【完全版】IELTSのリスニングの構成と対策

こちらの記事から概要を読んだ上ですとより内容が理解できると思います。

IELTSって?テスト内容は?難易度は?

IELTSのリスニングの構成と対策を把握する前に!

リスニングの評価基準について見ていきます。
リスニングはライティングやスピーキングのように抽象的なものではなく、正解か不正解かで判断できるので、正答数によってスコアが変動します。

IELTSを学習する多くの人は「進学」「移民」の二つに分かれると思います。
移民の要求スコアは人それぞれですが、進学の場合は大体6.0〜7.5を目指す人が多いです。

・海外のカレッジ、大学を目指す人(6.0)→23〜25
・海外の大学院を目指す人(7.0の場合)→30〜31
・海外の大学院を目指す人(7.5の場合)→32〜34

リスニングは全体で40問出題されます。その40問の中で、受験者は上の正答数を取らなければいけません。

得意不得意に関して

一般的に、スピーキングが得意な方はリスニングも得意な方が多い印象です。
逆に、今までTOEICを学習していた方は、リスニングとリーディングが比較的取りやすいという人もいます。
一般的なTOEICはリスニングとリーディングから構成されているテストだからです。

IELTSは使用されるアクセントが主にイギリス訛りであることから、なかなかとっつきにくく感じる人も多いです。これは数をこなしている内に慣れていくことが大切です。

また、IELTSのリスニングは音声が一度しか再生されません。

学習の準備

学習はCambridgeから出版されている公式問題集を使用するようにしましょう。他にも市販の問題集は様々販売されていますが、やはり公式というところに安心感を感じます。

そして、結論から言うと、リスニングで最もスコアが取りやすいPartの順番は

Part1(穴埋め問題)
Part4(穴埋め問題)
Part2(ストーリー理解が求められる問題)
Part3(ストーリー理解が求められる問題)

となります。上から順番に取りやすい順です。
理由はPartごとの解説で追って説明します。

※2020年度より、IELTSのリスニングの各章の名称がSectionからPartに変更されました(受験者にとっては特に何の影響もありませんね)。

IELTSのリスニングの構成と対策・・・Part1

それでは早速Part1の攻略に入っていきます。
Part1は二人の会話です。
よくあるトピックとしては、観光ガイドさんの案内や、電話越しのお問い合わせや予約などがあります。
また、1番から順番に時系列順に出てくるということも覚えておきましょう。

※2020年度より、IELTSのリスニング Part1の最初の例題が廃止されました。音声が始まったら例題を聞くことなく、そのまま1番が開始されますので、ご注意ください。

ほとんどの場合が穴埋め問題

2013年〜2019年の間で発売された公式問題集(過去問)には合計すると28回分の本番の問題が載っていますが、その中で選択問題が出ることは2回しかありませんでした。
それも全てが選択問題になっているわけではなく、Part1の一部が選択問題になっているだけです。

さらに選択問題の方が選択肢が絞られているのでまぐれでも当たる可能性が出てきます。できればもちろん根拠があっての正解が望ましいですが。

このように、たまーに選択問題が出ることがありますが、ほぼ全てが穴埋め問題と思って大丈夫です。

Part1は全力で

Part1で知っておいて欲しいことが、ここで大きく点数を落としてしまうと理想のスコアは狙いにくいということです。
というのも、Part1は最初のセクションなので他のセクションと比べるとだいぶ易しい問題内容になっており、他のPartはもちろんPart1よりは難しいので、難しくなっていくにつれて現実的に正答数は低くなるという前提を置いておくべきだからです。

どう易しいのか

ズバリ、全体のストーリーが把握できていなくても点数が取れるというところにあります。

ほぼ穴埋め問題で構成されるため、空白箇所の前後の単語や表現から同義語をリスニングで聞き取れれば、全体のストーリーが把握できていなくても点数が取れるというのはPart1と4の良いところです。ここでしっかりと点数を稼いでいくアプローチがどのレベルの人にとっても最も効率が良いです。

ONE WORD AND/OR ONE NUMBERとは?

