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IELTSとは?【概要と対策を全て解説】

IELTSとは、ブリティッシュ・カウンシル、IDP:IELTS オーストラリア、ケンブリッジ大学英語検定機構が共同運営する英語力試験です。海外留学や研修、移住のために英語力を証明する目的で、世界中の受験者に利用されています。

この記事では、試験の概要から4技能ごとの対策、目標スコアの早見表まで、IELTS対策の全体像をまとめています。

この記事の執筆者 RikuとKohei

RikuとKohei(IELTS講師・二人ともIELTS Overall 8.0)。2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設されたスクールを運営し、12年間で1,500人以上の日本人を指導してきました。その経験と公式情報の裏取りをもとに、このブログを執筆しています。

( note:【IELTS攻略チャンネル】スクール生の実績 )

IELTSの全体像がわかったところで実際の対策を始めたい方には、公式問題集14〜19の解説・日本語訳やレベル別の単語ロードマップをLINEで配っています。

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目次

IELTSとは?

IELTSはブリティッシュ・カウンシル、IDP:IELTS オーストラリア、ケンブリッジ大学英語検定機構が共同運営で保有する試験で、「International English Language Testing System」の頭文字をとったものです。IELTSは資格でもありますが、海外留学や研修のために英語力を証明する目的で受験される場合がほとんどです。

それに加え、イギリス、オーストラリア、カナダなどへの海外移住申請をする際にも必要となるテストです。イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認められており、アメリカでもTOEFLに代わる試験として入学審査の際に採用する教育機関が3,000を超え、英語力を証明する一つの方法として、世界中で受験者が増え続けています。

このように、IELTSは海外留学・研修・移民という3つの目的で使われています。

履歴書にも書ける

その知名度は少しずつ世界中に広がりつつあります。

前述したようにIELTSは資格でもあるので、学校へ進学することや移民が目的でなかったとしても、英語の自己アピールとして書けるからという理由で、来たるべき将来のためにスコアを取得しておくという方も多いです。

日本ではまだ、TOEICやTOEFLの方が知名度では勝っているようですが、海外では逆にTOEICの知名度はほぼゼロに近く、IELTSのスコアを要求されるケースが非常に多いです。
※ちなみにIELTSのスコアの有効期限は2年間です。

バンドスコアがどのように計算されるのか気になる方は、バンドスコアの計算方法と換算表も参考にしてください。

ですので、将来的に海外赴任や就職を目指されている方は、いつか勉強しなければならない時がくるかもしれません。

開催頻度と受験料金

現在は日本の主要都市全てで受験可能で、ほぼ毎日開催されているコンピューター受験で受けられます。

ペーパー版IELTSは世界的に終了が決まっており、日本では東京都・大阪府が2026年8月実施分、その他の道府県が2026年6月実施分で終了しました(ielts.org「Updates to IELTS test delivery」・英検協会 2026年3月27日告知)。現在はコンピューター受験のみとなっています。

受験料は29,700円(税込・英検協会・2026年9月時点)です。英検やTOEICのように一般的に安価なテストではないと思いますので、しっかりと下準備をしてから臨むべきでしょう。最後に、決して簡単なテストではございませんので、対策はお早めに。

IELTSのテスト概要

まず第一に知っておかなければならないのは、IELTSは種類が2つあるということです。

  • アカデミック・モジュール(Academic Module)
  • ジェネラル・トレーニング・モジュール(General Training Module)

の2つに分けられています。前者のアカデミックは海外のカレッジや大学院などの進学に必要なタイプのテストである一方、後者のジェネラルは移民をする際に受けるタイプのテストです。

学校に進学する場合の方がもちろん高いレベルの英語力が必要となりますので、必然的に、アカデミックの方が問題内容が難しく、ジェネラルは簡単な作りとなっています。アカデミックは大学レベルの学問的な問題が全体的に出題され、ジェネラルは海外で生活していくのに必要な英語力が試されるといった特徴があります。

