IELTS専用の単語帳の丸暗記は不要です。当校の指導では、今のOAが6.5以上の方には単語帳ではなく、問題演習で出会った単語を確実に覚える方法をすすめています。
一方でOA6.0以下の方は、大学受験レベルの単語帳(DUO 3.0やデータベース3300など)を1冊、浅く広く仕上げる段階が必要です。IELTSの単語対策とは、単語帳を丸ごと制覇することではなく、自分の目標スコアに必要な語彙だけを効率よく身につけることです。
この記事の執筆者

RikuとKohei(IELTS講師・二人ともIELTS Overall 8.0)。2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設されたスクールを運営し、12年間で1,500人以上の日本人を指導してきました。その経験と公式情報の裏取りをもとに、このブログを執筆しています。
( note:【IELTS攻略チャンネル】スクール生の実績 )
覚える単語を出題の多い順に絞りたい方には、頻出度順のIELTSオリジナル単語帳(7000語以上)を公式LINEで配っています。
単語帳を使うかどうかは、目的から逆算して決める
IELTSの単語対策で最初に決めるべきは、単語帳を使うかどうかです。目的は単語帳を1冊終えることではなく、必要なスコアを最短で取ることにあります。この目的を見失うと、覚えたところで使わない単語に時間をかけてしまいます。
僕自身、IELTSの勉強を始めたばかりの頃、市販のIELTS専用単語帳を1冊覚えれば7.0に届くと信じていました。毎日時間をかけて単語を覚えても、スコアはほとんど伸びませんでした。
単語帳を1冊丸ごと覚えることをやめて、自分のレベルに合った対策に切り替えてから、単語にかける時間は大きく減り、その分をライティングとスピーキングに回せるようになりました。
IELTS単語帳はいらない? OA6.5以上は問題演習で覚える
OA6.5以上の方には、単語帳は必要ありません。このレベルまで来ている方は、大学受験レベルの単語がすでに8〜9割身についているためです。単語帳を新たに始めるより、リーディングやリスニングの問題演習で出会った分からない単語を、その都度確実に覚えていく方法の方が定着します。
演習で出会った単語は、どんな設問でどんな文脈に登場したかまで一緒に記憶に残るため、単語帳を眺めて覚えるより忘れにくくなります。海外経験のない高校生の受講生が、この方法で5ヶ月でOA6.5を達成した例もあります。OA6.5の難易度の目安もあわせて確認しておくと、今の自分との距離感がつかみやすくなります。
覚える単語の範囲を設問と根拠箇所に絞る
リーディングを全文精読して、知らない単語を全部調べる必要はありません。優先して覚えるべきは、設問に出てきた単語と、答えの根拠になる本文箇所に出てきた単語です。この2つに絞ることで、限られた時間でもスコアに直結する語彙から確実に押さえられます。
覚えるときは、次の4つを組み合わせると定着が早くなります。
- 英英辞書で、その単語が使われる場面まで確認する
- 名詞はGoogle画像検索でイメージと結びつける
- 発音を音声で確認してから覚える
- 覚えた単語をQuizletのような単語管理に使えるアプリにまとめる
覚えたのに点数に出ないときは、Active・Passiveを分ける
OA7.0以上を目指す段階では、単語を「意味が分かればいい単語」と「自分で使える単語」に分けて考えることが有効です。前者はPassive Vocabulary、後者はActive Vocabularyと呼ばれます。
リーディングやリスニングで見かけるだけの単語は、意味が分かれば十分です。一方でライティングやスピーキングで使いたい単語は、発音・関連語・品詞違いまでセットにして、使える状態に仕上げる必要があります。単語を覚えたはずなのに点数に出ないと感じる場合、この線引きができていないことが原因になっている場合があります。
IELTS単語帳が必要なOA6.0以下は、何を使えばいいか
OA6.0以下の方は、基礎単語がまだ抜けている可能性が高いため、単語帳を使って土台を作る段階です。ここでいう基礎単語とは、IELTS専用の単語ではなく大学受験レベルの単語を指します。DUO 3.0やデータベース3300のような大学受験レベルの単語帳を1冊、最後までやり切ることを優先してください。


DUO 3.0は例文の中に単語が組み込まれているため、例文ごと覚えれば単語と熟語をまとめて学習できます。データベース3300も同じ大学受験レベルの単語帳で、どちらか1冊で十分です。
いきなりIELTS専用の難しい単語帳に手を出すと、この基礎が抜けたままになりやすいので注意してください。初めてIELTS対策に取り組む方は、半年でOA5.0〜5.5を目指す対策の進め方もあわせて確認しておくと、単語以外の対策との時間配分がつかみやすくなります。
単語帳の覚え方(周回・音読・例文)
単語帳は1回で完璧に覚えようとしないでください。まずは6〜7割の理解でいいので1周を終わらせて、できるだけ早く2周目に入ります。1つの単語を10回書いて覚えるより、声に出して1回発音する方が定着します。
書いて覚える方法は、2,000〜3,000語を相手にすると現実的に時間が足りなくなるため、おすすめしません。単語は単語だけで覚えず、例文の中で覚えてください。例文で覚えると、使い方やコロケーション(相性の良い単語の組み合わせ)まで一緒に身につきます。
似た意味の単語や、品詞違いの単語をあわせてメモしておくと、ライティングやスピーキングで言い換えが必要になったときの引き出しが増えます。覚えた単語は、問題演習の中で実際に出会って初めて自分の力になります。まずは自分のレベルに合った1冊を決めて、演習と並行して進めてみてください。
IELTSを受ける予定の方は、IELTS試験の概要もあわせて確認してください。
演習で出会った単語と合わせて、頻出度順のIELTSオリジナル単語帳(7000語以上)も公式LINEで受け取れます。
【無料】LINE限定特典セットでIELTS対策を完全マスター
公式LINEでは、4技能それぞれの対策教材や単語帳など、ブログには載せきれないIELTS対策のノウハウを配っています。友だち追加のあとに届くかんたんな質問に答えるだけで、有料級の特典をまとめて受け取れるので、ぜひ登録してみてください。
完全攻略ロードマップ(合計1397ページ)を無料配布中
リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能それぞれを1冊ずつにまとめた完全攻略シリーズです。例題付き解説で、初心者から上級者まで対応しています。
スクール生の「生の声」をYouTubeで公開中
高校生・主婦・40代の方まで、実際にスコアを伸ばしたスクール生のインタビューを公開しています。どう勉強してスコアが伸びたのか、生の声で確認できます。
スクール生の実績まとめはnoteで公開中
OA7.0・OA8.0の達成者多数。スクール生がどれくらいの期間でどこまでスコアを伸ばしたのか、実績の詳細をnoteにまとめています。








コメント