Part1やPart4の穴埋め問題では「文字数制限」が存在します。
具体的には、一つの空白のところには「二文字まで」や「三文字まで」と制限があるものです。

それぞれPart1とPart4の冒頭に指定があるので、必ずチェックする必要があります。

文字数制限のパターンにもいくつかあり、例えば上記のONE WORD AND/OR A NUMBERであれば、スラッシュで区切られていますので、

ONE WORD AND A NUMBER
ONE WORD OR A NUMBER

のどちらかの可能性があります。
さらに二つ目のORに関してはその中でもさらに分かれることになるので、合計で以下の3つの回答パターンがあるということになります。

ONE WORD AND A NUMBER = 一つの単語と一つの数字
・3 people
・250 dollars
などなど

ONE WORD = 一つの単語
・bike
・map
などなど

ONE NUMBER = 一つの数字
・40
・4,500
などなど

特にPart1では日付を書くことが問題としてあるのですが、
ONE WORD AND/OR A NUMBERと書かれているにも関わらず、
March 9, 2010
のように年まで書いてしまうと間違いになりますのでご注意ください。

ですが、最近の過去問を見る限りは、ほとんどの問題がONE WORD AND/OR A NUMBERの制限で出題されていますので、年を書くことは基本的にはないと覚えておいて問題ないでしょう。

他にも
・ONE WORD ONLY
・NO MORE THAN THREE WORDS AND/OR A NUMBER
・NO MORE THAN TWO WORDS AND/OR A NUMBER
があるので注意してください。

IELTSのリスニングの構成と対策・・・Part2

Part2の話者は一人です。
地図問題、穴埋め問題、マッチング問題、選択肢問題のいずれかから出題されます。
多くの場合はこの中から2つのタイプの形式が出題されますが、稀に選択肢問題だけしかないこともあります。

具体的な問題タイプごとの解き方に関してはこちらの記事を読んでみてください。

地図問題

地図問題は、リスニングのPart2でしばしば出される問題。

IELTSの地図問題はどのような問題構成であることが多いのか、そして地図問題特有の表現を覚えておくことが鍵となります。

選択肢問題

選択肢問題はひっかけがとても多いです。
A/B/Cと選択肢があるとすれば、音声ではA/B/Cのすべての選択肢の内容が出てくることが多く、音声の中で言われた単語を選択しよう、という気持ちで聞いていたら結局正しい答えを選ぶことはできません。

問題文と選択肢に分かれていますが、ここでは優先的に問題文を見て、「自分が何を聞かれているのか」の把握を最優先とします。
問題文の理解ができたら、キーワードとなりそうな単語や表現にマークをつけます。
これは、音声が流れている時にもう一度問題を見てもある程度概要を把握できる状態に準備しておくことが大切だからです。

上で解説したように単語一つだけを聞き取って問題をとくということは無謀なので、しっかりとした内容理解のために、リスニング力を上げる必要があります。

マッチング問題

マッチング問題の選択肢は様々ですが、主に三つのことを覚えておきましょう。

問題は音声順に出てくる

例えば16〜20がマッチング問題だとして、音声の中では答えは16番から順番に登場します。
まずは16番の答えが出てくると分かるだけでもフォーカスがしやすくなります。

キーワードに線を引く
問題文の理解ができればキーワードとなりそうな単語や表現にマークをつけます。

一つひとつの単語や表現というよりかはむしろ、「アイデア」にフォーカスを置く。
マッチング問題は話の内容、つまりアイデアを理解できているかがキーとなります。一つの単語や表現に固執せずに、話者が発言したアイデアの理解に焦点を当てて聞きましょう。

穴埋め問題

穴埋め問題のアプローチは基本的にPart1と変わりませんが、登場する単語が少しだけレベルアップしていたり、どうしても同義語の意識だけでは解けない問題もあります。
ここで真のリスニング力が要求される内容理解が必要になります(「じゃあどうすれば良いのか」に続く)。

じゃあどうすれば良いのか

小手先のテクニックだけでは解けない問題に対しては、大きく四つの対策が必要です。

①シンプルなリスニング力の強化

リスニング力不足の一番の解決方法はシンプルにもっと聞く時間と量を増やすことです。
ただ聞くだけではなく、正しい方法と意識で聞く必要があります。
使う教材はIELTSのリスニング音源で大丈夫です。
最終的な着地点としては、スクリプト(公式問題集の最後に書かれているリスニングの全内容が書き出されているもの)なしでも内容が理解できるところまで持っていくことです。
この時にシャドーイングを行うことと、③のリエゾンに関しても意識できるとより効果的です。

また、シャドーイングでは音の抑揚と発音を意識して発声することが大切です。
よくシャドーイングのやり方として、ただボソボソと発声してシャドーイングを行っているという方がいますが、これはあまり効果的ではありません。
日本語で話す時と同じ声量でシャドーイングができる環境で行なってください。
シャドーイングは視覚と聴覚と発声をフルに活用して初めて一番効果が出る勉強方法ですので、この三つを気にせず行える環境が大切です。

もしIELTSのスクリプトのシャドーイングが難しいと感じた場合は少しレベルを下げた教材を使いましょう。
イギリス英語に特化した以下の教材は非常にオススメです。

②単語力強化

単語力の不足が原因の場合は、こちらの記事で紹介している教材を使うことをオススメします。
また、答えの該当箇所で知らない単語があった場合は、必ず覚えておくようにしましょう。

