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IELTSリスニングの問題形式別対策|穴埋め・地図・選択問題

IELTSリスニング対策で最も重要なのは、穴埋め・地図・選択肢・リストという4つの問題形式ごとに解き方を変え、先読みで解答のヒントを先につかんでおくことです。

この記事では、4つの問題形式それぞれの解き方を実際の例題で解説し、正答数とスコアの対応や、解答するときの6つのアドバイスもまとめます。公式問題集を解いても正答数が安定せず、形式ごとの解き方を固めたい方に向けた記事です。

※本記事はIELTSの問題の具体的な聞き方と解き方の解説を行います。IELTSリスニングの特徴と知っておくべきことに関しては、リスニングの構成と設問別対策をご覧ください。
Riku / Kohei
形式ごとの解き方を決めておくと、間違えたときに「どこが原因か」を自分で見つけやすくなります。

この記事の執筆者 RikuとKohei

RikuとKohei(IELTS講師・二人ともIELTS Overall 8.0)。2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設されたスクールを運営し、12年間で1,500人以上の日本人を指導してきました。その経験と公式情報の裏取りをもとに、このブログを執筆しています。

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目次

IELTSリスニングで知っておくべき対策3つ

IELTSリスニングで知っておくべき対策は、問題の先読み、シャドーイングを使った復習、文法のブロック分けの3つです。

先読みの具体的な進め方と練習の手順は、リスニングの先読みを身につける方法で確認できます。

IELTSリスニングの問題形式

IELTSリスニングの問題形式は、穴埋め問題・地図問題・選択肢問題・リスト問題の4つです。

  • 穴埋め問題(ほとんどの場合、Part1とPart4)
  • 地図問題(Part2だが、出題されない場合もある)
  • 選択肢問題(ほとんどの場合、Part2とPart3)
  • リスト問題(ほとんどの場合、Part2かPart3)

本記事は、IELTSリスニングの具体的な解き方についての記事です。それぞれの問題の詳しい概要は上記の記事をお読みください。

リスニングのスコアごとに必要な正答数

リスニングで6.0を取るには40問中23問、7.0なら30問の正解が目安です。正答数が分かれば、自分のスコアがいくつになるのかを下の表で確かめられます。

表は左右にスクロールできます。

バンドスコア 9.0 8.5 8.0 7.5 7.0 6.5 6.0 5.5 5.0 4.5 4.0
スコア /40 39〜40 37〜38 35〜36 32〜34 30〜31 26〜29 23〜25 18〜22 16〜17 13〜15 11〜12
Riku / Kohei
ここまでは大丈夫でしょうか。ここから具体的な解き方を見ていきましょう。

IELTSリスニング対策 – 穴埋め問題(Part1)

Part1の穴埋め問題は、タイトルとサブタイトルから内容を予測し、固有名詞と同意表現に注意して解きます。

IELTSリスニングPart1の穴埋め問題(CRIME REPORT FORM)の例題

IELTSリスニングのPart1は穴埋め問題で出題されます。赤文字は答えで、本番ではここを埋める必要があります。主なポイントは以下。

1. タイトル、サブタイトルを見る

まず穴埋め問題が始まったら、タイトルとそれぞれのサブタイトルをチェックしてください。今回であれば、タイトルは“CRIME REPORT FORM”となり、「誰かが何かの被害にあって、それの届出に関しての書類なんだ。」と予測ができます。

サブタイトルは”Details of theft”と”Possible time and theft”と”Crime reference number allocated”に該当します。

リスニングでは話の背景をイメージすることがとても大切。そのためにはタイトルとサブタイトルをチェックして話の流れを掴む必要があります。

2. 固有名詞の問題をチェックする

固有名詞とは大文字で始まる名詞のこと。

上の画像で言えば1と3がそれに該当します。固有名詞という呼び方は適切ではありませんが、4、6、10も同時に解説します。

1や3の問題は左の“Nationality”や”Current address”というキーワードから固有名詞が入ると容易に予想がつきます。Nationalityは国の名前が入るはずですので音声ではゆっくりとスペルが流れることはないかと思いますが、住所はクセがある名前のものもたくさんあります。

あまり聞きなれないような住所名が入ったりすることもあるので、P-A-R-Kなどとゆっくりとスペリングされる可能性が高い、という前提で構えておくことが大切です。次に4、6、10です。

6や10は日付と電話番号なので構えておくのは容易かと思いますが、4にはとくにそういったキーワードはありません。分かっていることは左に書いてある“Items stolen”ですが、このことから4には盗まれた物に関わる情報が入るということが分かります。

4の手前には”a wallet containing approximately”→「おおよそ〜〜〜を含んでいる財布」という意味になるので、金額である数字が入るということが予想できます。

3. 同意表現を意識する

今回の問題だと同意表現が使われている問題が2番です。2の問題の答えがある該当箇所をスクリプト(音声)で見てみると、

That’s right. I come over most summers on business. I’m an interior designer and I come over to buy old furniture, antiques you know. There are some really lovely things around here, but you need to get out to the small towns. I’ve had a really good trip this year, until this happened.

