IELTSのスピーキングはなにかと理由が常に求められるもの。
基本的には試験官の質問に対して結論を述べた後に、理由や具体例をつけてプラスアルファの情報を足していきますが、理由が思いつかないといった方は多いのではないでしょうか?
今回は主にPart3で使える、理由が思いつかない方へのとっておきの表現をご紹介します。
スピーキング便利表現【natural】
例題①
No, I don’t necessarily think so. I think boys naturally seem to prefer playing with “boys’ toys” and girls with “girls’ toys”. When I was young I had toy cars, trucks, guns and things like that, whereas my sister always wanted to play with dolls. I don’t suppose it really matters if a boy plays with a doll or a girl plays with a toy car, but children learn quickly what toys are supposed to be for boys and for girls.
今回はNoで答えましたが、日本語でもなかなか答えるアイデアが出てこない問題ですね。
Noに対しての理由があるとしたら何がありますか?
「男の子にとって男の子用のおもちゃで遊ぶこと、そして女の子は女の子用のおもちゃで遊ぶことは大事だと思いますか?」
「いいえ。なぜなら男の子は男の子用のおもちゃで遊ぶこと、女の子は女の子用のおもちゃで遊ぶことが自然と好きだと思うからです。」
真っ先に出てくる答えがこの「自然と」であったり「普通に」であったりするのは、私だけではないと思います。
理由に関して言えば、これで十分です。
IELTSのスピーキングではアイデアに関しては評価基準に含まれていません。
つまり相手を圧倒させるような素晴らしく立派であるアイデアである必要は全くないということです。
もちろん、naturalであると述べた場合には、普通であるということをイメージさせてあげる具体的な例を繋げると良いです。
今回の解答の3文目以降がそこに該当します。
例題②
20世紀ではどんどん超高層ビルを(人類は)建てました。それはなぜですか?
これもなかなか難しい問題ですね。
頭の中で思いつきそうな理由・・・
「高い建物を建てたいと思うのは人間として自然なことじゃないの?」(もっと科学技術を進歩させたいと思うのは普通だから)。
これだけしか思いつかなくても大丈夫です。
今回もnaturalという単語を使えば以下の解答のように答えることができます。
スピーキングその他の便利表現【human nature】
例題③
Why do you think some people like to help other people?
なぜ(いくつかの)人々はほかの人を助けるのが好きだと思いますか?
頭の中で思いつきそうな理由・・・
「それって普通のことじゃ・・・?」
逆にこれ以外あまり見つかりません・・・。
もしあったとしても少し時間が必要です。
ここでhuman natureという表現があります。
日本語訳は「人間の本性」という意味です。
つまり、「人間にとって普通のこと」という意味になります。
こんな時に使えるのが今回のhuman natureという名詞が活躍します。
ちなみに、上の解答で「I don’t have a definite answer for this」と曖昧な結論で答えていますが、これはフィラーと呼ばれています。
まとめ
スピーキングのアイデアに正解はありません。
慣れていない方にとっての第一ステップは、止まらず喋り続けることです。
今回紹介した「普通」や「自然」といった表現を覚えておくだけで理由の紐付けが簡単になると思いますので、ぜひ実践でも導入してみてください。