Advantage and Disadvantageエッセーは、ある事柄の利点と欠点について問われるIELTSライティングTask2の出題タイプです。この記事では、パラグラフ構成とサンプルアンサーの書き方を解説します。
この記事の執筆者

RikuとKohei(IELTS講師・二人ともIELTS Overall 8.0)。2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設されたスクールを運営し、12年間で1,500人以上の日本人を指導してきました。その経験と公式情報の裏取りをもとに、このブログを執筆しています。
( note:【IELTS攻略チャンネル】スクール生の実績 )
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Advantage Disadvantageエッセーとは?
Advantage and Disadvantageタイプとは、ある事柄の利点(メリット)と欠点(デメリット)について述べる形式のエッセイです。
Recently, international travel is getting more and more popular in some countries.
Do the advantages of this situation outweigh the disadvantages?
例題2
Children are continuously surrounded by numerous advertisements.
Do you think the advantages of this situation outweigh disadvantages?
例題3
At the present time, the population of some countries includes a relatively large number of young adults, compared with the number of older people.
Do the advantages of this situation outweigh the disadvantages?
「Do the advantages of this situation outweigh the disadvantages?」
「What are the advantages and disadvantages of this situation?」
と問われていたら、Advantage and Disadvantageタイプだと判断します。
advantageがdisadvantageを上回っているか?と聞かれるパターンか、advantageとdisadvantageは何かと問われるパターンがあります。どちらかといえばどちらが上回っているかと聞かれるパターンの方が多いので、まずは今回伝える書き方をマスターしましょう。
似た問われ方でも、社会の変化がpositiveかnegativeかを問う問題は別のタイプです。書き方はPositive or Negativeタイプの書き方で解説しています。
Advantage Disadvantageエッセーのパラグラフ構成
Advantage and Disadvantageエッセーのパラグラフ構成は、導入・Body1(Advantage)・Body2(Disadvantage)・結論の4段落です。
- 導入(イントロ)
- Body1(Advantage)
- Body2(Disadvantage)
- 結論(コンクルージョン)
Body1では「advantage(利点)」について書き、
Body2では「disadvantage(欠点)」について書きます。
「どちらが上回っているか」を考慮して、
より強い方を後半(Body2)に書くという意見もありますが、
まずはこの基本の順番で統一して書いてみましょう。
大切なのは、advantage と disadvantage の両方に必ず触れることです。
片方だけにならないよう、バランスを意識してください。
Advantage Disadvantageのアウトライン
Advantage Disadvantageのアウトラインは、advantageとdisadvantageをそれぞれ2つずつ挙げて整理するのが基本です。先ほどの4段落構成のとおり、Advantage と Disadvantageどちらも説明する必要があるので、アウトラインではどちらもまとめる必要があります。今回はこちらの問題を使って考えていきましょう。
International travel is getting more and more popular in some countries.
Do the advantages of this situation outweigh the disadvantages?
日本語訳(意訳)
近年、一部の国では海外旅行がますます人気になってきています。
この状況において、メリットはデメリットを上回っていると言えるでしょうか?
というお題になります。
advantageとdisadvantageそれぞれ回答する必要があるので、2つずつ挙げるようにしましょう。
まずは、advantageを考えてみましょう。
- 経済の発展
- 異文化理解
まず、1つ目の「経済の発展」に関してです。これは、観光客が増えることで経済が発展し、雇用も増えるという内容が書けそうです。この「経済発展につながる」という理由は鉄板ネタなので、困ったときには「経済的な観点から理由が書けないか?」を考えてみるとよいでしょう。
2つ目の理由としては、「異文化理解」が挙げられます。海外旅行は、多文化理解の機会を与えてくれるため、その結果として自分の視野が広がるという流れで説明ができます。この「cultureの理解につながる」という視点も、IELTSライティングで汎用性の高い意見なので、使い回しやすく便利です。
次にdisadvantageです。
- pollutionにつながる
- 独自の文化の消失につながる
1つ目の「pollution(汚染)につながる」に関しては、観光客が増えることで、それにともなってゴミの問題が深刻になるなどと説明することができます。2つ目の「文化の消失」に関しては、海外旅行が増えることで、大きな国の文化(例:英語圏や西洋文化など)ばかりが人気になり、その結果、自国の文化に影響が出てしまうという流れで説明ができそうです。
Advantage Disadvantageエッセーのボディの構成は、advantageを先に書く型と、disadvantageを先に書く型の2パターンがありますが、今回はadvantageを先に書く型に沿っていきます。
Advantage and Disadvantageタイプのイントロ
Advantage and Disadvantageタイプのイントロは、問題文のパラフレーズと自分の意見の2つで構成します。
イントロはどのタイプでも書き方は共通になります。
- 問題文のパラフレーズ
- 自分の意見
今回の問題文は、
International travel is getting more and more popular in some countries.
こちらなので、これをパラフレーズします。
People nowadays increasingly travel abroad compared to the past.
