IELTSのバンドスコアとは、Listening・Reading・Writing・Speakingの4技能をそれぞれ1(最低)〜9(最高)の9段階で評価する仕組みです。4技能の平均がOA(Overall)スコアになります。
この平均は単純な四捨五入ではなく、端数が.25なら次の0.5へ、.75なら次の整数へ切り上げ、それ以外は最も近い0.5刻みのスコアになるという公式ルールに従います。この記事では、OAスコアの計算ルール、リスニング・リーディングの正答数換算表(目安)、ライティング・スピーキングの採点基準(Band descriptors)を解説します。
この記事の執筆者

RikuとKohei(IELTS講師・二人ともIELTS Overall 8.0)。2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設されたスクールを運営し、12年間で1,500人以上の日本人を指導してきました。その経験と公式情報の裏取りをもとに、このブログを執筆しています。
( note:【IELTS攻略チャンネル】スクール生の実績 )
IELTSバンドスコアとは?1〜9段階の採点基準
それぞれのスコアの基準は以下の通りです。
1〜9段階のバンドスコア基準表
| 9(エキスパートユーザー) | 英語を自由自在に使いこなす能力を有する。適切、正確、流暢、完全な理解力もある。 |
| 8(非常に優秀なユーザー) | 不正確さや不適切さがみられるが、英語を自由自在に使いこなす能力を有している。慣れない状況下では誤解が生ずる可能性もある。込み入った議論にも対応できる。 |
| 7(優秀なユーザー) | 不正確さや不適切さがみられ、また状況によっては誤解が生ずる可能性もあるが、英語を使いこなす能力を有する。複雑な言葉遣いにも概ね対応でき、詳細な論理を理解できる。 |
| 6(有能なユーザー) | 不正確さ、不適切さ、誤解もみられるが、概ね効果的に英語を使いこなす能力を有する。特に、慣れた状況下では、かなり複雑な言葉遣いの使用と理解ができる。 |
| 5(中程度のユーザー) | 不完全だが英語を使う能力を有しており、ほとんどの状況でおおまかな意味を把握することができる。ただし、間違いを犯すことも多い。自身の専門分野では、基本的なコミュニケーションを取ることが可能。 |
| 4(限定的なユーザー) | 慣れた状況においてのみ、基本的能力を発揮できる。理解力、表現力の問題が頻繁にみられる。複雑な言葉遣いはできない。 |
| 3(非常に限定的なユーザー) | 非常に慣れた状況において、一般的な意味のみを伝え、理解することができる。コミュニケーションの断絶が頻発する。 |
| 2(散発的ユーザー) | 慣れた状況下で、その場の必要性に対処するため、極めて基本的な情報を片言で伝える以外、現実的なコミュニケーションをとることは不可能。英語の会話や文章を理解することは困難である。 |
| 1(非ユーザー) | 単語の羅列のみで、基本的に英語を使用する能力を有していない。 |
進学・移民に必要な目安スコア
ちなみに、日本人受験者のOA平均スコアは5.8前後です(Academic・2024-2025年、IELTS公式サイトの統計による)。自分の現在地や目標スコアとの差を知りたい方はIELTS平均スコアの解説記事もあわせてご覧ください。
OAスコアの計算方法:切り上げ・切り捨てのルール
OAスコア計算ツール
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上のツールは、IELTS公式の切り上げ・切り捨てのルール(端数.25は次の0.5へ、.75は次の整数へ切り上げ、それ以外は最も近い0.5刻み)をそのまま実装したものです。仕組みを理解したい方は、以下の解説も読んでみてください。
IELTSでは、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング、それぞれにスコアがつき、その平均のスコアがOAのスコアとして算出されます。
ただし、ここで誤解されやすいのが端数の扱いです。IELTS公式は、平均値の端数によって切り上げ・切り捨ての扱いを分けています。
- 端数が.25のとき → 次の0.5刻みへ切り上げ
- 端数が.75のとき → 次の整数へ切り上げ