進学 = アカデミック・モジュール
移民 = ジェネラル・モジュール

と覚えておきましょう。

Riku / Kohei
移民の場合は少し簡単です。

IELTS本番の流れと所要時間

そして、こちらがテスト全体の概要です。

ライティング 60分(タスク1と2)
リーディング 60分(アカデミックはパッセージ1〜3、ジェネラルはセクション1〜3)
リスニング 約30分(パート1〜4)+解答の見直し2分
スピーキング 11〜14分(パート1〜3)

このようにリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つに分けられて採点されるシステムになっており、4つのテストの合計所要時間は約2時間45分となっています。

本番で受ける技能の順番もこの表の通りで、上から順番に受験することになります。大半の会場では、一日でこの全てを終わらせるので、かなりの長丁場となります。

会場によっては、スピーキングだけ二日目に時間を指定されて行われるところもあります。

IELTSは長丁場の試験なので、公式問題集を使って長期戦に慣れておくことも対策の一つです。

アカデミックとジェネラルでの問題の違い

アカデミックとジェネラルでは、リーディングとライティングの問題が異なり、リスニングとスピーキングの問題は同じです。

詳しくはこちらの記事にまとめてありますので、違いがよくわからない方は読んでみてください。

あわせて読みたい
【3分でわかる】IELTS アカデミックとジェネラル違い IELTSアカデミックとジェネラルの違いを解説します。リスニングとスピーキングは共通で、異なるのはリーディングとライティングの出題内容です。海外進学ならアカデミック、移住・就労ならジェネラルを受験します。バンドスコア換算表と申請先の比較表も紹介します。

IELTS対策① まずは自分の目標スコアを知ろう

一番最初にするのは自分の必要スコアを知ることです。IELTSの対策では、まずは自分の最終目標を決めて、そこまでかかる時間をだいたい計算して、プランを立てることが期限内の目標スコアにおいて最も大切なことです。このページを読み続けると、目標スコアに対する正答数を含めた早見表も準備していますので、安心して読み進めてください。

Riku / Kohei
何事も、適切なプランなしでは成功しません。

そして、以下の採点システムのことは最低知っておきましょう。

  • IELTSのスコアは「1.0」が最低スコアで「9.0」が最高スコア(満点)です。
  • それぞれの技能につき、「0.5」刻みでこの数字がでます。
  • この「0.5」刻みに出される点数のことを「バンドスコア」と言います。

ここで知っておかなければならないのが「オーバーオール(Overall)」というシステムです。

先ほど、IELTSは1.0から9.0で採点されると言いましたが、オーバーオールというのは4技能それぞれに出たスコアの全体の平均値のことです。また、平均は0.5刻みにそろえられ、端数が.25なら次の0.5へ、.75なら次の整数へ切り上げられます(IELTS公式)。

例えば、リスニングとリーディングが「5.5」で、ライティングとスピーキングが「6.0」という結果の場合は、5.5が2つ、6.0が2つあるということになります。

このとき、オーバーオールは「6.0」になります。なぜなら、この場合の全体の平均は「5.75」になりますが、この「5.75」は切り上げられるからです。IELTSは必ず「0.5」刻みでしかスコアが出ません。

これが「切り上げられる」という意味です。

まだ分からないという人のために、下に例を挙げてみました。

Overall(全体の平均値):6.0になる場合

リスニング 6.0
リーディング 5.5
ライティング 5.5
スピーキング 6.0
オーバーオール(全体の平均値) 6.0

Overall(全体の平均値):7.5になる場合

リスニング 7.5
リーディング 8.0
ライティング 7.5
スピーキング 7.5
オーバーオール(全体の平均値) 7.5

IELTS対策の第一歩

あなたはカレッジや大学に進学したいですか?それとも海外に移民したいですか?

