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IELTSリスニングでシャドーイングを行うメリットとやり方を解説します

シャドーイングは、IELTSのリスニング力とスピーキング力を同時に伸ばせる学習法です。特にリスニングの基礎ができていない人ほど効果が大きく、続けるうちに発音の改善にもつながります。

正しいやり方とレベル別のおすすめ教材が分かれば、今日からIELTS対策にシャドーイングを取り入れられます。

この記事の執筆者

この記事の執筆者 RikuとKohei

RikuとKohei(IELTS講師・二人ともIELTS Overall 8.0)。2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設されたスクールを運営し、12年間で1,500人以上の日本人を指導してきました。その経験と公式情報の裏取りをもとに、このブログを執筆しています。

( note:【IELTS攻略チャンネル】スクール生の実績 )

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目次

シャドーイングをすることによるIELTS へのメリット

結論、IELTSにもシャドーイングは大きく役立ちます。長期の留学経験がある人や、帰国子女の方のほとんどは、既にある程度のリスニング力とスピーキング力がある人かと思います。

IELTSシャドーイング学習のイメージ

そのような経験が全くない人にとって、シャドーイングは非常に向いている練習法だと言えます。シャドーイングをすることによるメリットは大きく分けて3つあります。

リスニング力の向上

一番期待できる効果はこれでしょう。リスニングのスコアが低い人(〜5.5)にとっては、IELTSの公式問題集をただがむしゃらにこなすだけではスコアを上げることはなかなかできません。

理由としては、そもそものリスニングのベースがないという理由からスコアを失ってしまっているパターンがほとんどだからです。なので、シャドーイングをたくさん行って、リスニングのベースを底上げする必要があります。そして、語彙力、テクニック、リスニングのベースの力の3つが揃って初めてリスニングのハイスコアが狙えるようになります。

スピーキング力の向上

スピーキング力にも大きく貢献してくれます。後述しますが、シャドーイングは文を暗記するぐらい繰り返して行ってもらう必要があります。

その過程で、文中に使われている表現や、正しい文法の使用も自然と体に染み込ませることができます。例えば、「関係代名詞はしっかりと文法的に理解できているけど、会話になるとうまく使うことができない・・・」なんて人は多いんじゃないでしょうか。シャドーイングをすることによって、会話中に自然と関係代名詞を使うべきタイミングというのが分かり、以降、会話のバリエーションが広がるといった具合です。

発音改善

発音の改善にも役立ちます。ただこれは、ある程度の基礎発音ができる人限定です。”L”と”R”の違いや、”TH”の発音、”SHE”と”SEE”の違いといった、日本人にありがちな発音のクセは既に克服できている人がシャドーイングをすることによって、さらに磨きのかかったネイティブに近い発音に近づけることが可能です。

IELTSのスピーキングの採点基準には発音も含まれていますので、IELTS学習者にとってシャドーイングはメリットしかないということがお分かりいただけたかと思います。

IELTS学習者のシャドーイングの正しいやり方とオススメ教材

シャドーイングは、文法構造を理解したうえで、音声を最低20回程度そのまま真似て繰り返します。以下の10の手順で進め、教材はリスニングのスコア帯に合わせて選びます。

  1. 最初はテキストを読みながらでも難しいと思いますので、一文ずつ切りながら(一時停止、再生を繰り返す)やっても構いません。
  2. シャドーイングをする前に、シャドーイングをする全ての文章の文法構造を理解した方が効果的です。
  3. 頭の中で、品詞を意識してください。「今自分は主語を言っているんだな。あっ、今のは接続詞だな。だから次にまた主語と動詞がくるはずだ。」と考えながら行ってください。
  4. 最低、一つのパラグラフにつき20回程度は全部シャドーイングを行なってください。
  5. 自分の第一言語は英語だと勘違いするぐらい、ノリノリで音声をコピーしてください(ネイティブらしく、口をちゃんと動かして発音する)。
  6. 誰にも邪魔されない集中できる環境で行ってください。
  7. わからない単語の意味は全部調べてください(日本語で意味を100%理解した上で行うこと)。
  8. 読みながらでは効果は半減してしまいますので、慣れてきたら、できるだけ耳だけを頼りに暗記するつもりでがんばりましょう。
  9. 最終的には、音声と同じスピードで話せるように練習してください。理想としては、練習するうちに暗記できてきて、音声よりも速く話せるようになることです。
  10. 全てできるようになったら、音声を1.25倍〜1.3倍にしてチャレンジしてみてください。これができるようになれば、そのパッセージはエキスパート。

リスニングのスコアが〜5.5の人にオススメの教材

イギリス英語のリスニング ゆっくりだから聞きとれる! ([CD+テキスト])