- それ以外は、最も近い0.5刻みのスコアになる
つまり「常に切り上げ」ではありません。平均の端数がどこに位置するかによって、切り捨てられることもあります。
IELTS公式が例として挙げているのは、次のケースです。
この場合、合計値が25.5となり、25.5/4 = 6.25なので
OAは6.5となります(端数.25は次の0.5へ切り上げ)。
一方で、平均が6.125のように「最も近い側」のスコアになるだけのケースでは、切り上げにはなりません。6.125は6.0と6.5のちょうど中間ではなく6.0に近いため、OAは6.0になります。
以下は受講生からもよく質問される例ですが、結果自体は公式ルールどおりの計算です。
こちらは合計値が23.5となり、23.5/4 = 5.875なので
OAは6.0となります(最も近い0.5刻みである6.0になる)。
(2026年9月時点、出典: IELTS公式サイト ielts.org)
リスニング・リーディングの正答数からスコアへの換算表(目安)
リスニング、リーディングは正解数によってスコアが決まります。
ただし、IELTS公式は固定の換算表を公表しておらず、必要正答数は試験の回によってわずかに変動するとIELTS公式(ielts.org)が明言しています。以下の表は目安としてご覧ください。
表は左右にスクロールできます。
リスニング(共通)のスコアごとに必要な正答数
| バンドスコア | 9.0 | 8.5 | 8.0 | 7.5 | 7.0 | 6.5 | 6.0 | 5.5 | 5.0 | 4.5 | 4.0 | 3.5 | 3.0 | 2.5 |
| スコア /40 | 39〜40 | 37〜38 | 35〜36 | 32〜34 | 30〜31 | 26〜29 | 23〜25 | 18〜22 | 16〜17 | 13〜15 | 10〜12 | 8〜10 | 6〜7 | 4〜5 |
例えば、必要なスコアが7.0であれば、30〜31/40正解する必要があります(上の表のとおり、必要正答数は回によってわずかに変わります)。
リーディング(アカデミック)のスコアごとに必要な正答数
| バンドスコア | 9.0 | 8.5 | 8.0 | 7.5 | 7.0 | 6.5 | 6.0 | 5.5 | 5.0 | 4.5 | 4.0 | 3.5 | 3.0 | 2.5 |
| スコア /40 | 39〜40 | 37〜38 | 35〜36 | 33〜34 | 30〜32 | 27〜29 | 23〜26 | 19〜22 | 15〜18 | 13〜14 | 10〜12 | 8〜9 | 6〜7 | 4〜5 |
リーディング(ジェネラル)のスコアごとに必要な正答数
| バンドスコア | 9.0 | 8.5 | 8.0 | 7.5 | 7.0 | 6.5 | 6.0 | 5.5 | 5.0 | 4.5 | 4.0 | 3.5 | 3.0 | 2.5 |
| スコア /40 | 40 | 39 | 37〜38 | 36 | 34〜35 | 32〜33 | 30〜31 | 27〜29 | 23〜26 | 19〜22 | 15〜18 | 12〜14 | 9〜11 | 6〜8 |
例えば、同じ30問の正解でも、スコアは次のように異なります。
ライティング・スピーキングのバンドスコア別採点基準(Band descriptors)
IELTSが一般に公開しているBand Descriptorsと呼ばれる採点基準を日本語訳したものです。Task1→Task2→スピーキングの順に掲載します。表は左右にスクロールできます。
ライティングTask1で4.0を取得するのに必要なレベル
| Task Achievement(完成度) | Coherence and Cohesion(首尾一貫性と節のつながり) | Lexical Resource(単語) | Grammatical Range and Accuracy(文法) | |
| 日本語訳 | 課題に答えようとしているが、全ての主な特徴について述べているわけではない。書き方の形式も不適切である。
(General)手紙の目的を明確に説明できていない。語調が不適切なことがある。 主な特徴と詳細を取り違えることがある。部分的に不明確で、無関係で、同じことを繰り返してしまったり、不正確なことがある。 |
