IELTSリーディングの問題は、TRUE/FALSE/NOT GIVEN・穴埋め・文章完成・4択・段落タイトルの5つの形式に分かれます。形式ごとに本文の該当箇所の探し方や解き方のコツが変わるため、まずは自分がどの形式でつまずいているかを知ることが対策の近道です。
この記事では、5つの出題形式それぞれの特徴と具体的な解き方を、過去に出題された例題の画像つきで解説します。
この記事の執筆者

RikuとKohei(IELTS講師・二人ともIELTS Overall 8.0)。2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設されたスクールを運営し、12年間で1,500人以上の日本人を指導してきました。その経験と公式情報の裏取りをもとに、このブログを執筆しています。
( note:【IELTS攻略チャンネル】スクール生の実績 )
問題タイプ別の解き方をさらに深く身につけたい方には、10の問題タイプを例題つきで解説したIELTSリーディングロードマップをLINEで配っています。
IELTSリーディングの問題タイプ一覧
- TRUE/FALSE/NOT GIVENの問題
- 穴埋め問題
- 不完全な文章を完成させる問題
- 4択問題
- 段落にタイトルをつける問題
IELTSリーディングは60分で40問、複数のパッセージに分かれて出題されます(ielts.org公式情報・2026年9月時点)。問題の形式はほかにもありますが、この記事では代表的な上記の5つを取り上げます。形式によって、本文の該当箇所の探し方や解き方のコツが変わります。
「IELTSの過去に出た問題」を探している人もいますが、IELTSは過去に出題された試験問題をそのまま公式には公開していません。本番に最も近い演習教材は、公式問題集(ケンブリッジの書籍)です。
試験全体の構成を先に知りたい方はリーディングの構成と対策【これさえ読めばOK】で、頻出の言い換え表現を先に知りたい方はリーディング最頻出の言い換え10選で詳しく解説しています。
IELTSリーディング対策 – TRUE/FALSE/NOT GIVENの問題
ielts.orgより参照
TRUE/FALSE/NOT GIVENの特徴
- 本文の該当箇所は時系列順に出てくるため比較的見つけやすい。本文の答えの該当箇所に線を引いていますが、時系列順になっているのが分かります。
- 問題文で比較級、最上級が含まれている場合は統計的にNOT GIVENになりやすい傾向がある。もちろん、TRUE/FALSEになる場合もあるので必ず検証は必要です。
- NOT GIVENかどうかの判断が難しい。
TRUE/FALSE/NOT GIVENの解き方
「まずは問題文を確実に理解する」
問題文の意味をしっかりと理解できていないと、この問題は正解できません。レッスンで受講生に設問の意味を確認すると、意味を正確に取れていないことが少なくありません。特にスコアが5.5以下の受講生ほど、この傾向が強いです。
上の問題では1〜3番までありますが、まずは1番のみを解きましょう。答えの該当箇所は時系列順に出てくるため、他の問題を先に全部読む必要はありません。
次に本文での該当箇所を探します。この時、もし問題文に(人物名、年号)などが入っている場合はそれに線を引いておき、後に参考にしましょう。
該当の箇所を見つけたら、意味を理解し、問題文と照らし合わせます。コンピューター試験でも、マウスをドラッグすれば本文に線を引くことができます。
FALSEとNOT GIVENの違い
FALSEとNOT GIVENの違いが分からない人は、実際かなり多いです。その違いとは、はっきりとFalseと言える根拠があるかどうかです。TRUE/FALSE/NOT GIVENに関してはFALSEとNOT GIVENの見分け方で例題つきで詳しく解説してあります。
IELTSリーディング対策 – 穴埋め問題
ielts.orgより参照
穴埋め問題の特徴
- 本文の該当箇所は時系列順に出てくる。
- 本文の要約がされている「まとめの文」の空白を埋めるパターンと、表やグラフ図になっているパターンに分かれる。比較的、表やグラフ図の方が該当箇所が1箇所に集中している可能性が高い。