少し古い教材ですが、イギリス英語で収録されていることと、音声がゆっくりなので初心者にとっては非常に聞き取りやすいといった特徴があります。

上に書いた10の手順に沿ってやってみてください。

リスニングのスコアが6.0〜の人にオススメの教材

安定して6.0のスコアが取れる人は、IELTS公式問題集のリスニングパートのシャドーイングがオススメです。注意点としては、分からない単語や表現はしっかりと事前に調べて解決した上でシャドーイングを行うことです。音声の話者になったつもりで、ガンガン進めていきましょう。

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シャドーイングはどれぐらいやると効果があるのか

目安としては、毎日1時間の練習を3ヶ月してもらえると効果が実感できると思います。よく、「シャドーイングをやっているのにあまり効果がありません。」という方がいますが、実際にシャドーイングをやっている時間を聞くと、「大体20分~30分ぐらい」と答えられます。

シャドーイングの学習期間の目安をイメージした写真

頻度も二日に一回などがほとんど。正直それでは大きな効果は期待できません・・・。リスニングとスピーキング、そして発音の伸びさえも感じれる素晴らしい勉強法ですが、やはりある程度の時間を費やしてもらうことは大前提となります。

もし1時間の確保が難しければ、最初は15分程度から始めてみるのが良いでしょう。15分が慣れてくれば、次は30分。それができれば次は45分、最終的には1時間といった具合で伸ばしていっても良いかと思います。

シャドーイングだけに言えることではありませんが、とにかく毎日継続することが大切です。

一ヶ月ごとに振り返る日を作る

一ヶ月ごとに自分の音声を録音し、シャドーイングの伸び具合を確認する日を作りましょう。毎日正しくシャドーイングが行えていれば、自分の成長に実感が湧くはず。ダイエットや筋トレと同じように、シャドーイングも自分との戦いなので、定期的に記録を残し、自分を見つめなおす時間を設けることは新たなモチベーションにも繋がります。

シャドーイングの効果を感じない場合

3ヶ月以上続けてもシャドーイングの効果を実感できない場合、やり方が正しくない、教材が自分のレベルに合っていない、基礎力が足りない、の3つの原因が考えられます。

シャドーイングの効果を感じられないときのイメージ

正しいやり方でできているか

そもそも正しいやり方でできているか、をまず疑いましょう。シャドーイングを一言で簡単に表すと「聞こえてきた音を100%コピーして再現しようとすること」です。本当に聞こえてきた音声をそのままコピーして再現しようとしていますか?

いわゆる日本人にありがちな「ボソボソ発音」でシャドーイングをしても何も効果はありません。ノリノリでコピーする手順にもあったように、なりきるつもりで発音してください。

はたから見たらとても恥ずかしいかもしれませんが、中途半端にやっていても得られるはずの効果も得られませんので、前述したやり方を参考にがんばってください。

自分のレベルにあった教材を使えているか

そもそも、自分の英語力に見合った教材のチョイスができていない可能性もあります。前述したオススメ教材を目安に、自分にあった教材を選んでシャドーイングを行いましょう。あまりにも自分の英語力とシャドーイング教材のレベルが乖離しすぎていると効率的に英語力を上げることはできません。

基礎力がない初心者には難しい

使う教材のレベルにもよりますが、効果的なシャドーイングを行うためには、ある程度の英語力がやっぱり必要です。なぜなら、パッセージの中に登場する単語や文法の使用に対して、自力で分かるレベルに到達していない状態だと、体に染み込ませた表現を別のシーンで応用して使うことができないからです。

シャドーイングを行う際には、パッセージの意味を全て理解した上で行う必要がありますので(日本語訳を読んで理解できる、という意味ではなく、英語を読むだけでも理解できる状態)、せめて、文法と語彙力は高校レベルまではできている状態で行えるとベストです。

このように、ある程度のフレキシビリティを持たせるためには、単語と文法の基礎は必須となりますので、シャドーイングは高校レベルの英語力がない人にとっては最大限の効果は狙いにくいと言えるでしょう。

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シャドーイングで音を真似られるようになったら、発音の対策法でrとlなど聞き分けにくい音の練習のしかたを、ディクテーションで聞き取れない音を特定する方法でリスニングの弱点の見つけ方を確認できます。

Riku / Kohei
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この記事を書いた人

IELTSコーチ。2009年にカナダで創設された日本人講師陣による IELTS 専門校を運営し、12年間で1,500人以上を指導。YouTube「IELTS攻略チャンネル」でも対策法を発信しています。二人とも IELTS OA8.0 を取得。

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