③アクセントに慣れる、またはリエゾンを克服

この2つは少し似ているので同時に解説します。
リスニングの問題で不正解の問題が内容を理解できなかったことが原因にあるとすれば、リエゾン(音のつながり)やブリティッシュ特有のアクセントが聞き取れなかったことなども挙げられると思います。その箇所がスクリプト内で特定できているのであれば、その音声部分を一つ一つの音が繋がっているという認識が完全に頭で理解できるまで繰り返し聞き、スクリプトがない状態でも音のつながりなどが弊害なく理解できる状態に持っていくことが理想です。
リエゾンを拾えないことによって音声の中でロストしてしまい、その箇所以降、内容理解ができなくなるということは心当たりがあるのではないでしょうか。

IELTSのリスニングの構成と対策・・・Part 3

Part3の話者は2〜3人です。
穴埋め問題、マッチング問題、選択肢問題のいずれかから出題されます。

アプローチはPart2と変わりませんが、出てくる単語や話の内容が少しだけアカデミック寄りの内容になります。

一番難しいセクションと言われているので、ここを得点源にするのは現実的ではありません。
比較的取りやすいPart1と4でしっかりと稼ぐようにしましょう。

IELTSのリスニングの構成と対策・・・Part 4

ほとんどの場合が穴埋め問題ですが、稀に選択肢問題が出てくるものもあります。
アプローチはPart1と同じですが、内容がアカデミックなものになります。

・動物の生態系(とそれに関連する環境問題)
・歴史(大昔に栄えた村の話、コーヒーの歴史など)
・自然科学の話(潮の流れ、再生可能エネルギー、ナノテクノロジーなど)
・環境問題
・会社のあり方について

などなどです。

また、Part1同様、順番に時系列順に出てきます。

IELTSのリスニングの構成と対策・・・全パート終了後

全セクション終了後は自分の答えを回答用紙に移す時間が与えられます(10分)。
ここで見直しも含めて行うのですが、コンピューターの試験では見直しの時間が2分しかありませんのでご注意ください。

IELTSのリスニングの構成と対策に関してのアドバイス

聞き取れなかった問題は潔く飛ばす。

音声は一度しか再生されません。なので、聞き取れなかった問題は潔く捨て、次の問題に備えることが大事です。もしそこで立ち往生してしまうと、次の問題にまで影響が出てきます。

答えは大文字で書く

意外と知らない人が多いかもしれませんが、実はリスニングとリーディングの答えはすべて大文字で書いても問題ありません
例えば、

・DICTIONARY
・MONDAY
・DECEMBER

本来、頭文字だけが大文字であるべき単語を大文字で書いても正解となります。
例えば、Olympicsという答えが過去問で一度出ているのですが、Oが大文字であるのかどうか分からないとなった場合は大文字でOLYMPICSと書いておけば正解になります。
もちろん、パソコン受験でも同じルールが適用されます。

こういった理由から、リスニングとリーディングは答えをすべて大文字で書くことを心がけておくとミスが減ります。

このルールが適用されるのはリスニングとリーディングだけです。
ライティングでは適切な書き方で書く必要があるので注意してください。

IELTSのPC受験について

リスニングはPC受験にするとノイズキャンセリング付きのヘッドフォンが支給されます。
2020年1月現在、東京でしか受験することはできませんが、ヘッドフォンはありがたいですね。

PC受験の細かい内容についてはこちらの記事を見てください。

IELTSをパソコンで受験?メリットは?

IELTSのリスニングの構成と対策のまとめ

リスニングは小手先のテクニックを覚えておくことによって有利に立ち回ることができますが、問題によってはベースのリスニング力が必要なことも多くあります。

自分の必要なスコアを把握して、どのセクションで何問正解したらいいのかというゴールをあらかじめ知っておくことで、効率よく計画的に学習ができるはずです。

冒頭で述べたように一朝一夕で伸びるテストではありません。1年後や2年後にやIELTSにチャレンジしたい!と思っている人がもしいたら、なるべく早い段階で学習を始めることを強くオススメします。IELTSは結果が出てから2年間、有効な英語力証明書として機能しますので、準備を早めに始めない理由がありません。

あなたも狙えるスコア達成

IELTSで必要なのは正しい勉強法とモチベーション。これに共感していただけるのであれば、当校でのレッスンを選んだことを後悔させません。DEVELOPでは日本人講師によるマンツーマンレッスンを提供。ぜひ一度、無料カウンセリングにてお悩みをお聞かせください。

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