こんな疑問に答えます。
この記事の内容
- スピーキングで使える便利表現
- 便利表現の例題
当校について
2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設され、12年間に渡って1,500人以上の日本人を指導。
IELTSスピーキング便利表現:natural
IELTSのスピーキングはなにかと理由が常に求められるもの。
基本的には試験官の質問に対して結論を述べた後に、理由や具体例をつけてプラスアルファの情報を足していきますが、理由が思いつかないといった方は多いのではないでしょうか?
今回は主にPart3で使える、理由が思いつかない方へのとっておきの表現をご紹介します。
naturalの例題①
Is it important for boys to play with “boys’ toys” and for girls to only play with “girls’ toys”?
No, I don’t necessarily think so. I think boys naturally seem to prefer playing with “boys’ toys” and girls with “girls’ toys”. When I was young I had toy cars, trucks, guns and things like that, whereas my sister always wanted to play with dolls. I don’t suppose it really matters if a boy plays with a doll or a girl plays with a toy car, but children learn quickly what toys are supposed to be for boys and for girls.
今回は”No”で答えましたが、日本語でもなかなかアイデアが出てこない問題ですね。
Noに対しての理由があるとしたら何がありますか?内容を整理してみましょう。
真っ先に出てくる答えがこの「自然と」であったり「普通に」であったりするのは、私だけではないと思います。それといった理由がなくてもいいんです。
ですので、理由はこれで十分です。
IELTSのスピーキングではアイデアに関しては評価基準に含まれていません。つまり、相手を圧倒するような素晴らしく立派であるアイデアである必要は全くないということです。
もちろん、「naturalである」と述べた場合には、普通であるということをイメージさせてあげる具体的な例を繋げましょう。
今回の解答の3文目(I don’t suppose ~)以降がそこに該当します。
naturalの例題②
20世紀ではどんどん超高層ビルを(人類は)建てました。それはなぜだと思いますか?
頭の中で思いつきそうな理由
「高い建物を建てたいと思うのは人間として自然なことじゃないの?」(もっと科学技術を進歩させたいと思うのは普通だから)。
これだけで大丈夫です。
今回もnaturalという単語を使えば以下の解答のように答えることができます。
IELTSスピーキング便利表現:human nature
こちらも”nature”に関連した表現です。
これといった理由が思いつかず、「それって普通でしょ」と言いたい時に使うことができます。
human natureの例題①
Why do you think some people like to help other people?
なぜ(いくつかの)人々はほかの人を助けるのが好きだと思いますか?
頭の中で思いつきそうな理由・・・
「いや、普通に助けるべきだと思うから助けるんでしょ?」
逆にこれ以外あまり見つかりません・・・。もしあったとしても少し考える時間が必要です。
ここでhuman natureという表現があります。
日本語訳は「人間の本性」という意味です。つまり、「人間にとって普通のこと」という意味になります。
こんな時に今回のhuman natureという名詞が活躍します。
ちなみに、上の解答で「I don’t have a definite answer for this」と曖昧な結論で答えている部分がありますが、これは時間を稼ぐための表現で、フィラーと呼ばれています。
まとめ
スピーキングのアイデアに正解はありません。
慣れていない方にとっての第一ステップは、止まらず喋り続けることです。
今回紹介した「普通」や「自然」といった表現を覚えておくだけで理由の紐付けが簡単になるので、ぜひ実践でも導入してみてください。