
こんな疑問に答えます。
この記事の内容
・それぞれ20分と40分で良いのか?
・Task2のオススメの時間配分
・Task1のオススメの時間配分
・自分にあった時間配分の見つけ方
当校について
2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設され、11年間に渡って1,000人以上の日本人を指導。
長年で培った知識をこのブログを通して執筆しています。
時間配分はそれぞれ20分と40分であるべきか
IELTSのライティングで一番ネックになるのが時間制限。
とくにTask2はTask1よりも配点の比重が大きいですから、Task2のクオリティを高めようとした結果、50分も使ってしまった・・・。
なんてことは受験者にとってあるあるですよね。
時間をかければクオリティの高いエッセーが書ける能力がある人でも、時間が最後の障壁となるでしょう。
さて、IELTSの公式問題集には
You should spend about 20 minutes on this task.
You should spend about 40 minutes on this task.
ライティングTask2のオススメの時間配分
アウトライン:15分
書き上げ:25分
見直し:2分
計 42分
個人差はあるので正解はありませんが、この時間配分がオススメです。
また、アウトラインの15分を侮ってはいけません。
ライティングのアウトラインを怠ると、確実に良いスコアを出すことはできないからです。
そして、その理由はライティングの採点基準の中に隠されています(Task AchievementとCoherence&Cohesion)。
実際、ハイスコアを取ることができるほど英語力にポテンシャルがある方でも、アウトラインを書かずに書き始めてしまうことによって、スコアメイクに苦しんでいる方が大勢いらっしゃいます。
ライティングの詳しい採点基準はこちらの記事で詳しく解説してあります。
ライティングTask1の時間配分
ライティングのTask2の時間配分が42分でしたので、必然的にTask1のオススメ時間配分は18分となります。
アウトライン:3分
書き上げ:14分
見直し:1分
また、狙っているスコアにもよりますが、IELTSのライティングにおいてTask1に時間をかける重要性は実はそこまでありません。
Task1はとりあえずスピード重視で書き上げてしまうといったイメージの方がライティング全体としてのスコアは取りやすいです。
その根拠についてはこちらの記事で詳しく解説してありますので、ぜひご覧ください。
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自分にあった時間配分の見つけ方
自分にあった時間配分を見つける時の前提として、Task1とTask2を1時間内に書き上げることができる力を持っている必要があります。
これがまだ難しい人は、まだまだアウトプットが足りない証拠なので、まずはそれぞれのエッセータイプに慣れることと(特にTask2)、基礎的な英語力そのものをもっと向上させましょう。
自分にあった時間配分を見つけるためには、毎回のライティングを行う時にタイマーで時間を計ることが大切です。
Task2が自分があまり精通していない分野から出題されている問題の場合はTask2に割く時間は少し多くなってしまうでしょう。
逆に、Task1が自分が得意なタイプの問題であれば18分どころか15分で書き上げることができるかもしれません。
ライティングで大切なのは、難解な言い回しを使わずに、読み手ファーストの精神でいかに読みやすい文章がかけるかに賭かっています。
様々な問題のパターンを経験して、自分に合った時間配分を柔軟に変えていくことができれば理想ですね。