対策をチェックリストとして見直し、7つの表現ルールで文の表現を一段仕上げてみてください。同じ問題文で書き直すだけでも、6.0で止まっていた答案がどこで伸び悩んでいたかが具体的に見えてくるはずです。
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