IELTSを受験するメリットは、TOEFLと比較したときのスピーキング形式・試験時間・スコアの算出方法の違いと、4技能をバランスよく伸ばせる英語学習としての価値の大きく2つに分けられます。TOEFLとの併願を迷っている方にも、英語力を底上げしたい方にも役立つよう、それぞれの視点からメリットを整理しました。
この記事の執筆者

RikuとKohei(IELTS講師・二人ともIELTS Overall 8.0)。2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設されたスクールを運営し、12年間で1,500人以上の日本人を指導してきました。その経験と公式情報の裏取りをもとに、このブログを執筆しています。
( note:【IELTS攻略チャンネル】スクール生の実績 )
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IELTSとは?
IELTSとは、「International English Language Testing System」の頭文字をとったもので、イギリス、オーストラリアの複数の団体が共同で運営している試験です。
概要に関して詳しく知りたい方はまずは、
IELTS対策まとめ【概要と対策を全て解説】
を読んでみてください。
TOEFLと比較した際のメリット
大学や大学院進学のために英語のスコア証明が必要な方は、IELTSとTOEFLのどちらを受けるべきか悩むことがあります。もちろん一概にどちらがいいとは言えませんが、TOEFLと比較した際のIELTSのメリットをまとめます。
- スピーキングが対人
- 試験時間が短い
- スコアの端数処理に公式ルールがある
IELTSを受ける場合のメリットは、この3つが非常に大きいです。
スピーキングが対人
まず、IELTSのスピーキングの試験では、試験官と1対1で行われます。それに対して、TOEFLのスピーキングでは、マイクに向かって周りの受験生たちと一緒に行うことになります。
対人の方が緊張してしまうから、マイクに向かって話す方がやりやすいという人もいるかもしれませんが、おそらく多くの人は、1対1で集中して人相手に行えるIELTSのスピーキングの方がやり易さを感じるのではないでしょうか?
試験時間が短い
次に、試験時間がIELTSの方が短いというメリットがあります。
IELTSのリーディングは60分、リスニングは約30分です。TOEFLは試験ごとに時間配分が変わることがあるため、正確な試験時間はETS公式サイトで最新の情報を確認してください。ただし、IELTSの場合は、スピーキングの試験までにかなり待ち時間が空くことがあります。(会場による)
スコアの端数処理に公式ルールがある
最後に、スコアの算出方法です。IELTSの平均は単純な四捨五入ではなく、公式ルールで端数の扱いが決まっており、条件によっては切り上げになります。
例えば、リスニング7.0、リーディング7.0、ライティング6.5、スピーキング6.5となった場合、平均は6.75です。公式の採点ルールでは、平均が0.75以上になると次の整数バンドへ切り上げられるため、この場合のOverallのスコアは7.0になります。
そのため、Overallでのスコアメイクが比較的しやすいのもメリットの1つとなります。端数の扱いをもう少し詳しく知りたい方は、バンドスコアの計算方法を解説した記事もあわせて参考にしてください。
英語学習としてIELTSを選ぶメリット
英語学習としてIELTSを選ぶメリットは、4技能をバランスよく伸ばせることです。特定の目的はないが「とにかく英語力をあげたい」と思っている方にも向いています。
全ての技能を学べる
IELTSでは、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングと全ての技能が出題されます。そのため、インプットだけでなく、ライティングやスピーキングのアウトプットも伸ばすことができます。
試験学習となるとどうしても、リーディング、リスニングが中心となることが多い中、ライティングやスピーキングを試験対策を通して体系的に学ぶことができるのが大きな魅力です。
よく「IELTSを勉強することで英語力は底上げされるのか?」という質問を受けます。
答えは、YESです。英語の試験と聞くと、何かテクニック的なものがあれば点が取れてしまい、実際の英語力と直結しないのではないかと思う方も少なくはないかもしれません。ですが、IELTSは付け焼き刃的な知識やテクニックではむしろいいスコアを取ることは難しく、バランスのいい英語力がそのままスコアにあらわれる試験です。
「英語を勉強したいが、闇雲に勉強するにはモチベーションが上がらない」「かといって試験に偏りすぎて実践的でないものは好ましくない」IELTSはそんな方におすすめできる試験です。
色々なジャンルの出題があり面白い
IELTSでは、問題のジャンルが幅広く出題されます。化学、芸術、ビジネス、環境、教育、など自分の得意なジャンルやあるいは、全く知識のないジャンルに関しても出題され、内容自体が興味深いものも多いです。
そのため、毎回同じような話に飽きてしまうということは比較的少ないのではないでしょうか。
イギリス英語を学べる
IELTSでは、イギリス英語がメインとなります。日本の場合、学校では通常アメリカ英語を習うので、イギリス英語に興味があるという方はいい勉強になるはずです。
「イギリス英語を勉強するとアメリカ英語がわからなくなってしまうのでは?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、発音や使われる単語や表現がやや異なるだけでベースは変わらないので安心してください。
ここまでのメリットを踏まえて受験を決めたら、次はTOEFLとの比較でよく挙がるCELPIPとの違いも知っておくと安心です。IELTSとCELPIPの比較もあわせてご覧ください。
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