情報やアイデアを提示しているが、一貫性がなく、議論の進行が見られない。
いくつかの基本的な接続詞を使うことができるが、不正確で繰り返しがある。 |
基本的な語彙は使えるが、それらは繰り返しであったり、課題に対して不正確である。
単語の品詞の幅やスペルが乏しい。 ミスが、読み手にとって理解に支障をきたすこともある。 |
従属節の使用もほとんどなく、非常に限られた文法構造しか使えない。
いくつかの文法は正しいが、ミスが圧倒的に多く、句読点やピリオドに欠点がある。 |
ライティングTask1で5.0を取得するのに必要なレベル
| Task Achievement(完成度) | Coherence and Cohesion(首尾一貫性と節のつながり) | Lexical Resource(単語) | Grammatical Range and Accuracy(文法) | |
| 日本語訳 | 課題にほぼ答えているが、ところどころ形式が不適切な個所がある。
(Academic)明確に概要を述べず、機械的に細部を論じている。記述を裏付ける情報が与えられていない場合もある。 (General)時々、不明確な手紙の目的を書くことがある。口調が変わりやすく、時々不適切な場合がある。 主要な特徴/箇所を提示しているが、それらは適切に論じられていない。細部にとらわれすぎる傾向がある。 |
ある程度体系的に情報を提示しているが、全体的な議論の展開に欠ける場合がある。
指示語や接続詞の使い方が、不適切、不正確、過剰である。 指示語を使ったり、表現を言い換えたりしておらず、繰り返しが多い。 |
語彙の種類が限られているが、課題に答えるための最小限の語彙は使っている。
スペルや品詞に間違いが目立ち、それらが読み手の理解に支障をきたす可能性がある。 |
限られた種類の文構造しか使っていない。
複文を使おうと試みているが、単文に比べ間違いが目立つ。 文法の間違いが多く、句読点の誤用がある。これらの間違いが読み手の理解に支障をきたす可能性がある。 |
ライティングTask1で6.0を取得するのに必要なレベル
| Task Achievement(完成度) | Coherence and Cohesion(首尾一貫性と節のつながり) | Lexical Resource(単語) | Grammatical Range and Accuracy(文法) | |
| 日本語訳 | 課題の要求する事柄に答えている。
(Academic)適切な情報を選び、概要を述べている。 (General)明確な目的を提示しているが、口調に矛盾がある。 主要な特徴/箇所を取り出し、それらについて述べている。しかし、細かい部分では、無関係、不適切、不正確なところがある。 |
情報やアイディアを一貫性のある形で順に提示し、全体的な議論の進行が明快である。
指示語や接続詞等を効果的に使っている。しかし、文同士・語同士のつながりが機械的であったり、誤りがみられる。 指示語と被指示語の関係が不明瞭、不適切な部分がある。 |
課題に答えるために十分な語彙を使っている。
やや正確さに欠けるが、同じ語の繰り返しを避けようと試みている。 スペルや品詞に間違いが見られるが、意思疎通に支障はない。 |
単文と複文を、織り交ぜて使うことができている。
文法や句読点の使い方に間違いがみられるが、それにより意思疎通が阻害されるほどではない。 |
ライティングTask1で7.0を取得するのに必要なレベル
| Task Achievement(完成度) | Coherence and Cohesion(首尾一貫性と節のつながり) | Lexical Resource(単語) | Grammatical Range and Accuracy(文法) | |
| 日本語訳 | 課題で要求された点すべてを満たしている。
(Academic)主な傾向、相違、段階について明快に概観を述べている。 (General)安定した口調で適切に明確な目的を述べている。 主な特徴/箇所を明快に提示し、強調しているが、まだ完全に内容を広げることができる余地はある。 |
論理的に情報や考えを整理し、全体的に明確な議論の進行がなされている。
多様な接続詞や指示語を適切に使っているが、使いすぎであったり、不十分である。 |
