当校について
2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設され、11年間に渡って1,000人以上の日本人を指導。
長年で培った知識をこのブログを通して執筆しています。
「とんでもありません」は英語で?
ズバリ、
「It’s my pleasure」
と表現します。
It’s my pleasureの使い方
日本語はその文化的背景もあり、自分の立場より上にある人たちを尊敬する「尊敬語」というものが存在しますよね。
日本語は基本的に、謙遜して相手を「ヨイショ」する姿勢を見せることが多い、そんな言語です。
例えば、ビジネスの場で新規契約をしていただくために先方とミーティングがあったとして、こう言われます。
「今日はお時間を作っていただき大変ありがとうございました。」
「いえいえ、そんな、とんでもありません。」
「とんでもありません。」というのは「滅相もありません。」
という意味なので、日本語ならではの謙遜の意を含んでいると思います。
It’s my pleasure
「それは私の喜びです」
素敵な響きですよね。
英語では謙遜するという文化があまりないので、これを言うだけで「とんでもありません」の意味になります。
これを言った後に「Thank you for〜」とつけると、より丁寧な言い方になります。
例文を見ていきましょう。
(今日はお招きいただきありがとうございます。また会えることを楽しみにしております。)
(とんでもありません。こちらこそお越しいただき誠にありがとうございます。)
上の例文のように、「My pleasure」と略して使われる場面も多々あります。
(またお会いできて良かったです。この度はご機会をありがとうございます。)
(こちらこそ。ご機会をいただきありがとうございます。)
二つ目の例文の「Likewise」ですが、これも重要単語の一つです。
もしあなたが留学生であれば、学校で新しい友達とあって
「Nice to meet you.」
の文章を使う機会は山ほどあると思います。
「Likewise」は「同様に」という意味があり、
この場面でその単語単体を使うと、「(私も)同様です。」という意味になります。
他にも、みなさんがよく使いがちな表現が
「No problem」
「No worries」
などがあると思いますが、この二つの表現は「自分が相手に何か良いことをしてあげた場合」にのみ使うことができます。
ですので、場合によっては少し「上から目線」という風に捉えられるかもしれません。
日本語で言うと「いえいえ、大丈夫ですよ。」といった具合でしょうか。
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