
この記事の内容
- IELTSリーディング概要
- IELTSリーディング対策
当校について
2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設され、11年間に渡って1,000人以上の日本人を指導。
IELTS リーディングは日本人の方であれば、おそらくもっともスコアが取りやすく得点源にできるセクションです。加えて最近のIELTSでは、リーディングがやや易化していると言われています。実際にその傾向はあります。この記事をみてリーディングの概要と対策を理解していただけたら幸いです。
IELTSリーディングの構成
まずはじめに、IELTSリーディングがどのような問題構成なのかを確認しましょう。
Academic
Passage | 内容 | 問題数 |
Passage1 | Academicな内容 | 13問 |
Passage2 | Academicな内容 | 14問 |
Passage3 | Academicな内容 | 13問 |
General
Passage | 内容 | 問題数 |
Passage1 | 日常生活に関して | 14問 |
Passage2 | Businessに関して | 13問 |
Passage3 | Academicな内容 | 13問 |
IELTSリーディングの問題は、Passage1~3に別れていてトータルで、40問の構成です。時間は60分なので、全て時間内で解く場合1問あたり1分ちょっとで解いていく計算になりますね。
Generalの問題では、日常生活に関する問題、Businessに関する問題、Academicな問題と3つに別れます。
Academicでは、Passage1~3まで全てAcademicな内容の問題が出題されます。
どちらの試験を受けるべきかは、主に、移民の申請の場合はGeneral、大学や大学院への進学にはAcademicとなります。
次に、正解数とスコアを確認しましょう。IELTSのリーディングでは、正解数に対してスコアの目安が決まっています。下の表がまとめになります。
GENERAL
BandScore | 9 | 8.5 | 8.0 | 7.5 | 7.0 | 6.5 | 6.0 | 5.5 | 5.0 | 4.5 | 4.0 | 3.5 | 3.0 | 2.5 |
Score /40 | 40 | 39 | 37-38 | 36 | 34-35 | 32-33 | 30-31 | 27-29 | 23-26 | 19-22 | 15-18 | 12-14 | 9-11 | 6-8 |
ACADEMIC
BandScore | 9 | 8.5 | 8.0 | 7.5 | 7.0 | 6.5 | 6.0 | 5.5 | 5.0 | 4.5 | 4.0 | 3.5 | 3.0 | 2.5 |
Score /40 | 39-40 | 37-38 | 35-36 | 33-34 | 30-32 | 27-29 | 23-26 | 19-22 | 15-18 | 13-14 | 10-12 | 8-9 | 7-7 | 4-5 |
リーディングでは、GeneralとAcademicで正解数に対してのスコアがずれるので注意が必要ですね。
例えば、Generalで、正解数が30問の場合、スコアは6.0となりますが、
Academicで30問正解の場合、7.0となります。自分の必要なスコアの場合、何問正解数が必要なのかは最初に必ず把握しておきましょう。
IELTSリーディング対策法
1. 問題をとく
まずは問題をときます。使用する問題は、できれば下のケンブリッジ公式問題集を使いましょう。
この問題集は解説がついていないのが難点ですが、傾向や感覚を掴む上ではもっとも最適な問題集と言えるでしょう。現在15のシリーズがもっとも新しいものなので、なるべく新しいものからやるといいでしょう。
問題を解く際は、できれば本番と同様に60分で全てときましょう。本番では、他のセクションの試験もあり、かなりの長丁場となります。練習のうちから、問題を解く集中力、スタミナをつけていきましょう。
2. 分析する
問題が解けたら、次に分析をします。意外と多くの方がこの分析をしっかりとすることができていません。問題を解いて答え合わせをして満足するのではなくこの分析を一番大切にしていきましょう。
分析のポイントは以下の3つです。
- 自分の必要な正解数との差分はいくつか
- 間違った要因は何か
- 次回の対策
では、1つずつ確認していきましょう。
まず、自分の必要な正解数との差分はいくつかに関してですが、問題を解く度に、必ず今のスコアと目標の正解数との差分を確認しましょう。
例えば、必要なスコアを7.0以上の場合、Academicでは、30問以上の正解数が必要でしたね。実際に問題を解いてみて自分の正解数が、24問だった場合、6問足りないことになりますね。この6問をどこで取るべきだったのかイメージしながら分析を進めていくことが大切です。
大切なのは全ての問題を正解できるようにすることではなく、自分の必要な正解数を取るためにはどうしたらいいのかを考えることです。分析してよく考えてもわからない難問はそもそも捨て問題と割り切ることも時には大切です。
次に、間違った要因の分析です。
間違ってしまう主な要因をあげていきます。
この要因がもっとも多いです。質問文の意味がわからないとそもそも正解を導くのが極めて難しくなります。特に勉強を始めたばかりの方はこの問題文の理解の確認を徹底していきましょう。
これは、問題に慣れていない場合と、解く順番を間違えてしまい、時間がなくなってしまったというケースが多いです。いずれにせよ、問題の形式毎に傾向を掴むこと、問題を解く順番を確立しておくことが大切ですね。
一番勿体無いパターンですね。該当の箇所さえわかればあとは、どこが言い換えられているのか、あるいは意味をしっかり取れれば正解を導けるはずです。復習の際は、単語の言い換え、意味がわからなかった単語をしっかりおさえていきましょう。
おそらくこの確認をしていくだけで最初は膨大な時間がかかるはずです。始めたばかりの場合、10時間近くかかってしまうこともあるでしょう。
ですが、ここの作業は根気強く続けていってください。慣れてくるとかかる時間も短縮していくことができるでしょう。
次に次回の対策です。
次回の対策で意識する点はこちらの3つです。
- 対策すれば取れる問題なのか、それとも今の力では少し難しい問題なのかをしっかり見極める
- 単語をまとめる
- 戦略を見直す
まずはそもそも対策すれば取れる問題なのか、それとも今の力では少し難しい問題なのかをしっかり見極めることです。コスパの悪い問題に時間を割きすぎないようにしましょう。
次に、わからなかった単語や表現をまとめましょう。本文全ての単語を調べる必要はありません。問題文、本文の該当箇所でわからなかった単語表現をまとめていきましょう。
また、戦略の見直しも対策として非常に重要なステップです。IELTSのリーディングは、基本的に該当の箇所を見つけていく作業がメインになります。効率よく見つけていくことができないとなかなか、時間内に終わらせることが難しくなります。毎回、どの順番で解いていくのがもっとも効率が良いのかを考えながら対策していきましょう。
IELTSのリーディングよくある質問
最後によくある質問をまとめていきます。
演習量はどれぐらい必要ですか?
個人差はありますが、公式問題集3冊分(12回分)を完璧に先ほどの手順でこなせれば十分です。
精読は必要でしょうか?
精読は全く無意味とは言いませんが、あくまで必要な情報を時間内に探すという作業がメインなのでかかる時間に対しての対価が得られるとは思えません。
まとめ
【これさえ読めばOK!!】IELTSのリーディングの構成と対策を解説しました。
当校では、日本人バイリンガル講師があなたの担任となってレッスンを行います。
- 1:1のプライベートレッスン
- 担任制(講師は毎回固定)
- レッスンは日本語でのやり取り
- Skypeを使ったオンラインレッスン(自宅や職場からでもOK)
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