IELTSの難易度は高い?レベルの目安と英語力別の想定スコア

IELTSの難易度は、日本人にとって決して低くありません。IELTS公式サイト(ielts.org)の2024-2025年統計によると、日本人のAcademic平均スコアはOA(Overall)5.82で、統計掲載40か国中下から4番目です。

この記事では、この難易度データをもとに、英語力別(中学レベル〜TOEIC900点前後)の想定スコアと、各スコアのレベルの目安をまとめて解説します。

この記事の執筆者

この記事の執筆者 RikuとKohei

RikuとKohei(IELTS講師・二人ともIELTS Overall 8.0)。2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設されたスクールを運営し、12年間で1,500人以上の日本人を指導してきました。その経験と公式情報の裏取りをもとに、このブログを執筆しています。

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IELTSの難易度は高い?日本人の平均データで確認

この5.82という平均を技能別に見ると、4技能の中で最も低いのはSpeakingの5.47でした。(日本人の平均スコアについて詳しくは日本人の平均スコアの解説記事で解説しています。)

なぜここまでスコアが伸び悩みやすいのか。TOEICとIELTSでは、英語力の測り方が根本的に違うためです。TOEICは与えられた文章の中から正解を素早く探し出す「情報処理力」を測る試験です。

一方IELTSは、正解のない社会的なテーマについて自分自身の意見を組み立て、論理的に伝える「発信力」を測る試験です。TOEICで高得点を取ってきた方ほど、この発信型の試験に戸惑いやすいというのが当校の実感です。

つまりIELTSの難易度が高く感じられるのは、単語や文法の知識量だけでなく、意見を作って話す・書くというアウトプットの経験値が問われるからです。次の章で、今の英語力別にどれくらいのスコアが想定されるか見ていきましょう。

IELTSの想定スコア

英語力のパターンごとに、対策なしで受けた場合の想定スコアを説明します。

IELTSをまだ受けたことがない人は、自分のスコアがどれぐらいか気になるはずです。

英語が中学レベルで全くわからない場合

この場合は、スコアは3.5〜4.5になります。

このレベルだと、おそらく多くの方が問題文の理解すら難しい状態になります。まずは、中学、高校の英語のやり直しからスタートするのがいいでしょう。初心者の方の具体的なロードマップはこちらをどうぞ。

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大学受験を経験し、その後全く英語を使用していない場合

このパターンでは、スコアにするとおそらく4.5〜5.5ぐらいになります。

まずは、5.5〜6.0ぐらいのスコアを狙っていける状態なので(おそらく最短で3ヵ月ほど)、公式問題集を使ってどんどん対策していくことをおすすめします。

TOEICで700〜800点を持っている場合

リーディングやリスニングが得意な場合には、6.0のスコアが出る可能性もあります。ただし、ライティング、スピーキングで5.0程度になるケースが多く、OA5.0〜5.5になることが多いです。リーディング、リスニングでスコアを安定させつつ、早めに、ライティング・スピーキングの演習に入れることをおすすめします。

もちろん、これより高くスコアが出るケースもあります。

TOEICで800程度ある場合、ベースができているので、対策後の伸びが期待できます。

TOEICで900点前後を持っている場合

TOEICで900点前後のスコアがあっても、IELTS対策をせずに初めて受験すると、OAは5.5〜6.0になるケースがほとんどです。TOEICの高得点は英語の基礎力の証明にはなりますが、IELTSで求められる「自分の意見を組み立てて伝える」力は別に鍛える必要があることを示しています。

ここから7.0を目指す場合、対策期間の目安は半年〜1年程度です。基礎力はすでにあるので、早い段階からライティング・スピーキングのアウトプット練習に時間を割くのが近道です。

「英検やTOEIC、TOEFLと比べるとIELTSはどのくらい?」という質問もよくいただきますが、実はIELTS公式(ielts.org)は他資格との換算表を公表していません。ネット上にはさまざまな換算表がありますが、出典によって数値の食い違いが大きいのが実情です。そのため当校では、上記のような英語力パターン別の想定スコアと、実際に指導してきたデータをもとに目安をお伝えしています。

IELTSのそれぞれのスコアのレベルは?

以下の記事で、スコアごとに詳しくレベルをまとめてあります。

自分の英語力に近いパターンと想定スコアがわかったら、上記のレベル別記事で今のスコア帯の目安を確認し、次に伸ばすべき技能から対策を始めましょう。

また、そのほかのIELTSの記事も是非ご覧ください。


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