- 専門用語などの難しい単語が答えになるケースが多い。
- 問題文の空欄前後の単語の言い換えが多く、抜き出す単語の意味がわからなくても解ける(※)。
穴埋め問題の解き方
- まずはタイトルを確認します。タイトルをチェックすることで、どういった内容がまとめられているのかを理解しましょう。
- 1番最初の問題を見ます。この時、単語の前後だけを見るのではなく、文章になっている場合は文章全体を読んで意味をしっかり理解しましょう。
- 空欄の前後の表現の同義語を本文から見つけることができれば、答えになる単語の意味が分からなくても解くことができます。
- 該当箇所を探します。先ほどのTRUE/FALSE/NOT GIVENと同様に、人物名、年号などはヒントにして探します。
穴埋め問題は得点しやすい問題タイプの1つです。リーディング学習を始めたばかりの人は、まずこの穴埋め問題から得点できるようにしましょう。
IELTSリーディング対策 – 不完全な文章を完成させる問題
不完全な文章を完成させる問題の特徴
- 本文の該当箇所は時系列順に出てくる。
- 問題文が長い選択肢の方が、問題文中にヒントが多いので解きやすい。
- 言い換えが多く、選択肢がどのように言い換えられているのかが分かると正解しやすい。
不完全な文章を完成させる問題の解き方
1番最初の問題に目を通し、意味を理解しましょう。
その後、選択肢をざっと見てから、問題文の内容に当たりそうな該当箇所を本文から探します。
該当箇所が見つかったら、正しい選択肢と照らし合わせます。問題文と本文の言い換えを見抜いて、正しい選択肢を選びましょう。例えば、2番と3番では”16th century”と年号が入っているので、該当箇所がかなり探しやすいです。
年号が入っている問題は、確実に得点しておきたいところです。
IELTSリーディング対策 – 4択問題
ielts.orgより参照
4択問題の特徴
- 本文の該当箇所は時系列順に出てくる。
- 選択肢の単語のレベルが高い問題があり、1つでもわからない単語があると、悩んでしまうので難しい。
4択問題の解き方
問題文と選択肢の意味をしっかりと理解する。特に、suggest(示す)、implay(示す)、refer to(言及する)などが問題文で使われていることが多いので意味を覚えておきましょう。
段落が指定されている問題(該当箇所が最初から分かるので易しい)や、人物名が出てくることが多いので、まずは該当の段落を読み、その後A〜Dのどれに当たるかを検証します。
この時、選択肢で使われている単語と本文で出てきている単語の言い換えがすぐに分かると簡単に解ける問題は多いです。
IELTSリーディング対策 – 段落にタイトルをつける問題
ielts.orgより参照
段落にタイトルをつける問題の特徴
- それぞれのパッセージにおいて、一番最初の問題として出題されることが多い。
- 本文中に登場する単語がそのまま選択肢にある場合、その選択肢は正解になりにくい(そこまで簡単ではないということ)。
- 時間がかかるので、最初にこれに取り掛かるのではなく、他の問題と平行して解いていく。
段落にタイトルをつける問題の解き方
まずは選択肢をざっと読み、次に本文の1つ目の段落を読みます。
この時、1番始めの問題は確信を持って答えられるケースはほぼないと思うので、とりあえず、答えになりそうな選択肢はいくつか選択しておいてもOKです。
また、次の問題に進む前には必ず、他の問題にも目を通しましょう。なぜなら、この問題だけを最初に全て解いてしまうと全ての段落を読むことになり、その後他の問題を解く時にも本文をまた結局読むことになるからです。
一度読んだ本文は、その箇所に対応する他の問題も同時に解いてしまうと時間の短縮になります。
IELTSのリーディングでは、問題ごとに取るべきアプローチが変わります。上で説明した内容を参考に、公式問題集で練習してみてください。
実際の問題文で今回のコツを試したい方には、公式問題集14〜19のリーディング解き方と日本語訳を公式LINEでまとめて配っています。
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