と記述があります。この音声の中の“old”という単語と問題用紙の2番の直前にある単語である”antique”が同意表現になっています。

音声の”old”の次の単語は“furniture”です。これが答えです。

このような同義語の意識はしておくのとしておかないのでは本当に大きな差で、答えの該当箇所を音声から探し出しやすくなることはもちろん、自分の中での答えの確信度がグンとアップします。

IELTSリスニング対策 – 穴埋め問題(Part4)

Part4の穴埋め問題も、Part1と同じくタイトルから内容を予測し、同意表現を意識して解きます。

IELTSリスニングPart4の穴埋め問題(Marine renewable energy)の例題

Part1と同じ形式なので固有名詞の問題をチェックしたいところですが、実はPart4では固有名詞の問題はほとんど出ません。この問題の中でも出ていません。

主なポイントは以下のようにPart1と変わりません。

1. タイトル、サブタイトルを見る

この問題を例に挙げると、タイトルには“Marine renewable energy (ocean energy)”とあります。このことから、海関連?のrenewable energyについての話なんだと把握します。

サブタイトルをチェックしていくと、”Introduction、Wave energy、Tidal energy、Ocean thermal energy conversion”の4つに分かれています。

冒頭のIntroductionではおそらく「Marine renewable energyとは?」についての解説があるのでしょう。

その後、3つのenergyに関してそれぞれ説明されるのでしょう。Ocean thermal energy conversionの部分には問題が入っていないので、今回はあまり意識する必要はありません。

リスニングはいかに先読みをしていくかの心理戦ですから、このように話の流れを把握しておきます。少しでも不安要素を取り除き、気持ちの負担を減らすことが大切です。

ちなみに“renewable energy”はIELTSで頻出の単語ですので覚えておきましょう。

2. Part4ではさらに同意表現の意識が大切

Part1は比較的内容も易しいので同意表現をそこまで意識しなくても、ある程度のリスニング力があれば、シンプルなリスニングの力だけで解けてしまう問題がほとんどです。

Part4はトピックが少しアカデミックなので難しく感じられがちですが、実はPart1の次に簡単なパートです。Part4は空所補充問題という形式上、空所の前後をしっかり読めば入る単語がかなり予測しやすいからです。ちなみに、初心者が大きくスコアを落としやすいのはPart2とPart3です。

もちろん同意表現を意識することで、100%理解ができなくても正答数を増やすことは可能です。今回の問題では31、33、37、38で同意表現の意識が出来ると良いです。

31の答えに該当する音声では
Producing enough energy to meet our needs has become a serious problem. Demand is rising rapidly, because of the world’s increasing population and expanding industry.
とあり、問題文の“growth in”が音声の”increasing”と”expanding”のイコールになっています。

次に33番の音声箇所では
Electricity can be generated using onshore systems, using a reservoir, or offshore systems. But the problem with ocean waves is that they’re erratic, with the wind making them travel in every direction.
とあり、問題用紙の“move”が”travel”、”any”が”every”と同意表現となっています。

次に37番の音声箇所。
Then, in order to release the stored water, gates in the breakwater are opened. It pours powerfully out of the lagoon, driving the turbines in the breakwater in the opposite direction and again generating thousands of megawatts of electricity.
ここでは問題文の“through”が”opened”で、”reverse”が”opposite”になっています。

次にラスト38番の音声。
This system has quite a lot in its favour: unlike solar and wind energy it doesn’t depend on the weather; the turbines are operated without the need for fuel, so it doesn’t create any greenhouse gas emissions.
問題文の”no … is required”が音声だと”without the need for…”に置き換えられています。ですので、直後の“fuel”が答えになります。

IELTSリスニング対策 – 地図問題(Part2)

地図問題は、自分の立ち位置の把握・地図上の建物の記憶・特有の単語・出題順の4つを押さえて解きます。

IELTSリスニングPart2の地図問題の例題

地図問題は、自分の立ち位置の把握・地図上の建物の記憶・特有の単語・出題順の4つがポイントです。

1. 立ち位置の把握

自分の立ち位置が地図上に”You are here”と表記されている場合があります。問題では地図上の色々な建物や通りについての音声が再生されますが、全てこの”You are here”の部分が起点となります。

自分の立ち位置が記されていない問題に関しては、答えとなる施設の周辺情報から話が始まりますが、このパターンの方が多いです。

ここで次のポイントに話が繋がります。

2. 地図上の建物を記憶する

上で立ち位置についての話をしましたが、立ち位置が記載されていない場合は答えとなる建物や施設の周辺情報をしっかりと把握しておく必要があります。このタイプの地図問題の対策としては、音声が再生される前に、地図上の建物や道の場所をなるべくたくさんインプットしておきます。

立ち位置が分からないので、音声では周辺情報を元にした場所の説明が始まります。この時に「School Roadってどこだったっけな・・・」ではなく、「あ、School Roadは地図の右だったはずだから、そこを見よう」となり、探す手間が省け、音声に振り落とされなくなります。

これができることで地図問題はハードルが下がりますので、是非実践に取り入れてみてください。

3. 地図問題特有の単語

  • pavement
  • bend
  • opposite
  • in front of
  • next to
  • alongside
  • junction
  • pedestrian crossing

