IELTSライティングで文字数が足りないときは、暗記した表現を増やすことよりも、ライティングのストラクチャー(型)を理解することが最も効果的な対策になります。この記事では、ストラクチャーの理解に加えて、丁寧に書くこと・アイデアを練り上げること・表現力を磨くことという4つの対策を、Task1・Task2の実例つきで紹介します。
この記事の執筆者

RikuとKohei(IELTS講師・二人ともIELTS Overall 8.0)。2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設されたスクールを運営し、12年間で1,500人以上の日本人を指導してきました。その経験と公式情報の裏取りをもとに、このブログを執筆しています。
( note:【IELTS攻略チャンネル】スクール生の実績 )
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IELTSライティングの文字数とペナルティ
IELTSのライティングで、初心者が必ずと言っていいほどぶち当たる問題。それがライティングの文字数不足。
アカデミックとジェネラルに限らず、Task1では150文字、Task2では250文字以上を書き上げなければならないというルールがあります。
「書く内容がない!」と言う方がほとんどですが、今回は文字数不足への対策を紹介します。
そもそも、文字数が足りないとどうなるのか?
結論、断言はできませんが、スコアが下がる可能性は高いです。
以前、「250語に足りないとタスクレスポンスが 自動でマイナス1 になる」という噂がありましたが、これは公式には確認されていません。
ただし、コンピュータ試験では文字数が正確に把握されるため、文字数不足=減点につながりやすいのは体感として明らかです。採点者から見ると、内容の深さや展開の十分さを判断しにくくなるからです。
特に6.0以上を安定して狙う場合、250 wordsを書き切る力は必須と考えてください。
言い換えれば、指定語数を満たさずに自分の目標スコアを達成するのは、ほぼ不可能です。
ライティングで文字数が足りない場合の3つの対策法
「具体的にどういった対策法があるのか?」もちろん、根本的な単語、文法力は必須です。
ですがそれだけでは250ワード以上を書き上げることは難しい人がほとんどです。今から4つの対策法をお伝えするので1つ1つ実践をしてみてください。
- ストラクチャーを理解する
- 丁寧に書く
- アイディアを練り上げる
- 表現力を磨く
1. ストラクチャーを理解する
文字数不足を解消するために、最も重要なのが、「ストラクチャーを理解する」ことです。ストラクチャーとは簡単にいうと、ライティングの型のようなものです。例えば、Task2のDiscussionタイプでは、
- イントロ
- Body1(Some)
- Body2(Others)
- コンクルージョン
といった4段落構成で書く。さらに、Body1では、On the one hand, 〜から始める。など。ストラクチャーを頭に叩き込むことで、回答のフレームワークが身につき、タイプごとによく使う表現も定まったきます。
正直ストラクチャーの理解を完璧にするだけも、文字数不足は格段に解消ができます。詳しくは【6パターン】IELTSライティングTask2の対策を参考にしてください。
2. 丁寧に書く
できる対策としては、丁寧に書くということが挙げられます。ライティングだから、丁寧に書くのは当然だろと思う人がいるかもしれませんが、具体例を見てみましょう。例えば、多くの初心者が、Task1の「プロセス(過程)」タイプの問題で文字数を達成できることなく、終えてしまいます。
丁寧な文章と、そうでない文章の違い
※Cambridge IELTS 12 Test8 Writing Task1
Looking at the diagram in more detail, cold water is pumped down through a tunnel which is 4.5km.
Looking at the diagram in more detail, at the first stage in the electricity generation, cold water is pumped down through a tunnel, which is 4.5 km in depth.
下の文章の太字の部分が、丁寧な表現にするために追加した文章です。このように、プロセス系の問題では「~という段階において、」や「一つ一つの対象について詳しい詳細をより述べてあげること」が大切になります。
Task2でも同じことが言えます。
自分の頭の中の勝手な主観を取り入れてライティングを書くのは避けましょう。試験官にも分かるように、丁寧に説明してあげてください。
受験者の頭の中にある主観(勝手な前提条件)はそれをマークする試験管の頭の中には、存在しません。
Task2の詳しい書き方は目指せハイスコア。IELTSライティングTask2対策。【5つのエッセータイプ】よりご覧ください。
3. アイデア(サポーティングポイント)を練り上げる
アイデアの練り上げが足りないことによる文字数不足も、初心者がよく陥ってしまう問題です。特にTask2では、最初に日本語の下書きをすることが定石ですが、この段階で十分なアイデアを出すことができなければ、当然英語で書き上げる時の文字数も少なくなってしまいます。各段落の一番最初の文章のことをトピックセンテンスと呼びますが、サポーティングポイントとはそのあとに続く文章です。
- 説明(explanation)
- 具体例(example)
- 経験談(experience)
この3つのアプローチでトピックセンテンスを考えます。
具体的なアイデアの出し方はマインドマッピングがオススメ。
IELTSライティングのアイデア出し|マインドマッピングとは?からご覧ください。
4. 表現力を磨く
文字数対策として最後にできることは、表現力を磨くこと。つまり、様々な文法を使用して、物事を詳しく述べることのできる力をつけることです。ライティングにおける表現力は、大きく分けて
- simple sentence
- complex sentence
- advanced complex sentence
の3つに分類されます。ライティングにおける受験者の目標は、丁寧な文章を心掛けながら、”complex sentence”を増やしていくことです。この”complex sentence”を増やしていくことで、文法力もアピールしつつ、文字数対策も自然とできます。
simple sentence
English will remain the global language.
(英語は世界共通の言語であり続けるだろう。)
complex sentence
English will remain the global language because English is the main language for communication in all official environments.
(英語は公式の場においてメインの言語なので、世界共通の言語であり続けるだろう。)
advanced complex sentence
It is said that English, which is spoken by hundreds of millions of people, will remain the global language because English is the main language for communication in all official environments.
(何百万人の人によって喋られている英語は公式の場においてメインの言語なので、世界共通の言語であり続けるだろう、と言われている。)
詳しくはIELTSライティングTask2のスコアを短期間で伸ばす対策の「短期間で伸ばす方法その4:複雑な文法の使用を意識する」の項目をご覧ください。
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