カナダ国内の一般的な例を挙げると、カレッジに進学する際に要求されるスコアはアカデミックの6.0です。大学院は、学校によりますが、7.0〜7.5のところが大半です。例えば、学校によっては、「オーバーオールの要求スコアは6.0だが、全ての技能でそれぞれ最低6.0を取得していなければならない」というところもたくさんあります。

移民希望の方は、まずは弁護士に話をすることです。それぞれの国によって移民制度は違うと思いますが、自分のキャリアや婚姻関係や年齢によって、人それぞれ必要なスコアが違ってきます(カナダの移民の仕組みに限る)。

IELTS対策の第一歩は、自分の正確な目標スコアを知ること。

詳しい要求スコアは各機関にお問い合わせください。

必要なスコアは人によって違うため、まずは志望校のウェブサイトを確認するか、移民カウンセラーに相談するのが第一歩です。今の自分の英語力からどれくらいのスコアを狙えるか気になる方は、自分の英語力から見たIELTSの難易度とスコア目安も参考になります。

次の項目では、アカデミックとジェネラルに分け、一つ一つの技能ごとの出題内容を順番に詳しく見ていきます。

IELTS対策② リスニングのテスト内容を把握しよう

先ほど言ったように、リスニングに関してはアカデミックもジェネラルも出題内容は同じです。

  • 選択問題と抜き出し問題の両方がある
  • 全部で40問、約30分のテスト
  • パート1〜4まであり、それぞれのパートに10問ずつ
  • 答えは聞きながらパソコンに直接入力していく
  • 最後に2分間の「解答の見直し時間」がある

ペーパー版にあった「解答を答案用紙に書き写す10分間」はコンピューター受験にはありません。聞きながらその場で答えを入力し、最後の2分で見直すつもりで解きましょう。

リスニングで特に注意したいのが、スペルミスと語数制限です。

パート1:10問

ここはダイアログ(2人の対話)が読まれます。

何かのイベントの問い合わせや、申し込みに関してのトピックが多い傾向にあります。

パート2:10問

ここではモノローグ(独り占めの長話や独演)が読まれます。

何かの地図を見ながら案内をしている状況であったり、ガイドツアーの音声が読み上げられるという問題パターンがあります。

パート3:10問

ここではカンバーセーション(会話)が繰り広げられます。

大学の生徒たちが課題について話し合っているシチュエーションが出題されることが多いです。

パート4:10問

最後の難関、モノローグ(独り占めの長話や独演)です。

ここでは大学の講義をテーマにスクリプトが読み上げられます。教授が学術論文の提出日や内容についてつらつらと話している内容などがよくある例です。

ここまでで合計約30分です(コンピューター版では、最後に見直しの時間が2分あります)。これを見ると、問題がセクションを進めるにつれて難しくなっているのが分かると思います。

また、リスニングではイギリス・オーストラリア・ニュージーランド・北米など、さまざまなアクセントの英語が使われます(IELTS公式サイト)。

IELTSのリスニング対策に関して

IELTSリスニングの具体的な対策に関しては、こちらの記事を参考にしてみてください。

あわせて読みたい
IELTSリスニングの問題形式別対策|穴埋め・地図・選択問題 IELTSリスニングを穴埋め・地図・選択肢・リストの問題形式ごとに解説。12年で1,500人以上を指導した当校が、実際の問題を使って解き方のポイントを示します。

IELTS対策その③ リーディングのテスト内容を把握しよう(アカデミック)

日本人で得意な人が比較的多い、リーディングです。

  • 全部で40問、60分間のテスト
  • パッセージ1〜3まであり、それぞれのパッセージで700〜1000語程度の長文(約2ページ分)があり、それぞれのパッセージの構成は12〜14問ほど
  • 基本的に各パッセージにつき20分の時間配分が王道だが、必要スコアによっては適宜変える必要がある
  • 見直し専用の時間は無いので、解きながら直接答えを入力していく
  • スペルミスに注意(抜き出し問題は特にケアレスミスを起こしがち)
  • 抜き出し問題は語数制限があるので注意
「NO MORE THAN TWO WORDS」:最大2単語まで
「ONE WORD AND/OR A NUMBER」:「1単語+数字1つ」または「1単語のみ」あるいは「数字1つのみ」という合計3つの選択肢

