IELTSリーディングが難しく感じるのは、英文を読んだつもりになっている・単語力が足りない・IELTS特有の言い換えに慣れていない、という3つの原因が重なっているからです。
原因を1つずつ切り分けて対策すれば、難しさの正体が分かり、スコアも伸びていきます。この記事では、3つの原因それぞれの対策と、リーディングで陥りやすい時間切れへの向き合い方を紹介します。
この記事の執筆者

RikuとKohei(IELTS講師・二人ともIELTS Overall 8.0)。2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設されたスクールを運営し、12年間で1,500人以上の日本人を指導してきました。その経験と公式情報の裏取りをもとに、このブログを執筆しています。
( note:【IELTS攻略チャンネル】スクール生の実績 )
単語力不足や言い換えへの対応に伸び悩んでいる方には、7000語のIELTS単語帳と、問題タイプ別の解き方をまとめたリーディングロードマップをLINEで配っています。
リーディングはIELTS初心者が最初にぶち当たる壁です
IELTSのリーディングは、受験勉強でしっかり英語を勉強してきた人でも最初にぶち当たる壁になりやすい技能です。ある程度の英文を読める力を持っている方は多いかと思いますが、実際にIELTSの問題形式に当たると勝手が違います。
しかし、実際にIELTSのリーディングとなると、
- 「何回読んでもサッパリ頭に内容が入ってきません!」
- 「頑張って読もうとしてみるものの、何度も何度も同じ文章を読んじゃったりしちゃいます・・・。」
- 「いやいや、知らない単語多すぎでしょ!!結局全部知ってないと意味ないじゃんコレ!!」
こんな悩みを持っている方は多いのではないでしょうか?
IELTSのリーディングは60分で40問(ielts.org公式情報・2026年9月時点)と時間の余裕が少なく、内容以前に時間切れになってしまう人も少なくありません。時間が足りないと感じる場合は、リーディングで時間が足りない場合の対策を先に確認しておくと安心です。
リーディングが難しい理由1:英文を理解したつもりになっている
普段から英文を読まない人に、この傾向はよく見られます。本文の意味を理解する前に目が先へ先へと進んでしまって「読んだ気」になっているという現象です。
これの何が恐ろしいかというと、「理解が薄い状態で本文を読んだ気になる→イメージが沸かないまま、問題へ戻る→答えがわからない→また本文へと戻って意味を確認する」というループが何度も起こってしまうことです。その結果、「時間が足りない・・・。」となります。
英文を一発で理解するための対策
リーディングのパッセージの内容はアカデミックなものが多いですが、この現象が起こってしまう人は、そもそも今回のパッセージはどのような内容の話が展開されるか、という概要を予想できていないことが多いです。
しっかりと理解しようという意識があるかないかで設問と本文の行き来の回数が少なくなります。スキミングやスキャニングといったスキルも大切である一方、実はじっくり読み解く意識で取り組んだ方が時間通りに解けたりすることも多いです。
リーディングが難しい理由2:圧倒的な単語不足
IELTSのリーディングを難しく感じる一番の原因は、圧倒的な単語不足であることが多いです。単語力がなさすぎてそもそも問題の内容すら理解できない人は、これが主な原因です。
学生時代に英語が得意だった人でさえ、IELTSのリーディングとなると、単語力が原因でスコアメイクに苦しむ人は多いです。知っている限りの単語を必死に拾って読み進めてみても、本文の該当箇所がそもそも特定できず、そして時間の配分すらうまくいかず、タイムアップからのゲームオーバー。
そうなる前に、正しい単語の勉強方法でスコアアップを目指しましょう(詳しくは後述します)。
リーディングが難しい理由3:IELTS特有の言い換えに慣れていない
IELTSのリーディングには、IELTS特有の言い換えが存在します。
「問題文と本文での言い換え表現に気づけず該当箇所を特定できなかった」「そもそも該当箇所の単語が分からず解けなかった」という声はよく聞きます。
言い換えへの対策
これはリスニングに関しても同じことが言えますが、問題を解いているときに同義語を頭の中でイメージしながら本文を読めているか、が非常に大きなカギとなります。
例として、”possibility”という単語が設問で使用されているのに対して、本文では”chance”や”likelihood”と言い換えられていることがよくあります。
問題によっては、頻出の言い換えを覚えておくことで該当箇所をすぐに見つけられ、読む時間をかなり削減することができることもしばしばあります。
その他、IELTS頻出の同義語についてはリーディングで頻出する言い換え表現の一覧でも紹介しています。
IELTSリーディング対策のカギ
IELTSリーディング対策のカギは、主語と本動詞を意識して文章を訳していくこと、つまり中学校一年生で習う「文型の理解」です。例として、この例文の意味を考えてみましょう。
(昨日私が買った本は面白い。)
では、どのようにその訳を考えましたか?
おそらく多くの人が、
のように意識的、もしくは無意識にこれらのカタマリに分解したと思います。これが文型を理解する大きな意味となります。
つまり、文を読む際、主語がどこからどこまでなのか、そしてどれが動詞なのかという作業を私たちは必ずしています。その作業をわかりやすくしてくれるのがこの文型の理解であり、これをIELTSのリーディングで意識することによって、文が読みやすくなります。
IELTSリーディングで、その単語本当に必要?
すべての単語を覚える必要はありません。「覚えるべき単語」と「覚えるべきでない単語」を明確にした上で学習することが、単語不足の解消につながります。
IELTSリーディングは、アカデミックな内容が多く、覚える必要がない単語もたくさん出てきます。必要な単語は覚え、不必要な単語は覚えないことがIELTSにおける効率の良い単語の学習です。
では、必要な単語と不必要な単語は、どう見分ければよいのでしょうか。
目標レベルごとに単語を分けてくれているIELTS向けの単語帳を使えば、市販の教材でも十分です。自分の必要なスコアにあわせて必要な単語のみを学習することができます。
もっと具体的な単語の暗記法はIELTSの単語を接頭語と接尾語で暗記する方法を読んでください。
結論:やっぱり基礎的なリーディング力がないと難しい
結論として、基礎的なリーディング力がないとスコアメイクは難しいです。IELTSの解き方やコツは確かに存在しますが、それだけでは通用しません。
リーディングだけでなく、英語は少し勉強しただけで伸びるものではありません。長い目で計画を立てて、継続的な学習を行うことが大切です。
解いたあとの復習で伸びを確実にしたい方は、リーディングの復習のやり方を解説した記事で具体的な手順を確認してください。
原因ごとの対策が終わったら、問題タイプ別の解き方は問題タイプ別の解き方まとめで確認してください。
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