正確に、柔軟に、まずまず十分な語彙を使うことができる。
文体や連語を意識して、あまり一般的でない語句を使うことができる。 ごくまれに語の選択や、スペル、語句の形成に間違いをする。 |
多様な構造の複文を使う。
ほぼ誤りのない文を書く。 文法、句点の用法が正確だが、間違いもいくつかある。 |
ライティングTask2で4.0を取得するのに必要なレベル
| Task Response(完成度) | Coherence and Cohesion(首尾一貫性と節のつながり) | Lexical Resource(単語) | Grammatical Range and Accuracy(文法) | |
| 日本語訳 | 課題に最低限しか答えていなかったり、回答が本筋から脱線している。
立場を述べているが、曖昧である。 主な特徴と詳細を取り違えることがある。部分的に不明確で、無関係で、同じことを繰り返してしまったり、不正確なことがある。 |
情報やアイデアを提示しているが、一貫性がなく、議論の進行が見られない。
いくつかの基本的な接続詞を使うことができるが、不正確で繰り返しがある。 パラグラフを書いていないか、その使用が混乱を招くことがある。 |
基本的な語彙は使えるが、それらは繰り返しであったり、課題に対して不正確である。
単語の品詞の幅やスペルが乏しい。 ミスが、読み手にとって理解に支障をきたすこともある。 |
従属節の使用もほとんどなく、非常に限られた文法構造しか使えない。
いくつかの文法は正しいが、ミスが圧倒的に多く、句読点やピリオドに欠点がある。 |
ライティングTask2で5.0を取得するのに必要なレベル
| Task Response(完成度) | Coherence and Cohesion(首尾一貫性と節のつながり) | Lexical Resource(単語) | Grammatical Range and Accuracy(文法) | |
| 日本語訳 | 課題に部分的にしか答えておらず、形式はところどころ不適切である。
立場を明確にしているが、議論の展開は不明瞭な部分あり、結論が導かれていない場合もある。 主な考えを提示しているが、その本質を理解するのが難しく、繰り返しがあったり、無関係であったり、あまりうまく根拠付けされていない。 |
ある程度体系的に情報を提示しているが、全体的な議論の進行に欠ける場合がある。
指示語や接続詞の使い方が、不適切、不正確、過剰である。 指示語を使ったり、表現を言い換えたりせず、繰り返しが多いことがある。 パラグラフを使って書いていない。あるいは、パラグラフが不十分である。 |
語彙の種類が限られているが、課題に答えるための最小限の語彙は使っている。
スペルや品詞に間違いが目立ち、それらが読み手の理解に支障をきたす可能性がある。 |
限られた種類の文構造しか使っていない。
複文を使おうと試みているが、単文に比べ間違いが目立つ。 文法の間違いが多く、句読点の誤用がある。これらの間違いが読み手の理解に支障をきたす可能性がある。 |
ライティングTask2で6.0を取得するのに必要なレベル
| Task Response(完成度) | Coherence and Cohesion(首尾一貫性と節のつながり) | Lexical Resource(単語) | Grammatical Range and Accuracy(文法) | |
| 日本語訳 | すべてのポイントがカバーされているが、一部はまだカバーできる余地がある。
妥当な立場を述べているが、結論がはっきりしない、もしくは繰返しがある。 トピックに関連する考察を述べることができるが、詳細が十分でない、もしくははっきりしないことがある。 |
情報や考察を一貫して述べることができ、全体的に明確な進行がある。
文章を繋げる表現を効果的に使っているが、間違いもしくは不自然なことがある。 指示語の使用が正しくない、もしくははっきりしないことがある。 パラフレーズを使っているが、論理的にしているわけではないことがある。 |
トピックに適切な単語を使っている。
あまり一般的ではない単語を使おうとしているが正しくないことがある。 スペルミス、品詞に間違いがあるが意味は伝えられる。 |
基本および複雑な文法を使っている。
文法と句読点で間違いがあるが意味が伝わらないことはほとんどない。 |