ポイントは increasingly の使用です。
「ますます増えている」「ますます人気になっている」と表現したいときに、とても便利な単語です。
「ますます多くの人が〜」と言いたいとき、
more and more people を使いたくなる人が多いですが、
これは少しカジュアルな印象があるため、ライティングでは避けるようにしましょう。
また、導入文で Nowadays や These days からスタートするサンプルをよく見かけますが、
こうした語で始めるとテンプレートっぽさが出てしまうため、文頭での使用は控えるのが無難です。
たとえば、people nowadays のように、
nowadaysを文中で使うと自然な印象になります。
最後に、問題文のパラフレーズができたら、質問への答え(自分の立場)をまとめて、導入文を完成させましょう。
こちらが回答例になります。
まず、どちらが上回っているのかをはっきり述べます。
今回は「advantage(利点)」の方が大きいという立場なので、
more benefits than drawbacks と書いて、利点の方が大きいとはっきり示しています。
この「advantage and disadvantageタイプ」では、
advantage / disadvantage の言い換え表現を知っておくことが重要です。
【advantage の言い換え例】
- benefits
- positive aspects
- advantageous(形)
- beneficial(形)
【disadvantage の言い換え例】
- drawbacks
- negative aspects
- problems
- disadvantageous(形)
- problematic(形)
毎回すべてを言い換える必要はありませんが、
適切な場面で自然に言い換えられるとスコアアップに繋がります。
そして、どちらが上回っているかを述べた後は、
その理由を簡単にまとめます。今回は、as 以下が「利点の方が大きい理由」になっており、この部分では、これから Body パートで書く具体的な理由を要約しておくと効果的です。
Advantage and DisadvantageタイプのBody1
Body1では、advantageに関してまとめます。先ほどアウトラインでまとめたadvantageをもう一度確認しましょう。
International travelのadvantageとして
- 経済の発展
- 異文化理解
の2つをあげていました。
Body1の段落は基本的にこのような構成で書くことを推奨します。
- advantage1
- サポート1〜2文
- advantage2
- サポート1〜2文
まず最初に、Despite the minimal drawbacks below という表現から始めています。
これは「これからデメリットにも触れるけれど、それを上回るメリットがある」という立場を明確にする表現です。
今回のように、「メリットとデメリットのどちらが上回っているか」を問われる問題では、
このような導入文を使うことで、自分のスタンスをはっきりさせることができます。
次に、1つ目の理由を述べています。
ここでは strongly や significant などの強い表現を使って、
「メリットが大きい」という立場を強調しています。
続いて、サポート文を加えています。
この中で使われている not only A but also B「AだけでなくBも」 という表現は、
表現の幅をアピールする上で非常に便利で、ライティングでもよく使われる構文です。
次に、2つ目のadvantage(利点)として
cross-cultural interactions「異文化交流」 というテーマが登場します。
この cross-cultural は「複数の文化をまたいだ」という意味の形容詞で、
やや高度な語彙ですが、使えるようにしておくと印象アップに繋がります。
その後に続くサポート文では、
Such exchanges という「such + 名詞」の形で前の内容を受けています。
これは、「異文化交流」という前文の内容を繰り返さずに自然につなぐテクニックで、Coherence and Cohesion(文章の一貫性とつながり) をアピールするのに効果的です。
また、broaden perspectives(視野を広げる) という表現も、
多文化理解のメリットとして非常に自然かつ評価されやすいフレーズです。
このように、「such + 名詞」で内容を受ける書き方は、
バンド6.5以上を目指すなら必ず取り入れたいスキルの1つです。
Advantage and DisadvantageタイプのBody2
Body2では、disadvantageをまとめます。
アウトラインで考えていたdisadvantageはこちらになります。
- pollutionにつながる
- 独自の文化の消失につながる
これらをまとめていきます。
構成はこのようになります。
- disadvantage1
- サポート1〜2文
- disadvantage2
- サポート1〜2文
まず1行目で admittedly という単語を使って始めています。
この単語は「利点の方が大きいけれど、欠点もある」ということを素直に認めるときに使います。
今回のように、「advantage の方が上回っている」 という立場を示すときには、
この単語を使うことで、自分の立場を明確にすることができます。
次に、1つ目のdisadvantage(欠点)について述べています。
ここでは、「海外旅行をする人が増えると、旅行先の環境が悪影響を受ける可能性がある」
という点に触れています。
具体的には、littering「ゴミのポイ捨て」 とnoise pollution「騒音の問題」をあげています。
そして次に、however「しかし」 を使って、
このデメリットをどう対処できるかを説明しています。
ここでは、「ガイドラインを厳しくすれば、そのような汚染問題は最小限にできる」と述べており、デメリットを和らげるテクニックを上手に使っています。
このように、デメリットを挙げてから、それを打ち消すような内容を続ける
という構成は、「どちらが上回るか」を問われるタイプのエッセイで非常に効果的です。
続いて、2つ目のdisadvantage について述べています。
アウトラインでは「文化の消失」として挙げていた部分です。
ここでは loss of identity「文化的な独自性の喪失」 という言い換えを使って、
少しフォーマルでレベルの高い表現をしています。
最後に、サポート文を加えて、
2つ目のdisadvantageに関する説明をしっかりと締めくくっています。
このように、「disadvantageを認めた上で、それをどう補うか」をしっかり書くことで、
advantageが勝っているという主張に説得力を持たせることができます。
Advantage and Disadvantageタイプのコンクルージョン
Advantage and Disadvantageタイプのコンクルージョンは、in conclusionで始め、althoughで反対側にも触れたうえで自分の立場をもう一度まとめます。
コンクルージョンの役割は、イントロと同様で、今までのまとめになります。
In conclusion, although the growth of international travel has some potential drawbacks such as noise pollution and the loss of cultural identity, I believe that the advantages outweigh the disadvantages, particularly in terms of economic growth.
まず出だしは、in conclusionで初めてOKです。
althoughで、international travelにはdrawbacksもあることをフォローします。
その後に、I believe以下でそれでもpositiveな面が上回っていることをまとめます。
似た構成で書くタイプとして、Cause and Solutionエッセーの構成もあわせて確認しておきましょう。エッセータイプ全体の一覧はTask2エッセイ5パターンの対策と書き方にまとめています。
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コメント
コメント一覧 (2件)
為になる記事をありがとうございます。Secondlyの後のchildrenは必要でしょうか?
コメントありがとうございます!
このchildrenは入力ミスでしたので、先ほど修正させていただきましたm(_ _)m
ご指摘ありがとうございます!