こんな疑問に答えます。
この記事の内容
- IELTSリーディング7.0の難易度
- 7.0までに必要な期間
- リーディング7.0以上を取るために必要な5つのこと
当校について
2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設され、11年間に渡って1,000人以上の日本人を指導。
IELTSリーディング7.0の難易度
IELTSリーディング7.0のレベルは非常に高く、
IELTSのリーディングは下記の表のように、正解数でスコアが決まります。
7.0をとる場合、40問中30問以上の正解数が必要となり、限られた時間の中ではかなり高度と言えるでしょう。
4.5 | 5.0 | 5.5 | 6.0 | 6.5 | 7.0 | 7.5 |
13-14 | 15-18 | 19-22 | 23-26 | 27-29 | 30-32 | 33-34 |
他の試験との換算表や、正解数に応じたスコアはIELTSリーディングの構成と対策でまとめています。
リーディング7.0までに必要な期間
現在のリーディングのスコアが、5.0ぐらいの場合最低でも半年~1年
現在のリーディングのスコアが、6.0ぐらいの場合最低でも3ヶ月から半年
問題を解いても解いても、中々伸びを実感しないようなもどかしい時期が続く人が多いと思いますが、しっかりと対策をすれば問題ないので地道に続けていきましょう。
ただし、現在のIELTSのリーディングは、易化傾向にあるといえます。
問題によっては簡単に7.0以上を超えるということもしばしばあるので、期限が迫っている人はなるべくたくさん受験するといいでしょう。
IELTSリーディング7.0以上とるために必要な5つのこと
単語力
リーディングで、7.0以上をとるためには間違いなく一定の単語力が必要です。
10,000語と聞くとすごく多く感じるかと思いますが、5.5~6.0を取れる段階ですでに6,000~7,000語程度の語彙力はあるはずです。
残りの3,000~4,000単語を増やしていくのが目安になるでしょう。
単語帳を使う
市販されているIELTSの単語帳では、3000~4000程度収録されているものが多いです。下の2つの単語帳がメジャーな単語帳になります。
毎日、50~100個を目安とし、覚えていきましょう。覚える際は、書いて覚えるのではなく音声をきき、音読して覚えるようにしていくと効率的でしょう。
問題を解きながら覚える
単語帳での学習よりも何より効果的なのが、問題を解きながら覚えていく方法です。
リーディング、リスニングの問題を解いていく中で、わからない単語と表現はまとめていくといいでしょう。
その際に、派生語や類義語なども関連して覚えていくと、7.0を目指す語彙力につながるでしょう。
ノートにまとめる際に、下のようにまとめていくとわかりやすいですね。
文法力
7.0以上を目指す場合、文法力は不可欠になります。
特に、文型の理解これは非常に重要です。
文の構造を理解すること(主語、動詞、目的語などの見極め)ができない状態では、7.0以上をコンスタントに取ることは難しいでしょう。
他には、関係代名詞、分詞、受け身などの項目をよく理解しておくといいでしょう。
文法の対策に関しては基本的に、高校の文法書を1さつこなしておくといいと思います。
参考書はなんでもいいですが、個人的には、
がオススメです
速読力
問題文を正確に、早く理解し本文の中から正解を見つけ出す作業をいかに早くできるかが高いスコアを取れるかどうかの鍵となります。
よく、本文は全て読む必要がなく、回答に必要な箇所を探してそこだけ読めばいいという理論を見かけますが、7.0を狙う場合、本文を全て読みつつ時間内に終わらせる力が必要になるでしょう。
では、早く読むためにはどうすれば良いのか?のポイントをまとめます。
- 問題文から読む
- 問題を解く順番を考える
- 言い換えをヒントにする
問題文から読む
速読をする上でもっとも大切なことは、問題文から読むことです。
間違ってでも、本文を全て読む → 問題を読み → 問題を解くという順番はやめましょう。
理由は、時間が足りなくなってしまうことと、問題を解く際にまた本文を読むことになり、二度も読むことになってしまうからです。
問題を解く順番を考える
速読していく上で、もう一つ重要なことは、問題を解く順番を正しく決めることです。
IELTSのリーディングでは、出題されている順に問題を解いてしまうと、かなり時間ロスになるケースがあります。
例えば、最初の問題が段落のタイトルをつける問題(List of Headings)だった場合、これを全て解いてから次の問題に進むと、またそれぞれの段落を読み直していくことになります。
これはかなり非効率なので、基本的には、問題は順番に解くのではなく、平行して解くクセをつけるといいでしょう。
言い換えをヒントにする
IELTSでは、リーディングとリスニングどちらも、問題文と本文との間で単語や表現が言い換えられていることが多いです。
本文を読む際は、必ず問題文との言い換え箇所を意識しましょう。
言い換えられている箇所がわかると問題がスムーズに解けることが多いです。
読解力
日本語で文章を読む際も、読解力が必要になると思いますが、IELTSのリーディングでも同じことがいえます。
IELTSのリーディングでは様々なトピックに関して問題が出題されます。
7.0以上を狙う場合、文章の全体像を掴むことが望ましいです。もちろんわからない単語や、表現はあるかと思いますので、60〜70%ぐらいわかっていれば大丈夫です。
と考える方もいらっしゃると思いますが、常にどんな話なのかを推測しながら読む訓練をしていけば必ず力はつきます。
また、トピックによっては同じような話がしばしば登場することもあるので、経験もヒントになるでしょう。
多読
リーディングで、7.0以上の力をつけていく場合、戦略的な部分に加えて、やはり量も必要になります。
IELTSの問題または、英語でニュース記事を毎日1つ読むのもいいでしょう。
BBCニュースは、内容や量もちょうどよくおすすめです。
まとめ
『IELTS【リーディングで時間が足らない場合の対策4選】』を解説しました。