IELTSスピーキングPart2は、アイデアの内容よりも「時系列の型で2分間話し続けられるか」で点が分かれます。1分の準備時間で5W1Hを単語だけメモし、導入→展開→結論の順で話せば、沈黙せずに2分間話しきれます。
この記事では、1分間のメモの取り方と、実際の例題に当てはめた2分間の話し方の型を解説します。
この記事の執筆者

RikuとKohei(IELTS講師・二人ともIELTS Overall 8.0)。2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設されたスクールを運営し、12年間で1,500人以上の日本人を指導してきました。その経験と公式情報の裏取りをもとに、このブログを執筆しています。
( note:【IELTS攻略チャンネル】スクール生の実績 )
IELTSスピーキングのPart2の採点基準
IELTSのPart2は試験官との会話ではなく2分間のスピーチなので、最も苦手とする人が多いはずです。苦手な原因はいくつかあると思いますが、答え方について知らない人が多いと思うので、参考にしてみてください。
そのため、まず知っておくべきことはIELTSのスピーキングの採点基準です。
- 流暢さと一貫性(Fluency and Coherence)
- 文法(Grammatical Range and Accuracy)
- 語彙力(Lexical Resource)
- 発音(Pronunciation)
この4つに沿って採点され、配点はそれぞれ25%ずつです。
スピーキングにおいて、試験官はアイデアの立派さを採点することはありませんし、意外かもしれませんが、トピックからやや逸れてしまう内容になったとしても問題ありません。
ただ、トピックから逸れてしまっても問題がないというのは、トピックを変えていいというわけではなく、あくまでも元のトピックから話を発展させることは問題ないということです。
IELTSスピーキングのPart2の答え方
You should say:
- What the website is
- what you bought from this website
- how satisfied you were with what you bought
and explain what you liked and disliked about using this website.
※IELTS公式問題集14 Test4より引用
アイデアとしては、
- Amazon
- メルカリ
- 楽天
- e-bay
などが挙げられるでしょうか?もちろん、無名の個人の販売サイトでもなんでもOKです。
こんな感じで話がずっと続くと思います。
問題では”Describe a website you have bought something from”と書かれているので、自分の経験として何か物を買ったことがある「ウェブサイト」を軸として話を展開させる必要があると思っていませんか?
これは間違いで、「既にモバイルバッテリーをAmazonを通して買った」という事実を伝えるだけで十分で、少しぐらい話が逸れても問題ありません。
そしてもうひとつ。多くの人が勘違いしているのが、与えられている箇条書きの質問に答えなければならないということです。箇条書きの質問は採点基準に含まれていないので、答えなくても全く問題ありません。
1分の準備時間で何をメモするか
1分の準備時間でやることは、文章を書くことではありません。5W1H(誰が・いつ・どこで・何を・なぜ・どのように)に沿って、単語やごく短いフレーズだけをメモしましょう。メモの並びは「事実の詳細→エピソード」の順がおすすめです。一緒に何をしたかというエピソードを最後に置いておくと、次の章で紹介する時系列の型(導入→展開→結論)に乗せたとき、話の締めに自然につながります。
また、5W1Hだけで2分に届かないときは「次はいつ会うか」「今後どうしたいか」といった未来の話を足すと、未来形も使えて一石二鳥です。
さらに、パート2のトピックは大きく4つに分けられるので、カテゴリーごとに使い回せるネタを事前に用意しておきましょう。
- 人物
- 場所
- 経験・出来事
- 文化・物
2分話し続けるための時系列テンプレート
2分間沈黙してしまう一番の原因は、事実を箇条書きで話そうとすることです。防ぐコツは、時系列で1つの物語として語ること。型は「導入(背景・きっかけ)→展開(出来事・感情)→結論(反省・影響)」の3段構成です。
先ほどのウェブサイトの問題に当てはめると、導入は「なぜそのサイトを使うようになったか」(週末は家で過ごすことが多く、オンラインで買い物をする習慣があるなど)、展開は「実際に何を買ったか、その時どう感じたか」(レビューを見て安心し、モバイルバッテリーを購入した経緯など)、結論は「使ってみてどうだったか、今後どうしたいか」です。結論まで話せば自然と2分近くになります。
また、話す内容に迷ったときは、先に結論を決めてから導入を逆算すると組み立てやすくなります。
なお、途中で言葉に詰まったらつなぎ表現で間をつなぎましょう。
IELTSスピーキングのPart2はアイデアの良し悪しでは採点されない
繰り返しになりますが、試験官はあなたの英語力を採点しています。とはいえ、本番のスピーキングでは緊張してしまうという人も多いはずです。僕たちのスクールの受講生にはレッスンでいつも伝えていますが、「試験官は自分の能力を最大限に引き出してくれる味方なんだ」と考えを変えることが大切です。
ぶっきらぼうな試験官もいるかもしれませんが、その方はただ真面目なだけであって、マニュアルに沿ってスピーキングを進行しているだけです。決して受験者をあえて緊張させるために振る舞っているわけではありません。
最後に、この記事で紹介した1分間のメモの型と2分間の時系列テンプレートは、実際に声に出して練習して初めて身につきます。まずは今回のウェブサイトの例題で、導入→展開→結論の順に自分の言葉で話してみましょう。
なお、他のパートの例題や解答例は各パートの例題と解答例まとめで確認できます。
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