こんな悩みに答えます。
この記事の内容
- IELTSリーディング5.0の難易度?
- リーディングで5.0以上取るには?
当校について
2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設され、11年間に渡って1,000人以上の日本人を指導。
IELTSリーディング5.0難易度
IELTSアカデミックリーディングで5.0以上とるためには、40問中、15問から18問の正解数が必要です。約3~4割正解できれば取れるスコアなので難易度はそこまで高くありません。下の表をみて、正解数ごとのスコアを確認してみてください。
BandScore | 9 | 8.5 | 8.0 | 7.5 | 7.0 | 6.5 | 6.0 | 5.5 | 5.0 | 4.5 | 4.0 | 3.5 | 3.0 | 2.5 |
Score /40 | 39-40 | 37-38 | 35-36 | 33-34 | 30-32 | 27-29 | 23-26 | 19-22 | 15-18 | 13-14 | 10-12 | 8-9 | 7-7 | 4-5 |
IELTSの5.0ですが、IELTS 5.0のレベルってどれくらい難しいの?難易度と対策。で紹介したように、他の試験で言うと、英検2級、TOEICでは550~600点程度に相当するレベルになります。
リーディングで5.0を以上をとるには?
では、具体的に1ヶ月で、5.0以上とるにはどうすればいいのかを解説します。
まずは、問題を解きましょう。問題集は、ケンブリッジのこちらの問題集を使いましょう。こちらの問題は実際に試験問題を各4回分収録してあり、今の自分の実力を測るには最適な問題集になります。まだIELTSを受けたことがなく、自分がどれぐらいのスコアを取れるのかわからない方はまずは、この問題を解いて確認してみましょう。
60分で解いてみて何問正解できるのかを確認してみてください。この時点で、15問以上取れてしまう場合は、リーディングでは5.0以上は取れるはずなので他の技能の勉強に当てるといいでしょう。
具体的な戦略
もし、15問以上正解できなかった場合は、以下のポイントを確認して、ぜひ実践してみてください。
問題文から読む
IELTSを始めたばかりの人に多いのですが、本文を全て読んでから、問題にを解くという方がいます。これは絶対にやめて、問題文から読むようにしましょう。IELTSのリーディングでは、60分に対して問題数が40問と時間がかなりシビアです。本文を先に読んでしまうとかなり時間ロスになってしまい、かつ内容が難しいので全文読んだとしてもどんな話なのかよくわからないという可能性もあります。必ず問題文から読んで、該当の箇所を探すというくせをつけていきましょう。
ただし問題文の意味はわからないと正解するのが難しいです。間違えた問題の問題文の意味が取れているのかどうかは復習の際に必ず確認するようにしましょう。
取る問題と捨てる問題をはっきりと決める
次に、重要なのは、どの問題をとり、どの問題を捨てるか決めることです。どの問題を優先して取るべきなのかは、リーディング問題タイプ別の対策を読んでみてください。当校では、どうしても短期間で5.0をクリアしたいという場合には、「単語穴埋めの問題を最優先して解きましょう」とお伝えしています。単語の穴埋めの問題とは以下のような形式の問題になります。
なぜ単語の穴埋め問題を優先して解くべきなのか
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該当箇所が固まっているケースが多い
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時系列順に答えが出てくるので答えを探しやすい
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単語の言い換えで解ける問題が多い
例えば、こちらの問題では、40問中17問がこの単語の穴埋め問題になっています。ここだけ全問正解することができれば、5.0以上はこれだけで取れてしまう計算になりますね。かなり極端ですが、こういった思い切った割り切りが必要です。中途半端に全部の問題を解こうとしても時間が足りず、よく意味もわからないまま終わってしまうというケースが多いので、このようにどの問題を優先し、どの問題を捨てるのかをはっきりと決めるようにしましょう。
単語の穴埋め問題の攻略法
1.まずは問題文を理解します。
当たり前ですが、問題文の意味がわからないと正解するのは難しいです。例えば先ほどの問題の1番では、
building a ‘magical kingdom’ may help develop ________
となっていますがきちんと意味は取れるでしょうか?
「魔法の城」を立てることは〜を発展させることに役に立つ。となります。ここでの、「魔法の城」とは、子供がおもちゃで作る魔法の城のことです。
2.どんな単語が入るのかを推測する
問題文の意味が取れたら次にどんな単語が入るのかを予測しましょう。先ほどの例でいうと、
「魔法の城」を立てることは〜を発展させることに役に立つ。
子供がおもちゃで「魔法の城」を立てることによって〜を発展させるなので、子供の何か能力を表す単語が入りそうですね。
3.該当の箇所を探す
次に該当の箇所を探します。本文中から該当の箇所を探して行く際は、問題文にヒントがないかを確認しましょう。先ほどの問題でいうと、’magical kingdom’とクオテーションになっているので、おそらくこれは本文中にもそのまま登場しているはずです。他にも、年号、人物名、固有名詞など入る場合があるのでそれらが問題文に含まれている場合はヒントにして探していきましょう。
また、単語や文章の言い換えもヒントにしていきましょう。先ほどの問題では、問題文にhelpとありましたが、本文中にはhelpingと登場して言い換えられています。単語の言い換えもヒントにして探していくとさらに答えが見つかりやすくなるでしょう。
復習する
最後に復習方法を紹介します。短期間で、リーディングを5.0まで仕上げるには先ほどお伝えしたように、取る問題、捨てる問題の割り切りが重要です。復習も同様で、全て丁寧に確認してしまうと、時間がかなりかかってしまいます。なので以下のポイントを参考に復習してみてください。
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取る問題の問題文を完璧に理解する
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本文中の該当の箇所を探し、該当の箇所の意味を理解する
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問題文と該当箇所の言い換えをまとめる
この3つを意識して復習できるといいでしょう。
最後に
短期間でスコアを取らなければならない場合、効率の良い勉強方法が必ず必要になります。もし、どうしたらいいのかわからない、何から始めたらいいのかわからないという方は、当校の無料のカウンセリングで一度ご相談ください。