などがあります。

4. 出題は時系列順

地図問題は時系列順に出てくるということです。今回であれば、14〜20まで順番通りにでてきます。

一問一問、落ち着いて聞きましょう。

IELTSリスニング対策 – 選択肢問題(Part2とPart3)

選択肢問題は、選択肢よりも問題文を優先して読み、キーワードにマークをつけて解きます。

IELTSリスニングPart3の選択肢問題の例題

選択肢問題のポイントは、「選択肢よりも問題文を優先的に読み、キーワードにマークをつける」ということです。

問題文を優先

全ての選択肢を読んでいたら時間が足りませんので、問題文の内容を把握するよう努めます。理由は2つあり、そもそも選択肢を読んだところで内容を全て覚えることは難しいことと、結局音声を聞かないと答えの判断が難しいということです。

そして問題文の文中のキーワードに丸枠なり、下線部なり、チェックを入れてください。

私たちはおそらくほぼ全員が英語のネイティブではないため、音声を聞いているときは音声に集中するしかありません。よって、音声を聞きながら問題の内容も読みつつ、ということをすると脳のキャパシティが追いつきません。

そこで役に立つのがこのチェックマークで、なるべく音声を聞いている自分にとって分かりやすく問題の内容を理解できる状況を作り上げておくことが目的です。

選択肢問題は、Part2では短い文章で、Part3では長い文章で出題されます。今回の例として挙げているのはPart3です。

IELTSリスニング対策 – リスト問題(Part2とPart3)

リスト問題は、指示文をしっかり読み、選択肢にチェックを入れながら、時系列順に解きます。

IELTSリスニングのリスト問題の例題

正しい選択肢を四角のリストからマッチングさせる問題です。

ポイントは3つあります。

1. 問題文をしっかりと読む

ここでいう問題文とは26〜30の問題ではなく、今回でいう四角のリストの上にある「指示文」のことです。

意外とここをあまり読まずに音声が始まってしまうと、一体自分が何を答えればいいのかが明確にならないまま終わってしまいます。

2. 選択肢にチェックを入れる

リスト問題は選択肢が非常に多く出てきますので、色々と悩みがち。

音声が始まる前にしっかりと選択肢のキーワードに線を引いて迷いを少なくするようにしましょう。

3. 時系列順に登場する

リスト問題も時系列順に問題が出てきますので、上から順番に落ち着いて解きましょう。

IELTSリスニング対策における6つのアドバイス

IELTSリスニング対策における6つのアドバイスは、回答の品詞・単数複数・見直し時間・最後まで聞くこと・大文字回答・問題を飛ばす勇気です。以下で1つずつ確認していきましょう。

1. ほとんどの回答が名詞

回答のほとんどは名詞です。体感で90%ぐらいは名詞のような気がします。

2. 単数形と複数形に注意

リスニングの答えは、複数形になるものもたくさんあります。

“s”が抜けているだけで、その問題は誤答扱いになってしまいますので、しっかりと注意して聞きましょう。

3. 見直しの2分間を意識する

IELTSは現在、コンピューター版のみで実施されています。リスニングは30分の音声のあとに、解答を見直す時間が2分間だけ与えられます。

紙の解答用紙に書き写す時間はないので、聞きながら入力した解答をそのまま提出する形になります。だからこそ、スペルミスなどのケアレスミスは、この2分間の見直しで直す意識を持ちましょう。

受験方式についてさらに詳しく知りたい方は、次の記事もあわせてご覧ください。
コンピューター受験のメリットとデメリット

4. しっかりと最後まで聞くこと

IELTSのリスニングでは、よくひっかけ問題が出ます。みなさんが想像するような意地悪なひっかけというよりは、どちらかというと受験者の不注意によるひっかけ問題が多いです。

というのも、後々に逆接(but/howeverなど)が使われていて、その後がその文の本質的な部分であるにも関わらず、逆接の前の文章を聞いた段階で答えを書いてしまうということがあるからです。逆接に注目して聞いてみてください。

5. 全部大文字で答えを書く

答えは全て大文字で書きましょう。当校の指導経験では、IELTSのリスニングとリーディングは答えを大文字で書いても正解として扱われています。

月や固有名詞なども全て大文字で書いても正解になります。
December → ○
DECEMBER → ○
Olympics → ○
OLYMPICS → ○
Duncan (Street) → ○
DUNCAN (Street) → ○

6. 問題を飛ばす勇気

音声は一回しか流れませんので、一度聞けなかった問題は潔く飛ばす勇気が大切。そのままそこで立ち往生してしまうと次の問題にも影響が出てしまい、トータルのスコアが低くなってしまいます。

パート別の対策をさらに深めたい方は、次の記事もあわせてご覧ください。
スコアアップに役立つリスニングのコツ5選

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この記事を書いた人

IELTSコーチ。2009年にカナダで創設された日本人講師陣による IELTS 専門校を運営し、12年間で1,500人以上を指導。YouTube「IELTS攻略チャンネル」でも対策法を発信しています。二人とも IELTS OA8.0 を取得。

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