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IELTSスピーキングの流れ【入室から退室まで+7つのよくある質問】

結論から言うと、IELTSスピーキングは11〜14分で終わる、Part1〜Part3の3パート構成の試験です。流れと各パートの時間を先に知っておくだけで、本番の緊張はかなり減ります。この記事では試験の流れと時間の目安に加えて、当校の指導の中でよく届く7つの質問にまとめて答えます。

この記事の執筆者

この記事の執筆者 RikuとKohei

RikuとKohei(IELTS講師・二人ともIELTS Overall 8.0)。2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設されたスクールを運営し、12年間で1,500人以上の日本人を指導してきました。その経験と公式情報の裏取りをもとに、このブログを執筆しています。

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目次

IELTSスピーキングの概要

そもそもの試験全体の対策から知りたい方は、スピーキング対策の全体解説を先に読んでみてください。

試験全体とパートごとの時間は次のとおりです(IELTS公式サイト(Academic test format)より)。

パート 時間 内容
全体 11〜14分 Part1〜Part3を通しで実施
Part1 4〜5分 自己紹介と身近な話題についての質疑応答
Part2 3〜4分 カードのトピックを1分準備し、最大2分間スピーチ
Part3 4〜5分 Part2に関連した、より抽象的な内容のディスカッション

各パートの具体的な例題と解答例は各パートの例題と解答例まとめにまとめています。

入室から退室までの流れは次のとおりです。

  1. 入室し、IDチェックを兼ねた本人確認の質問に答える(この段階ではまだ採点が始まっていないので、焦らず端的に答えれば十分です)
  2. Part1の質疑応答が始まる
  3. そのままPart2のスピーチ、Part3のディスカッションへ進む
  4. Part3が終わると退室

採点は「流暢さと一貫性」「語彙力」「文法」「発音」の4項目(Band Descriptors)で行われます。それぞれの詳しい基準は採点基準と計算の仕組みで解説しています。

IELTSスピーキング対策【よくある質問】

IELTSスピーキングのPart1ではどれぐらい喋った方がいいですか?

Riku / Kohei
3文がおすすめです。

例えば、次の質問はPart1でよく聞かれる定番の問題です。

Do you like music?

これに対して

Yes.

だけではなく、

Yes, because I can motivate myself by listening to music. I often listen to rock music while commuting to school/work.

のように「直接答える→理由→追加情報」の要素を入れて2〜3文で答えられれば完璧です。

ちなみにPart1の自分の答えに対して突っ込まれることはほとんどありません。もし仮に突っ込まれるとしたら、それは自分の答えが曖昧な時でしょう。
例えば、先ほどの問題に

Yes, I like music.

とだけ返答した場合には、Why?と聞かれる可能性もあります。しっかりとその後にプラスアルファの情報をつけるようにしてください。大体の場合は「理由」を続けると自然につながります。

なお、IELTSの試験官にはスクリプトと呼ばれるマニュアルのようなものが渡されており、試験官はそこに書いてある質問内容しかしてはいけないと決まっているので、これ以上突っ込まれることはありません。

IELTSスピーキングのPart2ではどれぐらい喋った方がいいですか?

Riku / Kohei
2分間喋り続けてください。

Cambridgeが出版している公式問題集には「You will have to talk about the topic for one to two minutes.」と指示されています。one to two minutesと書いてあるので、1分で十分では?と思う方もいるかもしれませんが、基本的に2分間喋り続けた方がスコアは高くなりやすいと思ってください。

理由はスピーキングの評価基準(Band Descriptors)にあります。バンドスコア9の項目には「develops topic fully and appropriately」、つまりトピックに関して完全に、そして適切に話を広げることが求められると書かれています。

これをするためには大体2分が必要だとIELTS側も判断しているからこそ、この時間設定になっているのだと思います(出典: IDP公式のBand Descriptors解説)。

なお、2分を過ぎた段階で試験官からのストップが入りますが、ストップが入ったからといって減点対象にはなりませんのでご安心ください。

IELTSスピーキングのPart2では箇条書きの質問に答えなくてはいけませんか?

Riku / Kohei
採点基準に含まれていないので、答える必要はまったくありません。

これに関してもスピーキングの評価基準に理由があります。IELTSのスピーキングの評価基準は次の4つです。

  • 流暢性
  • 語彙力
  • 文法
  • 発音

ライティングなどで採用されている「Task Response / Task Achievement」のような、質問への回答内容そのものを問う基準は、スピーキングにはありません。

Part2で与えられるパッセージの下には3〜4つの質問が書かれていますが、この質問を無視して話を展開したからといって減点の対象になることはありません。
あくまでもIELTS側が用意したガイドと考えてください。ただ、書かれているガイドに沿って話した方が、話は展開しやすくなります。

以下の記事もぜひ読んでみてください。

Part2の答え方の解説

IELTSスピーキングPart3ではどれぐらい突っ込まれますか?

