難しい単語も多すぎ!!
答えが書いてある場所なんて全然わかりません!!
こんな悩みを解決します。
この記事の内容
- IELTSのリーディングが難しいと感じるワケと対策
当校について
2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設され、12年間に渡って1,500人以上の日本人を指導。
リーディングはIELTS初心者が最初にぶち当たる壁です
受験勉強でシッカリ英語を勉強してきて、そこそこ英語学習に時間を費やしてきた人であれば、ある程度の英文を読める力を持っている方は多いかと思います。
しかし、実際にIELTSのリーディングとなると、
- 「何回読んでもサッパリ頭に内容が入ってきません!」
- 「頑張って読もうとしてみるものの、何度も何度も同じ文章を読んじゃったりしちゃいます・・・。」
- 「いやいや、知らない単語多すぎでしょ!!結局全部知ってないと意味ないじゃんコレ!!」
こんな悩みを持っている方は多いのではないでしょうか?
リーディングが難しい理由1:英文を理解したつもりになっている
普段から英文を読まない人に、この傾向はよく見られます。
本文の意味を理解する前に目が先へ先へと進んでしまって『読んだ気』になっているという現象です。
これの何が恐ろしいかというと、
『理解が薄い状態で本文を読んだ気になる→イメージが沸かないまま、問題へ戻る→答えがわからない→また本文へと戻って意味を確認する』
というループが何度も起こってしまうことです。
その結果、『時間が足りない・・・。』となるんですね。
英文を一発で理解するための対策
リーディングのパッセージの内容はアカデミックなものが多いですが、この現象が起こってしまう人は、そもそも今回のパッセージはどのような内容の話が展開されるか、という概要を予想できていないことが多いです。
しっかりと理解しようという意識があるかないかで設問と本文の行き来の回数が少なくなります。
スキミングやスキャニングといったスキルも大切である一方、実はじっくり読み解く意識で取り組んだ方が時間通りに解けたりすることも多いです。
リーディングが難しい理由2:圧倒的な単語不足
IELTSのリーディングを難しく感じる一番の原因は、単語力の不足であることが多いです。
単語力がなさすぎてそもそも問題の内容すら理解できない人は、これが主な原因です。
学生時代に英語が得意だった人でさえ、IELTSのリーディングとなると、単語力が原因でスコアメイクに苦しむ人は多いです。
知っている限りの単語を必死に拾って読み進めてみても、本文の該当箇所がそもそも特定できず、そして時間の配分すらうまくいかず、タイムアップからのゲームオーバー。
リーディングが難しい理由3:IELTS特有の言い換えに慣れていない
IELTSのリーディングには、IELTS特有の言い換えが存在します。
- 「問題文と本文での言い換え表現を知らなかった(または気づけなかった)ので、該当箇所を特定できなかった。」
- 「そもそも該当箇所の単語が分からなかったから解けなかった・・・。」
という声はよく聞きます。
言い換えへの対策
これはリスニングに関しても同じことが言えますが、問題を解いているときに同義語を頭の中でイメージしながら本文を読めているか、が非常に大きなカギとなります。
例として、”possibility”という単語が設問で使用されているのに対して、本文では”chance”や”likelihood”と言い換えられていることがよくあります。
問題によっては、頻出の言い換えを覚えておくことで該当箇所をすぐに見つけられ、読む時間をかなり削減することができることもしばしばあります。
その他、IELTS頻出の同義語についてはIELTS リーディング【最頻出言い換え10選】でも紹介しています。
IELTSリーディング対策のカギ
リーディングにおいて一番大切なことは、主語と本動詞を意識して文章を訳していくことです。
どういうことかというと、IELTSのリーディングをマスターする上で一番大切なのは中学校一年生で習う「文型の理解」だということです。
例として、この例文の意味を考えてみましょう。
(昨日私が買った本は面白い。)
では、どのようにその訳を考えましたか?
おそらく多くの人が、
のように意識的、もしくは無意識にこれらのカタマリに分解したと思います。
これが文型を理解する大きな意味となります。
つまり、文を読む際、主語がどこからどこまでなのか、そしてどれが動詞なのかという作業を私たちは必ずしています。
その作業をわかりやすくしてくれるのがこの文型の理解であり、これをIELTSのリーディングで意識することによって、文が読みやすくなります。
IELTSリーディングで、その単語本当に必要?
IELTSリーディングの攻略において、単語力がいかに重要かを冒頭で説明しました。
ですが、『覚えるべき単語』と『覚えるべきでない単語』をちゃんと明確にした上で学習をしてください。
IELTSリーディングは、アカデミックな内容が多く、覚える必要がない単語もたくさん出てきます。
必要な単語は覚え、不必要な単語は覚えないことがIELTSにおける効率の良い単語の学習です。
市販の教材である実践IELTS英単語3500は目標レベルごとに単語を分けてくれているので、かなりオススメ。自分の必要なスコアにあわせて必要な単語のみを学習することができます。
もっと具体的な単語の暗記法は【知ってた?】IELTSの単語は接頭語と接尾語で暗記!!を読んでください。
結論:やっぱり基礎的なリーディング力がないと難しい
IELTSの解き方やコツは確かに存在しますが、それだけではスコアメイクはできません。
当然のことですが、基本的な読解力がないともちろんリーディングのスコアは伸びません。
リーディングだけでなく、英語は少し勉強しただけで伸びるものではありません。
長い目で計画を立てて、継続的な学習を行うことが大切です。
まとめ
『IELTSリーディングは難しい?いいえ、原因と対策が分かれば大丈夫です』をまとめました。
IELTSリーディングは、以下の4つが主な対策です。
- 効率の良い単語の学習
- 言い換え表現をたくさん知ること
- 英文を一発で理解できるようにトレーニング
- 文型を意識して読んでみる