IELTSでは文法問題そのものは出題されませんが、文法の知識は必要です。リーディングでは文の構造を正確に読み取れないと正解にたどり着けず、ライティングでは文法が4つの評価基準の1つに含まれます。この記事では、中学校から高校レベルの文法の中でも、IELTSで優先して身につけたい項目を例文とあわせて解説します。
この記事の執筆者

RikuとKohei(IELTS講師・二人ともIELTS Overall 8.0)。2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設されたスクールを運営し、12年間で1,500人以上の日本人を指導してきました。その経験と公式情報の裏取りをもとに、このブログを執筆しています。
( note:【IELTS攻略チャンネル】スクール生の実績 )
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IELTSに文法は必要か
IELTSでは文法の知識が必ず必要で、特にリーディングとライティングで欠かせません。IELTSでは、大学受験やTOEICのように文法の知識を直接問うような問題は出題されません。「じゃあ、文法の問題はしなくて大丈夫?」と思うかもしれません。
ですが、文法の知識は必ず必要です。特にリーディングでは、基本的な文法の知識がなければ問題文を正確に理解することが難しく正解を導くのが難しいでしょう。
また、ライティングでは、文法が4つの評価基準の1つに入っています。全ての文法事項を完璧に網羅する必要はありませんが、高校レベルの文法は7割〜8割理解できるようにするといいでしょう。
必要な文法の基本を確認したい方は、IELTSに必要な文法知識のまとめも参考にしてください。
IELTSに必要な文法を優先順位をつけてみた
IELTSに必要な文法は、中学校から高校で学ぶ文法力があれば十分で、優先順位は文型、関係代名詞・分詞、受動態、比較級・最上級の順です。
何から始めたらいいか分からない方は、次の順番で学習することをオススメします。
- 文型
- 関係代名詞、分詞
- 受動態
- 比較級、最上級
あくまでも、本当に最低限の文法をまとめてあるだけなので、もし中学校から高校の文法の総復習をしたい方は、中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。高校英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。がオススメです。
1. 文型
まずは、文型の理解は必ず必要です。文型とは、第1文型から第5文型まで文の構造を理解するのに必要な知識となります。
例えば、Students find writing difficult.
これは 「生徒たちは作文を難しいと思う。」find AB「AをBだと思う」 SVOCの第5文型の形になっています。第5文型が、O=Cの関係性になるという知識がなければ、意味を取り間違えてしまう可能性があります。
このように文型を理解すると、たとえ単語がわからない場合でも、文の構造を理解することでどんな意味になるのか推測がしやすくなるでしょう。
2. 関係代名詞、分詞
次に関係代名詞と、分詞は必ず理解が必要な文法事項です。どちらも名詞を修飾する役割になります。
例 The man wearing a black cap is my brother.(黒い帽子を被った男性は私の兄です。)
これは、wearingからcapまでが前の、名詞 manを説明している関係になっています。man (男性) → man wearing a black cap(黒い帽子を被った男性)
例 The man who wears a black cap is my brother.(黒い帽子を被った男性は私の兄です。)
こちらも同様です。man (男性)→ man who wears a black cap(黒い帽子を被った男性)
このように、分詞と関係代名詞はどちらも、前の名詞を詳しく説明する役割があります。文章が長くなればなるほど、このように、関係代名詞、または分詞を使って名詞を修飾している可能性が高いので、覚えておく必要があります。
3. 受動態
次に受動態(受け身)です。受動態(受け身)は日本語の「〜された」に相当する表現になります。
例 These problems will be solved by a new measure.
(これらの問題は新しい政策によって解決されるだろう。)
この文章では、these problems が何かを解決するのではなく、「解決される」という対象になっています。受動態の文章では、主語が何かを「される」対象となります。
「する」側なのか「される」側なのかをとらえ間違えてしまうと、大きく意味を取り違えてしまいます。受け身は理解しておくといいでしょう。
4. 比較級、最上級
IELTSリーディングでは、問題文、または本文中に、比較級、最上級が使われることが多いです。
例 Bilingual people are able to process information faster than monolingual people.
(バイリンガルの人々はモノリンガルの人々よりも情報を速く処理することができる。)
何と何を比較しているのか、文章をみて理解できることが大切です。
また、比較級、最上級はライティングのTask1でも非常に役に立ちます。
文法の優先順位に迷ったら、まずは今回紹介した4つの項目から復習を始めてみてください。ライティングでの文法の間違いを減らしたい方は、ライティングの文法対策【完全版】も参考にしてください。
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