ライティングTask2で7.0を取得するのに必要なレベル
| Task Response(完成度) | Coherence and Cohesion(首尾一貫性と節のつながり) | Lexical Resource(単語) | Grammatical Range and Accuracy(文法) | |
| 日本語訳 | 課題のすべてについて答えている。
解答の始終において、明快な立場をとっている。 主要なアイデアを提示し、展開し、支持しているが、過剰に一般化する傾向があり、さらに/または、あるアイデアを支持する際に焦点が曖昧である。 |
論理的に情報や考えを整理し、全体的に明快な議論の進行がなされている。
多様な接続詞や指示語を適切に使っているが、使いすぎであったり、不十分である。 各パラグラフにおいて、中心となる主張を明快に提示している。 |
正確に柔軟に、まずまず十分な語彙を使うことができる。
文体や連語を意識して、あまり一般的でない語句を使うことができる。 ごくまれに語の選択や、スペル、品詞に間違いをする。 |
多様な構造の複文を使う。
ほぼ誤りのない文を書く。 文法、句読点の使い方は正確だが、間違いもいくつかある。 |
スピーキングで4.0を取得するのに必要なレベル
| Fluency and coherence(流暢性) | Lexical resource(語彙力) | Grammatical range and accuracy(文法) | Pronunciation(発音) | |
| 日本語訳 | 明らかに分かるようなポーズなしでは返答できず、遅く話すことがある。頻繁な繰り返しや言い直しも伴う。
基本的な文章をつなげることができるが、簡単な接続詞の繰り返しや一貫性が破綻している。 |
精通しているトピックについては話すことができるが、そうでないものに関しては基本的な意味しか伝えられず、使う単語の選択に間違いが多い。
言い換えがほとんどできない。 |
基本的な文構造と、簡単で正しい文章はいくつか使えるが、従属節はほとんどない。
ミスが多く、誤解につながることがある。 |
限られた正しい発音の要素を体現できる。
発音の要素を体現しようとするものの、間違いが多い。 発音のミスが多く、それが聞き手にとって理解しにくい。 |
スピーキングで5.0を取得するのに必要なレベル
| Fluency and coherence(流暢性) | Lexical resource(語彙力) | Grammatical range and accuracy(文法) | Pronunciation(発音) | |
| 日本語訳 | 概ね途切れなく話すが、繰り返しや言い直しがあり、また/あるいは、話を続けるためにゆっくり話すことがある。
ある接続詞や談話標識を、使いすぎる傾向がある。 単純なスピーチであれば淀みなく話すが、複雑なコミュニケーションになると流暢さに問題がある。 |
よく知っている事柄と、知らない事柄の両方について話すことができるが、語彙の使い方は柔軟性に欠ける。
言い換えようとするが、失敗することもある。 |
基本的な構造の文を、まずまずの正確さで話すことができる。
限られた範囲で複雑な文を作ることができるが、誤解に結びつきかねない間違いが目立つ。 |
バンドスコア4で要求される基準をすべて満たしているが、バンドスコア6で要求される基準は満たすことができない。 |
スピーキングで6.0を取得するのに必要なレベル
| Fluency and coherence(流暢性) | Lexical resource(語彙力) | Grammatical range and accuracy(文法) | Pronunciation(発音) | |
| 日本語訳 | 自発的に長時間話すことができるが、繰返しや自己訂正によって統一感がたまに無くなる。
いろいろな種類の接続詞や挿入句(談話標識)を使っているが必ずしも適切なわけではない。 |
いろいろなトピックに対応する単語を使って長時間話すことができ、その単語の意味を理解しているが、使い方を間違うことがある。
パラフレーズをだいたい正しくできる。 |
基本および少し複雑な文法を使うことができるが柔軟さに欠けている。
複雑な文章で間違うことがあるが、意味を伝えられないことはほとんどない。 |