パッセージの内容

  • 歴史、科学、伝記、自然、技術、地理
  • ニュース、時事問題はない
  • 政治、宗教、経済は出ない傾向
  • 専門用語の知識は必要ない
  • 造語なども出てくる

これらがパッセージに出る傾向のあるトピックです。

事前によく出るトピックを把握し、その分野の知見を深めておくことも対策の一つです。

IELTS対策その④ リーディングのテスト内容(ジェネラル)を把握しよう

  • 全部で40問、60分間のテスト
  • 基本的に各セクションに20分の時間配分が王道だが、必要スコアによっては適宜変える必要がある
  • 見直し専用の時間は無いので、解きながら直接答えを入力していく
  • セクション1〜3に分かれている
  • セクション1と2は日常生活、ビジネス、大学生活にまつわる300〜500字程度のパッセージが各セクションに2つずつ出題され、それぞれ約5〜7問ほど。一つのセクションにつき約12〜14問ある。
  • セクション3は約2ページ分のパッセージが一つだけ書かれており、12〜13問ほど出る。一番難易度が高い。
  • スペルミスに注意(抜き出し問題は特にケアレスミス起こしがち)
  • 抜き出し問題は語数制限があるので注意
「NO MORE THAN TWO WORDS」という語数制限:最大2単語まで
「ONE WORD AND/OR A NUMBER」という語数制限:「1単語+数字1つ」または「1単語のみ」あるいは「数字1つのみ」という合計3つの選択肢

セクション3のパッセージの内容

  • 歴史、科学、伝記、自然、技術、地理
  • ニュース、時事問題はない
  • 政治、宗教、経済は出ない傾向
  • 専門用語の知識は必要ない
  • 造語なども出てくる

これらがパッセージに出る傾向のあるトピックです。

Riku / Kohei
ジェネラルのセクション3のトピックは、アカデミックと同じ傾向です。

IELTSのリーディング対策に関して

リーディング対策に関してはこちらの記事を参考にしてください。

あわせて読みたい
IELTSリーディング問題の対策|問題タイプ別の解き方 IELTSリーディングの出題形式(TRUE/FALSE/NOT GIVEN・穴埋め・4択など)を1つずつ解説。形式ごとの特徴と解き方のポイントを、60分40問という試験の全体像とあわせてIELTS専門校がまとめました。

IELTS対策その⑤ ライティングのテスト内容(アカデミック)を把握しよう

苦手な人が多いアカデミックのライティングの内容解説です。Task1と2という二つの大問に分けられています。

  • パソコンでタイピングして解答する
  • 時間は1時間で、Task1に20分、Task2に40分の配分が推奨されている
  • スペルミスが採点基準に含まれている
  • 論理的思考力が求められるので、英語力だけが採点基準ではない

分かりやすく図解してみました。

タスク 内容 指定語数 配分時間 配点の割合
1 図表の内容を説明する 150語以上 基本20分 3分の1
2 トピックに関する自分の意見を述べる 250語以上 基本40分 3分の2

ライティングの評価基準

ここが一番気になるところでしょう。ライティングの評価基準は4つあります。

  • 「Task Achievement」タスクの達成度。与えられた設問に的確に、話題が脱線せずに答えているか
  • 「Coherence and Cohesion」一貫性と統一性。内容に論理性があり、理解しやすいか
  • 「Lexical Resource」語彙力の豊富さ。語彙力が多く、適切に使えているか
  • 「Grammatical Range and Accuracy」文法力。文法を幅広く、正確に使えているか

以上が、アカデミックのライティングのテスト内容になります。

このうち前半の2つ(Task AchievementとCoherence and Cohesion)が「論理的思考力」にあたる部分で、ライティングが難しいと言われる理由もここにあります。