Riku / Kohei
返答が不十分であれば突っ込まれます。

例えば、次の質問に対して

Are expensive clothes always better quality clothes?
Generally speaking, it is true that expensive clothes are often perceived as better quality clothes, but it is not always the case.

と答えた場合、「What do you mean by “it is not always the case”?」といった質問が返ってくる可能性が高いです。

それに対しては

I mean that there are always exceptions. Some expensive clothes may have holes, tear easily, or simply lose their quality quickly because of the fabric that is used.

のように、しっかりと説得力のある説明をするようにしましょう。

他にも、次のような突っ込みがあります。

  • Does that mean…?
  • Can you explain…?

IELTSスピーキングPart3では試験官に質問をしてもいいんですか?

Riku / Kohei
はい、大丈夫です。

自分が理解できない質問や表現があれば、試験官に聞き返すことができます。

例えば、

Do you think children’s lives are very different nowadays?

という質問に対して

By lives, do you mean their lifestyle or…?

のように聞き返せば大丈夫です。

他にも、相手の質問がうまく聞き取れなかった場合にも聞き返すことが可能です。

代表的な表現としては

  • Could you repeat the question, please?
  • I’m sorry, can you say it again please?

などがありますが、一つだけの表現を使い続けることは避けるべきです。

例えば、

I’m sorry, can you say it again please?

の表現しか使えないと、その表現をただ暗記しているだけだと試験官に伝わってしまいます。

相手の質問が聞き取れなかった場合には、質問をリピートしてもらうための表現はいくつか覚えておくと良いです。

IELTSスピーキングのトピックが難しすぎて知識が足りません

IELTSの学習を始めたものの、英語力というよりは背景知識が欠けているため、そもそものアイデア出しがうまくいかない、というパターンです。

IELTSの問題は全受験者にとって公平になるように作られているため、偏りがなく、誰に聞いてもあまり差が出ないトピックがよく採用されます。専門性が問われるような知識は出題されませんが、社会問題や自国についての知識ぐらいは最低限知っておきたいところです。

情報収集はインターネットが最も効率的です。中でもおすすめは、こちらのウェブサイトです。

The Guardian

イギリスの大手一般新聞社なので、IELTSで使われるブリティッシュ特有の表現も同時に学ぶことができます。たくさんのジャンルに分かれていますので、読むことが苦手な人はまず自分の好きなトピックから読んでみてください。

さらに、こういった情報をたくさん得ておくことで具体例も出しやすくなりますし、なによりスピーキング以外のライティングやリーディングにも大きく役立つことになります。

加えて、どちらにしろ今後、カレッジや大学院などの進学を目指す場合は、こういったトピックについて話さなければならない場面はたくさんあります(コースにもよりますが)ので、知識をつけておいて損はありません。

IELTSスピーキングのPart3で質問に答えられない場合はどうしたらいいですか?

Riku / Kohei
素直に分からないと断った上で、話を展開します。

もし試験官が全く見当のつかない質問をしてきた場合は、素直に分かりませんと答えた上で、話を広げましょう。先ほどのようなサイトで知識をつけていても、どうしてもアイデアが出ず、答えられずに黙り込んでしまうことはあります。

また、特にPart3は日本語で聞かれたとしても唸ってしまうような問題も出てきますので、困る方も多いのではないでしょうか。

例えば、

What was the role of letters 50 years ago, and what is their role now?

と聞かれてすぐに答えることはできますか?正直、すぐには分からない方がほとんどだと思います。それでも、

I have not lived for 50 years, so I cannot answer with certainty. As far as I could imagine, people wrote more letters 50 years ago than now, because the means of communication were limited in the past. These days, more people choose to use instant messaging, texting, e-mails, and other social networking services to communicate quickly. I feel that fewer and fewer people use letters for casual communications.

のように答えることができれば全く問題ありません。

ちなみに、内容ではなく質問そのものが聞き取れなかったり意味がつかめなかったりする場合は、素直に聞き返して構いません。具体的な聞き返し方は聞き返し方のコツと注意点にまとめています。

ただし、一番いけないことは何も喋らず黙ってしまうことです。

入室から退室までの流れとよくある疑問を一通り押さえておけば、本番で慌てず対応できます。各パートの具体的な例題と解答例は各パートの例題と解答例まとめで確認できます。

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この記事を書いた人

IELTSコーチ。2009年にカナダで創設された日本人講師陣による IELTS 専門校を運営し、12年間で1,500人以上を指導。YouTube「IELTS攻略チャンネル」でも対策法を発信しています。二人とも IELTS OA8.0 を取得。

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