こんな疑問に答えます。
この記事の内容
- IELTS ライティングの概要
- IELTS タスク1 ダイアグラムの書き方
当校について
2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設され、12年間に渡って1,500人以上の日本人を指導。
IELTSライティング試験の概要
IELTSのライティングでは、このようにTask1、Task2と計60分の試験となります。
内容 | 時間 | |
Task1 | 図、表、グラフの要約 | 20分 |
Task2 | 特定のトピックに対してのエッセー | 40分 |
時間配分は、Task1で20分、Task2で40分となっています。最適な時間配分に関しては、IELTSライティングTask1とTask2の時間配分で説明しています。
Task1は、20分ほどで書き上げる必要があり、書き方を全く知らない状態で挑むのは無謀です。問題のパターン毎に書き方を抑えておきましょう。
Task1のダイアグラムとは
ダイアグラムは一言でいうと「図」です。
以下のようなものに見覚えがある人も多いのではないでしょうか。
(Cambridge 公式問題集12より)
Task1では、
- 棒グラフ
- 円グラフ
- 表
- 地図
- (図)ダイアグラム
などの記述問題が出題されます。その中でダイアグラムの出題頻度は比較的低いですが、書き方もなんとなくで終わってしまっている方が多いのが現状です。
Task1ダイアグラムの書き方
まずは全体の構成として、このように書いていきます。
- 問題文の言い換え
- 全体の要約
- プロセスの説明
1. 問題文の言い換え
今回は先ほどの問題を例にみていきます。
問題文
The diagram below shows how geothermal energy is used to produce electricity.
言い換え
The diagram illustrates the process of how electricity is produced from geothermal energy.
IELTSのライティングでは、言い換えが非常に大切です。ダイアグラムの問題に限らず、問題文の言い換えは普段から心がけましょう。
言い換えのポイント
- shows ⇒ illustrates
- how geothermal energy is used to produce electricity ⇒ the process of how electricity is produced from geothermal energy
2. 全体の要約
問題文の言い換えができたら、次に全体の要約をします。
今回は、以下二つのポイントを全体的な要約としてまとめます。
- エネルギーを生み出すための手順が大きく5つに分けられている
- 一番最初の手順では水が使われ、それが最終的に上記となってタービンを回転させている
表現
- overall(概して)
- step(手順)
- turn A into B(AをBに変化させる)
- rotate(回転させる)
3. プロセスの説明
最後に、全体的な動きを細かく、そして丁寧に説明していきます。
ポイントはそれぞれのステップを丁寧に説明していくことです。一つ一つが大雑把な説明になってしまうと、指定の150文字を超えることはできません。
丁寧に説明するテクニックの一つとして、関係代名詞のwhich/whereを使うと効果的でしょう。
また、それぞれの手順を説明していく際に、Firstly/At the fourth stage/The final stage begins with/Afterのようなリンキングフレーズ(繋ぎの表現)も積極的に使っていきましょう。
まとめ
Task1は、短い時間で書き上げることが求められます。それぞれのパターン毎に書き方をおさえて本番に臨みましょう。
この教材では、実際のレッスンでも使っている『ライティングの5つのタイプのストラクチャー』と『スピーキング過去問の模範解答』を、およそ100ページでまとめています。
教材の内容
- ライティングのストラクチャー(サンプル付き)
- スピーキング過去問リストと模範回答(日本語訳付き)
- 約100ページにわたって丁寧に解説
- 初心者から7.0を目指す人まで全レベルに対応