IELTS対策その⑥ ライティングのテスト内容(ジェネラル)を把握しよう

こちらも、苦手な人が多いジェネラルのライティングの内容解説です。
Task1と2に分けられています。

  • パソコンでタイピングして解答する
  • 時間は1時間で、Task1に20分、Task2に40分の配分が推奨されている
  • スペルミスが採点基準に含まれている
  • 論理的思考力が求められるので、英語力だけが採点基準ではない

こちらも内容を分かりやすく図解してみました。

タスク 内容 指定語数 配分時間 配点の割合
1 図表の内容を説明する 150語以上 基本20分 3分の1
2 トピックに関する自分の意見を述べる 250語以上 基本40分 3分の2

ライティングの評価基準

アカデミックの方でも載せましたが、見ていない方のために載せておきます。

ライティングの評価基準は4つあります。

  •  Task Achievement = タスクの達成度。与えられた設問に的確に、話題が脱線せずに答えているか
  • Coherence and Cohesion = 一貫性と統一性。内容に論理性があり、理解しやすいか
  • Lexical Resource = 語彙力の豊富さ。語彙力が多く、適切に使えているか
  • Grammatical Range and Accuracy = 文法力。文法を幅広く、正確に使えているか

以上が、ジェネラルのライティングのテスト内容になります。

Riku / Kohei
ライティングも、アカデミックとジェネラルで採点基準は同じです。

IELTSのライティング対策に関して

ライティング対策に関してはこちらの記事を参考にしてください。

あわせて読みたい
【6パターン!】IELTSライティングTask2の対策と書き方 IELTSライティングTask2の問題は、アカデミック・ジェネラル共通で6つのパターンに分かれます。パターンごとの見分け方と書き方の要点を、当校講師がそれぞれの解説記事へのリンクつきでまとめました。

IELTS対策その⑦ スピーキングのテスト内容を把握しよう

お待ちかね、スピーキングのテスト内容の解説です。これもリスニングと同じで、アカデミックでもジェネラルでもテスト内容は変わりません。

具体的なスピーキングの対策はパート別の解説記事からご覧ください。

  • 試験官と1対1の面接形式(PCもこれは同様)
  • 3つのパートに分けられていて、11〜14分のテスト時間
  • 時間配分は試験官が勝手に行う
  • 自分のパスポート以外は部屋に持ち込めない
  • テストは録音される

以下が全体の流れです。

パート 形式 内容 問題数 配分時間
1 質疑応答 個人的な質問(学校や仕事) 約6〜10問 試験官がコントロール
2 プレゼン 与えられた議題の説明 1問  試験官がコントロール
3 質疑応答 一般的な事象によって議論。理由や根拠が求められる。 約6〜10問  試験官がコントロール
合計14分(最大)

※試験の合計時間は11〜14分に収まるように、問題の進行具合によって試験官がコントロールします。

試験官を「敵」だと思う必要はありません。試験官は皆、受験者がリラックスして自分の英語力を最大限に発揮できるように進行してくれます。

スピーキング:パート1

「May I come in?(入っても宜しいですか?)」とドアをノックすると良いでしょう。

まず部屋に入ったら席に座るように促されるので、その後、自己紹介をします。パスポートを渡して本人確認が終わったら、音声を録音してもいいかの確認を取られます。

当然ですが「Yes」と応えます。

ここからテストの採点が始まります。そして、自分の仕事や学校に関しての軽い質問があります。

これらが終わったら一つのトピックについて2〜3問程度の質問があります。その後、またさらにテーマを変えて2〜3問程度の質問があります。

スピーキング:パート2

質問が書いてある紙が渡されます。それに加えて鉛筆とメモ用紙も渡されます。

用紙には、お題と、そのお題に沿った質問が3〜4問が箇条書きで書かれています。

一分間時間を測られるので、その間にその問題に対する自分のアイデアや思いをとりあえず書きまくりましょう。メモは何を書いてもよく、日本語でも良いので、自分が分かりやすいようにまとめましょう。

一分経ったら、試験官から合図をもらい、おおよそ1〜2分間そのトピックに関して喋り続けます。1分過ぎてから自分が喋るのをやめてしまうと、試験官は「終わり」と判断して次に進もうとします。

