IELTSは、日本国内のCD-IELTS(コンピューター受験)であれば11歳から受験できます(2026年9月時点・日本英語検定協会の案内より)。
ただし、受験できる年齢と、学習で結果を出せる年齢は別の話です。年齢そのものが英語力の伸びを決めるわけではなく、大人には大人に合った覚え方があります。
この記事では、IELTSの受験年齢の条件と、大人ならではの効率的な学習法をあわせて解説します。
この記事の執筆者

RikuとKohei(IELTS講師・二人ともIELTS Overall 8.0)。2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設されたスクールを運営し、12年間で1,500人以上の日本人を指導してきました。その経験と公式情報の裏取りをもとに、このブログを執筆しています。
( note:【IELTS攻略チャンネル】スクール生の実績 )
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IELTSは何歳から受けられる?
IELTSは11歳から受けられ、上限の年齢はありません。ただし16歳未満は保護者による申し込みが必要です。受験できる年齢について、日本英語検定協会の公式サイトには次のように明記されています。
「試験日時点で11歳未満の方は受験できません。また、16歳未満の方は未成年者保護の観点から、受験者ご本人ではなく、保護者の方によるお申し込みが必要です。」
IELTS(特に暗記系)に年齢は関係ない
結論として、IELTSは社会人であれば年齢による有利・不利は存在しません。暗記系の対策も、覚え方を工夫すれば年齢は関係ありません。当校では、よく以下のようなコンプレックスを抱えたお問い合わせをいただきます。「そろそろ年齢も年齢ですので・・・英語学習がキツイです・・・」「年を取ってから記憶力がメチャクチャ落ちています・・・」
では、なぜ「社会人」なのでしょうか。英語とは関係ない「人生経験」が要求される場面がよくあるからです。IELTSはアカデミックな内容であり、英語以外の背景知識が要求される場面が多々あるからです(そういった意味では、高校生にとっては難しいこともしばしば)。
これはライティングとスピーキングにおいて、自分のアイデアを述べる時によくあることです。例えば、以下のような「ある程度の人生経験が要求される」問題が出題されることもあり、人生経験という面では大人の方が有利です。
- Is it important to give prizes at school?(学校で生徒に賞を与えることは重要ですか?)
- What is the relationship between a high salary and happiness in the workplace?(職場における高い給料と幸せの関係性はなんですか?)
- Do children and adults face the same kind of challenges?(子供と大人は同じような課題に直面しますか?)
大人はアイデア力が有利なのは分かりましたが、「英語力」という点でいうと、年齢が高いと不利だと思う人も多いでしょう。ですが、「高い年齢 ≠ 低い英語力」です。
年齢を危惧している人は、おそらく「記憶力(単語の暗記)」が心配なんでしょう。
年齢を理由に諦めてしまうと、そこで学習の工夫を止めてしまいがちです。スコアを達成される人は年齢に関係なくスコアを達成されますし、若くてもスコアを達成することができない人もいます。
当校の指導経験から見ても、年齢よりも学習の進め方が結果を左右します。後述するEruさんのように、忙しい社会人でも結果を出せます。
IELTSと年齢ごとの暗記方法
大人に合った暗記方法は、理屈や論理を絡めて覚えることです。IELTSでは、たくさんのボキャブラリーや表現、そして基礎文法を覚えることが必要になってきます。
そして、子供は語学習得の天才なので子供の方が語学の学習に長けているというのは事実です。ただし、大人は子供の真似をするだけでは、物事を覚えることはできません。なぜなら、子どもと大人の脳の構造は全く違うからです。
子供は九九のような、意味のない数字の羅列を簡単に覚えることができます。しかし大人はそうはいきません。子どもと大人では、覚え方そのものを変える必要があります。
論理的に覚えると忘れにくくなるから、応用が利きますし、有用性もかなり高くなります。
いわゆる丸暗記は年齢を重ねるにつれて難しくなってきますので、それが原因で「記憶力が落ちた」と錯覚する人が多いのでしょう。こちらの記事では、大人であれば全員知っておくべき「記憶に定着しやすい単語の暗記法」を紹介しています。接頭語と接尾語を使った単語の暗記法を見る
IELTSと年齢、そして好奇心の関係性
IELTSと年齢の関係で見落とされがちなのが「好奇心」です。大人になって記憶力が落ちたと感じるもう一つの原因といえます。
それは、「好奇心」や「探求心」が年齢とともに薄れてくるからではないでしょうか?
子供は触れるもの全てが新鮮で、彼らを取り巻くすべてが新鮮なはず。しかし、残念ながら、大人になると何かに興味を持つ機会が減ってきます。
実際に、社会人になって年数が経ってから本格的に英語学習を始めて、結果を出した受講生もいます。Eruさんは現役の小児科医として働きながら子育てと両立し、3ヶ月でOA6.0からOA7.0まで伸ばしました。
「私は30代後半で、働きながら子育てもしているような立場にあります。」
大人になると、仕事・子育て・健康の3つが大きい興味の対象となる方がほとんどでしょう。好奇心が掻き立てられないから、IELTSどころか、英語自体に興味を持つことが難しい人も多いはず。
興味が出ないから勉強にやる気がでない、そしてやる気がないから勉強の質も低くなり、勉強が苦手だと誤解する・・・といった流れです。
そういう人は、自分が興味のあることに関連付けて英語の学習を始めるべきです。リーディングであれば、自分の興味がある内容が英語で書かれている記事を読み、ライティングであれば、まずは興味のあることしか書かない、といった具合です。このように工夫できる分、むしろ勉強は大人の方が有利だと言えるでしょう。
年齢を気にするより先に、IELTS試験そのものの全体像を知りたい方はIELTS試験の全体像と対策をまとめて見るをご覧ください。自分の英語力から今のスコア目安を知りたい方は自分の英語力からIELTSの難易度とスコア目安を確認するも参考にしてください。
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