こんな疑問に答えます。
この記事の内容
- 独学のプランの立て方
- 必要な教材
- 独学と学校、結局どっちがいいの?
当校について
2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設され、12年間に渡って1,500人以上の日本人を指導。
長年で培った知識をこのブログを通して執筆しています。
IELTSは独学での対策が可能か?
結論、IELTSは独学での対策が可能です。
ただし、独学で目標のスコアを達成するには、適切なプロセスが必要になります。まずは、独学で勉強を始める際の注意点をいくつか説明していきます。
1. 適切な計画を立てる
独学で対策をする場合、まずは計画を立てましょう。
例えば、
「IELTSの提出期限まで1~2ヶ月しかなく、それまでにスコアを”1.0″あげたい。・・・」
といった気持ちだけで勉強をスタートさせても達成するのは難しいでしょう。
学校に通わず、独学という選択肢を選んでいるわけですから、牽引してくれるメンターもいません。ひとりで戦うためには、必ず、現実的かつ綿密な計画を立てて、それを遂行する覚悟を決めましょう。
まず、スコアをあげるにはある程度のまとまった期間が必要です。現状から目標を達成するにはどれぐらいの期間がかかるのかを把握し、そこからゴールを逆算するようにしましょう。
スコア毎の難易度と、達成までにかかる期間をそれぞれこれらに記事でまとめているので参考にしてみてください。
表でわかる!IELTS 6.0ってどれくらい難しいの?難易度と対策。
表でわかる!IELTS 7.0ってどれくらい難しいの?難易度と対策。
表でわかる!IELTS 5.0のレベルってどれくらい難しいの?難易度と対策。
2. 効率の良い正しい勉強法を見つける
ネットで勉強法を調べる際は、信頼できる情報なのかどうかに注意しましょう。
できれば語学学校などの記事を参考にしていくといいでしょう。中には、短期間でのスコアアップの記事などもありますが、必ずしもそのようにうまくいくとは限らないので注意です。
IELTSはTOEICのように一般的には短期間で爆伸びすることはありません。時間に余裕を持って対策するのが1番です。
以下にあげたウェブサイトはIELTS学習者において非常に参考になるサイトです。英語で書かれているので、特にハイスコアを狙う人は参考にするといいでしょう。
IELTS Preparation with Liz: Free IELTS Tips and Lessons, 202…
3. 必要な教材を揃える
IELTSを独学で勉強する際は、最低限、これらを用意して学習しましょう。
問題演習をする場合は、このケンブリッジの問題集(過去問)だけで大丈夫です。最低でも3冊ぐらいは完璧にできるのが理想です。
単語帳は信頼できるものが1冊あるといいでしょう。単語帳の使用はあくまで補助的な位置付けであり、一番優先すべきことは問題演習の中でわからない単語を確実に覚えていくということです。
単語の覚え方に関してはIELTS単語 【1ヶ月で3,000単語を覚える方法】を参考にしてみてください。
IELTSは独学すべき?それとも学校?
結局のところ、人によります。
当校も含め、学校ができるのは生徒のやる気を出すサポートをし、目標スコア達成に向けて何をすれば良いのかを指導してあげることだけであり、それをやるかやらないかは最終的にその人次第です。
これを踏まえると、『スコアを達成したいんだ!』という野心が強くてコミット力がある人は、スクールに通った方が圧倒的に効率が良いです。しかも、時間もかなりセーブできることでしょう。
そもそも独学で勉強するのが苦手な人は、まずは学校に無料相談してみましょう。マンツーマンを提供している学校であれば、その人に合った、無理のないプランニングをしてくれるでしょう。
IELTS対策は、時間がかかります。特に目標スコアが高い人の『あるある』ですが、『今まで独学で頑張ってきたが、最終的に独学は諦めてしまった』というケースが少なくありません。
その場合は、最初から学校に相談した方が結果的に時間を大きく短縮できますので、まずは学校に相談してみましょう。
学校に相談する際の注意点
IELTSの対策校をみつける際は以下のポイントに注目しましょう。
- 宿題の量
- 使用する教材
- 講師のバックグラウンド
- 集団授業か、マンツーマンか
- オンラインか、オフラインか
- 授業時間はフレキシブルかどうか
- 授業は英語のやり取りか日本語のやり取りか
- 自分の納得のいく授業内容を展開してくれそうか
特に大きな学校の場合は、オフラインで、グループの、英語のレッスンを提供しているところが多い印象です。グループレッスンは他のクラスメイトと時間を合わせないといけないため、普段お仕事をされている方はレッスンを受けるのが難しいのではないかと思います。
また、英語の勉強を始めたばかりの方は、必ず、日本語でレッスンを提供している学校に通うようにしてください。学習の初期段階を英語のやり取りで学んでしまうと、ラフで中途半端な英語が身についてしまう傾向が非常に高く、将来後悔することになります。
実際に、当校へいただくお問い合わせでもそういった方が非常に多いです。
自分の状況をよく理解してくれ、安心感を与えてくれる学校があなたにとって一番あっています。
最後に
『IELTS対策「独学」は可能か?「独学」での勉強法は?』をまとめました。