こんな疑問に答えます。
この記事の内容
- IELTSに文法は必要か?
- 最低限抑えておくべき文法事項は?
当校について
2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設され、11年間に渡って1,000人以上の日本人を指導。
IELTSに文法は必要か
IELTSでは、大学受験やTOEICのように文法の知識を直接問うような問題は出題されません。
「じゃあ、文法の問題はしなくて大丈夫?」と思うかもしれません。
ですが、文法の知識は絶対に必要です。
特にリーディングでは、基本的な文法の知識がなければ問題文を正確に理解することが難しく正解を導くのが難しいでしょう。
また、ライティングでは、文法が4つの評価基準の1つに入っています。全ての文法事項を完璧に網羅する必要はありませんが、高校レベルの文法は7割〜8割理解できるようにするといいでしょう。
IELTSに必要な文法を優先順位をつけてみた
IELTSには、中学校から高校で学ぶ文法力があれば十分です。
何から始めたらいいか分からない方は、以下の順番で学習することをオススメします。
あくまでも、本当に最低限の文法をまとめてあるだけなので、もし中学校から高校の文法の総復習をしたい方は、
がオススメです。
①文型
まずは、文型の理解は絶対に必要になります。
文型とは、第1文型から第5文型まで文の構造を理解するのに必要な知識となります。
例えば、
Students find writing difficult.
これは 「生徒たちは作文を難しいと思う。」
find AB「AをBだと思う」 SVOCの第5文型の形になっています。
第5文型が、O=Cの関係性になるという知識がなければ、意味を取り間違えてしまう可能性があります。
このように文型を理解すると、たとえ単語がわからない場合でも、文の構造を理解することでどんな意味になるのか推測がしやすくなるでしょう。
②関係代名詞、分詞
次に関係代名詞と、分詞は絶対に理解が必要な文法事項になります。
どちらも名詞を修飾する役割になります。
例 The man wearing a black cap is my brother.(黒い帽子を被った男性は私の兄です。)
これは、wearingからcapまでが前の、名詞 manを説明している関係になっています。
man (男性) → man wearing a black cap(黒い帽子を被った男性)
例 The man who wears a black cap is my brother.(黒い帽子を被った男性は私の兄です。)
こちらも同様です。
man (男性)→ man who wears a black cap(黒い帽子を被った男性)
このように、分詞と関係代名詞はどちらも、前の名詞を詳しく説明する役割があります。
文章が長くなればなるほど、このように、関係代名詞、または分詞を使って名詞を修飾している可能性が高いので、覚えておく必要があります。
③受動態
次に受動態(受け身)です。
受動態(受け身)は日本語の「〜された」に相当する表現になります。
例 These problems will be solved by a new measure.
(これらの問題は新しい政策によって解決されるだろう。)
この文章では、these problems が何かを解決するのではなく、「解決される」という対象になっています。
受動態の文章では、主語が何かを「される」対象となります。
「する」側なのか「される」側なのかをとらえ間違えてしまうと、大きく意味を取り違えてしまいます。
受け身は理解しておくといいでしょう。
④比較級、最上級
IELTSリーディングでは、問題文、または本文中に、比較級、最上級が使われることが多いです。
例 Bilingual people are able to process information faster than monolingual people.
(バイリンガルの人々はモノリンガルの人々よりも情報を早く処理することができる。)
何と何を比較しているのか、文章をみて理解できることが大切です。
また、比較級、最上級はライティングのTask1でも非常に役に立ちます。
まとめ
IELTSのリスニングで伸び悩む原因3つとその対策をまとめました。
当校では、日本人バイリンガル講師があなたの担任となってレッスンを行います。
- 1:1のプライベートレッスン
- レッスンは日本語でのやり取り
- Skypeを使ったオンラインレッスン(自宅や職場からでもOK)
是非一度、無料カウンセリングにてIELTSのお悩みをお聞かせください(無理な勧誘はいたしません)。