もちろん、時間いっぱいの2分を使った方が試験官に自分の英語力に対する評価の判断材料をたくさん与えられるので、有利です。なので、なるべくたくさん喋るようにしましょう。

ずっと喋り続けていると試験官から「もうOKです」という合図がありますので、そこで終了です。試験官から止められたからといって、それは減点という意味ではありませんので、安心してください。

スピーキング:パート3

パート2で喋ったテーマに関して、6〜8問ほど掘り下げた質問をされます。受験者の個人的な意見をたずねる質問ではなく、一般的な意見が求められる問題が出ます。

また、自分の返答に対して、試験官がツッコミを入れてくることがよくあります。「Why?」「Why not?」「Why do you agree with that idea?」などと聞かれることが多く、試験官が納得するような答えを述べることが理想です。

スピーキングの評価基準

スピーキングの評価基準は4つあります。

  • 「Fluency and Coherence」流暢さと首尾一貫性。沈黙、言い直し、繰り返しが最小限であり、質問の意図を汲み取って分かりやすく説明できる
  • 「Lexical Resource」語彙力の豊富さ。語彙力が多く、適切に使えているか
  • 「Grammatical Range and Accuracy」文法力。文法を幅広く、正確に使えているか
  • 「Pronunciation」発音。聞き取りやすいクリアな発音ができているか

意外かもしれませんが、この4つの評価基準のうち、最も短期間で伸ばしやすいのは「発音」です。

IELTSのスピーキング対策に関して

スピーキング対策に関してはこちらの記事を参考にしてください。

あわせて読みたい
IELTSスピーキングの対策。パートごとに解説します。 IELTSスピーキングの対策は、パート1〜3で出やすい話題を事前に把握し、本番で話を止めずに続けられるように準備しておくことです。パートごとの出題傾向と対策に加えて、本番で使えるフレーズや印象を良くする振る舞いまで解説します。

IELTSの目標スコア早見表

IELTSにはバンドスコアというそれぞれの技能に対するスコアが算出されます。ですので、4つの技能全てのバンドスコアを足して平均するとオーバーオールが出ます。自分の正答数がどれぐらいのバンドスコアに相当するのかチェックしてみましょう。

リスニングのバンドスコア早見表

正答数 バンドスコア
39-40 9
37-38 8.5
35-36 8.0
32-34 7.5
30-31 7.0
26-29 6.5
23-25 6.0
18-22 5.5
16-17 5.0
13-15 4.5
11-12 4.0

リーディング(アカデミック)のバンドスコア早見表

正答数 バンドスコア
39-40 9
37-38 8.5
35-36 8.0
33-34 7.5
30-32 7.0
27-29 6.5
23-26 6.0
19-22 5.5
15-18 5.0
13-14 4.5
10-12 4.0
8-9 3.5
6-7 3.0
4-5 2.5

リーディング(ジェネラル)のバンドスコア早見表

正答数 バンドスコア
40 9
39 8.5
37-38 8.0
36 7.5
34-35 7.0
32-33 6.5
30-31 6.0
27-29 5.5
23-26 5.0
19-22 4.5
15-18 4.0
12-14 3.5
9-11 3.0
6-8 2.5

ライティングとスピーキングのバンドスコア

この2つに関しては、先ほどこのページで紹介したそれぞれの「評価基準」によって決められます。

IELTS対策、何から始めたらいいの?

まずは、自分が何のためにIELTSを受験するのか知ることが先決です。

IELTSを使って何がしたいかという目的が決まったら、次は目標スコアを計算してください。この時、IELTSを一度受けてみて、現在の実力を知るのも一つの手です。

今自分がどれぐらいの実力があるのかが分かると、目標が立てやすくなるからです。そして目標を立てたら、後は勉強するのみです。

IELTSの初心者は初心者向け10の対策とロードマップの「IELTS初心者のための10ステップ」を参考にしてください。

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