こんな疑問に答えます。
この記事の内容
- IELTSリスニングの正しい2ステップの復習方法
当校について
2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設され、12年間に渡って1,500人以上の日本人を指導。
IELTSリスニングの復習1. 間違えた原因を特定する
まず初めに大前提として、教材はCambridgeの公式問題集を使いましょう。
また、IELTSの学習で勘違いをしてはいけないのが、ただ問題を解くだけではスコアの向上には繋がらないということです。
まず、問題を40問解き終わったら答えあわせをして正答数を確認しましょう。
次に、自分の正答数が分かったら自分のスコアがどれぐらいになるのか、採点基準をもとに計算してください。
ちなみに、将来的に同じ問題を解いた時に過去の自分の正答数と比較する必要があるので、自分が解いた問題の正答数は必ずどこかに記録を残しておきましょう。
リスニングで問題を間違えてしまう原因は主に3つです。
- 問題形式に慣れていない
- 単語力・文法力が不足している
- リスニングの基礎力が足りない
細分化してみていきましょう。
①問題形式に慣れていない
IELTSのリスニングは問題形式に慣れているか慣れていないかで大きな差が出ます。
問題形式に慣れている方は、音声が再生される前の空白の時間に何をすべきかが分かっていますが、慣れていない方は効率的に先読みができず、惨敗してしまうでしょう。
もし、音声が再生される前の空白の時間で何をすればよいのか分からず戸惑っている方は、今すぐに問題形式の特徴とクセを把握する必要があります。
これを覚えておくことによって、IELTSのリスニングでハイスコアを取ることが可能になります。
②単語力・文法力が不足している
『単語力と文法力が不足していることが原因かもしれない・・・』と思っている方は、まずスクリプトの精読をしてください。
スクリプトとは、公式問題集の一番最後に載っている、音声が文字に書き起こされているページのことです。
まずはPart1~4の精読をし(つまりリーディングを行う)、読んでいる途中で意味が分からない箇所があれば、そこが単語力・文法力の不足によって聞き取れなかった場所である可能性が高いです。
具体的に、該当箇所の文法が分からないのか、単語を知らなかっただけなのか、原因を特定して今後のミスを減らしましょう。
③リスニングの基礎力が足りない
『問題形式にも慣れてきたし、スクリプトを精読している時も、単語力と文法力は両方あると思うんだけどなぁ・・・。』
でも、それでもスコアが伸びない人は、そもそものリスニングのベースの力が欠けている可能性が高いです。
つまり、リスニングの音声を聞いて理解をする力がまだ不十分であるということです。
そんな方にオススメの学習方法はシャドーイングです。正しく行えば、最短でリスニング力の底上げが可能です。
IELTSリスニングでシャドーイングを行うメリットとやり方を解説します
IELTSリスニングの復習2. 時間を空けて再び同じ問題を解いてみる
これは一番見落としがちですが、IELTSの問題を一度解いて、復習を行うだけで終了してしまうのは非常にもったいないです。
時間を空けて再び問題を解いてみる理由としては、自分が以前間違えた問題の復習が本当に正しくできていたか、の実験ができるからです。
ここでもし同じ問題を落としてしまったら、上で書いた3つの原因のどれかをもう一度疑いましょう。
『正答数』を常に意識する
少し話が逸れますが、IELTSリスニングとリーディングの学習において、正解すべきだった問題(本来の自分の英語力で解けたはずの問題)をいかにして今後は正解できるようにするかが一番大切です。
例えば、リスニングのPart1は一番難易度が低いですが、ここで多くの点数を落としてしまっている方は、難易度が高いPart3やPart4の復習をするよりもPart1のミスをいかにして減らすべきか、という方向性で考えた方が圧倒的に効率よくスコアを上げることができます。
たしかに、Part3やPart4の復習をすることも大切ですが、簡単な問題を今後ミスしないためには、どうするべきか・・・という思考を持った方が結果に繋がりやすいです。
リスニングとリーディングにおいてIELTS受験者が追い求めるべきものは、正答数です。本質を見失わないようにしましょう。
まとめ
『本当に正しいIELTSリスニングの復習方法を解説します』をまとめました。