こんな疑問に答えます。
この記事の内容
- テスト直前でもできる、リスニングが聞き取れない時にとるべきアクション2つ
当校について
2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設され、12年間に渡って1,500人以上の日本人を指導。
IELTSリスニングで音声が聞き取れない時にとるべき対策
「リスニングでなかなか聞き取りが上達しない・・・」
「アクセントが聞き取りにくくてうまく得点に繋がらない・・・」
「単語は所々聞き取れるけど、文章になると全体でどういう意味になるのか全くわからない・・・」
このような悩みを実際に多くの生徒様から受けてきました。
これらを解決するには、まず総合的なリスニング力を上げなければなりません。一番の対策はたくさん英語を聞くことです。
リスニングが聞き取れない時の対策1. 先読みの精度をあげる
IELTSのリスニングで問題が実際に良いあげられる前に、先読みの時間が与えられます。
では、具体的にどのように先読みしていくのかみていきます。
(公式問題集12より抜粋)
例えば、31番はどうでしょうか?
“Many business values can result in ~”とありますが、まずはこの意味をしっかりと理解します(多くのビジネスバリューは〜を引き起こすかもしれない)。
ここでどの単語が言い換えられそうかの予測もしましょう。
例えば、”result in ~(〜を引き起こす)”は頻出単語です。言い換えは”cause ~ / lead to ~”が多く、実際のスクリプトでは、”They can actually cause ~”とあり、”result in”と”cause”が言い換えられています。
そこさえ先読み時に見抜くことができれば、簡単に解けそうな問題へと化します。
次に32番はどうでしょうか?
“Senior managers need to understand and deal with the potential ~ that may result.”とあります。
このように、設問の文が長い場合は文の意味をより深く理解することが重要です。そもそも、この文章の意味が曖昧な状態では何を聞き取るべきなのか判断は難しくなってしまいます。
意味を確認すると、『シニアマネージャー達は、生じうる可能性がある潜在的な〜を理解し対処する必要がある。』となります。
ここまで意味を理解することができれば、文脈上で入りそうな単語、入らなそうな単語、の判断はかなりつきやすくなるはずです。
このように、特にSection1/4では、クエスチョンの意味をしっかり取ることが、正解の単語を導く一番の鍵となります。
リスニングが聞き取れない時の対策2. 問題の戦略を見直す
もう1つの対策は問題の戦略を見直すことです。
まずは、自分はどのパートが得意で、どのパートが苦手なのかを把握しましょう。その上で、自分の平均的な正解数が実際に必要なスコアに対してどれだけ足りていないのかを確認します。
例えば、あなたの目標スコアが6.5以上だと仮定して、その場合に必要な正答数は26問です。
そして、正答数が毎回20問程度だとすると、足りない正解数は6となりますね。この場合、どこで残りの『6』を取りますか?
リスニングが苦手な方は、結論から言うとSection1/4で、取りにいくべきです。なぜなら、この2つのパートは全体の内容の理解や流れの理解をせずとも正答出来る問題が多いためです。
このように、どこで(仕方なく)失点して、どこで確実に取りにいくのかを自分で把握しておくことも短期間でスコアをあげるポイントです。
まとめ
IELTSリスニングでは、リスニング力を高める以外にも、以下の2つでスコアを大きく上げることができるということを説明しました。
- 先読みの精度をあげる
- 全体の戦略を見直す