正しい発音の要素をいくつか体現し、ある程度のコントロールができている。
毎回ではないが正しい発音をすることができる。 言いたいことが伝えられるが、たまに間違った発音により明確さが落ちる場合もある。 |
スピーキングで7.0を取得するのに必要なレベル
| Fluency and coherence(流暢性) | Lexical resource(語彙力) | Grammatical range and accuracy(文法) | Pronunciation(発音) | |
| 日本語訳 | 長い文章を、特に苦も無く一貫性を保って話すことができる。
言語運用能力に起因する言い淀みが時々あり、また、繰り返しや、また/あるいは言い直しがみられる。 ある程度の接続詞と談話標識を、それなりの柔軟性をもって使うことができる。 |
知っている語彙を柔軟に使って、様々なテーマについて議論をすることができる。
あまり一般的でない語や、慣用表現を巧みに使い、誤用はごく稀である。 言い換えを効果的に行うことができる。 |
ある程度の柔軟性をもって、一定の種類の複文を使うことができる。
文法の間違いは一定みられるが、誤りのない文が多い。 |
バンドスコア6で要求される基準をすべて満たしているが、バンドスコア8で要求される基準は満たすことができない。 |
ライティングとスピーキングのスコア計算の仕組み
リスニングとリーディングは正答数なのでわかりやすいはずです。
一方で、ライティングとスピーキングの最終スコアは、それぞれ4つの採点基準を1〜9で評価し、4つの基準を等しい重みで平均して決まります(出典: IELTS公式のスコア解説)。平均に端数が出た場合の扱いは、OAスコアと違って公式には公表されていません。
ライティングの場合
合計:22÷4=5.5
スピーキングの場合
合計:27÷4=6.75(端数の出るケース。最終スコアが6.5と7.0のどちらになるかの公式基準は非公表です)
なお、ライティングはTask1とTask2の両方を評価した上で技能スコアが決まり、IELTS公式は「Task2の方が重い」としています(比率の数値までは公式には公表されていません)。
スコアに関わる制度の基礎知識
採点基準とあわせて知っておきたい、スコアにまつわる制度を3つ紹介します。詳しい手続きは結果と再採点の解説記事で解説しています。
スコアの有効期限は2年
IELTSの成績証明書は、発行から2年間有効とされています。出願先の期限に間に合うよう、逆算して受験計画を立てましょう。
結果に納得できない場合は再採点(EOR)
スコアに納得できないときは、再採点(Enquiry on Results, EOR)を申請できます。2026年9月時点の情報では、料金は技能数にかかわらず一律15,000円、申請期限は受験日から6週間以内です。結果の通知までは2〜4週間(3週間前後が目安)で、スコアが変更された場合は手数料が全額返金されます(出典: JSAF公式サイト)。
1技能だけ再受験できるOne Skill Retake(OSR)
特定の1技能だけ結果が振るわなかった場合、その技能のみを再受験できるOne Skill Retake(OSR)という制度もあります。2026年9月時点で料金は18,000円(税込)、申請期限は試験日から60日以内です。ただし対象はコンピューター版の受験者のみで、IELTS Onlineでは利用できません(出典: JSAF公式サイト)。
そのため、目標スコアの技能別内訳が決まったら、OAの計算ルールと採点基準(Band descriptors)に照らして今の答案とのギャップを技能ごとに確認し、そこから逆算して学習計画を立てましょう。受験後に結果へ納得できないときはEOR、1技能だけ振るわなかったときはOSRを、それぞれの申請期限内に検討してください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。最後に、IELTS対策をさらに進めたい方向けの無料コンテンツを紹介します。
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OA7.0・OA8.0の達成者多数。スクール生がどれくらいの期間でどこまでスコアを伸ばしたのか、実績の詳細をnoteにまとめています。



