こんな疑問に答えます。
この記事の内容
- Cause&Solutionエッセーの具体的な書き方
- エッセーのサンプル
当校について
2009年にカナダ初の日本人講師陣によるIELTS専門校として創設され、12年間に渡って1,500人以上の日本人を指導。
- 1 IELTSライティング:Cause&Solutionエッセーの例題
- 2 IELTSライティング:Cause&Solutionエッセーのパラグラフ構成
- 3 IELTSライティング:Cause&Solutionエッセーの時間配分
- 4 IELTSライティング:Cause&Solutionエッセーのアウトライン
- 5 IELTSライティング:Cause&Solutionエッセーのイントロ(第一段落)
- 6 IELTSライティング:Cause&Solutionエッセーのボディ1(第二段落)
- 7 IELTSライティング:Cause&Solutionエッセーのボディ2(第三段落)
- 8 IELTSライティング:Cause&Solutionエッセーのコンクルージョン(第四段落)
- 9 IELTSライティング:Cause&Solutionエッセーの書き上げ
- 10 まとめ
IELTSライティング:Cause&Solutionエッセーの例題
Childhood obesity is becoming a serious problem in many countries.
What are the primary causes of children obesity?
What solutions can you suggest?
今回はこちらの問題を例にすすめていきます。
Cause&Solutionエッセーの見分け方
今回のように、最初に主張(statement)があり、その後に、問題が2つ(Causeは何か?それに対してのSolutionは何か?)と構成されているタイプを、Cause&Solutionエッセーと呼びます。
IELTSのライティングでは問題のタイプごとに書き方を変える必要があります。
他のタイプの問題の書き方は5つのライティングストラクチャーの記事を参考にしてみてください。
まずは、3つに分解してみましょう。
- Childhood obesity is becoming a serious problem in many countries.
- What are the primary causes of children obesity?
- What solutions can you suggest?
① 主張(Statement)
まずは、このように今回のトピックが述べられています。
Childhood obesity is becoming a serious problem in many countries.
(子供の肥満が多くの国で深刻な問題となってきている。)
② 問題1
「原因」が問われていますね。
What are the primary causes of children obesity?
(子供の肥満の主な原因はなんですか?)
③ 問題2
次に、それに対しての「解決策」を問われています。
What solutions can you suggest?
(それに対しての解決策はなんですか?)
まずは、このように3つの段階にわけ、問題文を正確に理解するようにしましょう。
IELTSライティング:Cause&Solutionエッセーのパラグラフ構成
Cause&Solutionエッセーのストラクチャーはこのようになります。
- イントロ:問題文の言い換え+自分の意見
- ボディ1:causesについて
- ボディ2:solutionsについて
- コンクルージョン:自分の意見
IELTSライティング:Cause&Solutionエッセーの時間配分
時間配分は人によりますが、42分をオススメします。
詳しい時間配分の内容についてはこちらの記事で詳しく解説してあります。
Task1とTask2の時間配分はどうしたらいいの? こんな疑問に答えます。 この記事の内容 20分と40分で良いのか? Task2のオススメの時間配分 Task1のオススメの時間配分 […]
IELTSライティング:Cause&Solutionエッセーのアウトライン
アウトラインでは、主張(Statement)に対しての原因(causes)と解決策(solutions)を考えていきます。
ブレインストーム(アイデア出し)
主張は、「子供の肥満が多くの国で深刻な問題となってきている。」でした。
・運動不足(ゲームやスマホの普及によって)
・スマホやゲームの使用を制限する
このように簡単なアイデアをいくつか出していきましょう。
この時、難しく考えすぎず、アイデアはシンプルにわかりやすく考えていくことが重要です。
IELTSライティング:Cause&Solutionエッセーのイントロ(第一段落)
では、具体的なイントロの書き方です。
主張(Statement)のパラフレーズ
↓
The number of obese children is rapidly increasing in the world.
Children obesity → obese children と言い換えていますね。
今回はあまり言い換えるポイントがありませんが、このようにstatementをなるべく別の表現で言い換えましょう。
無理に言い換えをしすぎる必要はありません!試験官に自然に伝わって理解してもらえるエッセーを書くのが第一優先です。
causeを簡単に「まとめる」
solutionに関しての一文を入れる
solutionsに関しては、「solutionsがあります」程度に簡単に言及します(後のconclusionのパラグラフで要約を書きます)。
IELTSライティング:Cause&Solutionエッセーのボディ1(第二段落)
ボディ1では、「原因」についてまとめていきます。
アウトラインで考えた原因は「食生活の変化」と「運動不足」でしたね。
食生活の変化(fast foodの人気によって)に関してのパート
理由をまず初めに書き、その結果どうなっているのかを書きます。
ポイント
thereforeを使い「食生活の変化→肥満の子供が増えてしまった」と前後の因果関係を自然に表現できている。
表現
- alter(変化する、変わる)
- wide range of ~(様々な〜)
- result in ~(〜という結果になる)
運動不足(ゲームやスマホの普及によって)に関してのパート
ポイント
in other wordsを使い、前での主張を言い換えることによって、前後のつながりが表現できている。
表現
- be likely to ~ (〜しやすい)
- enable(可能にする)
IELTSライティング:Cause&Solutionエッセーのボディ2(第三段落)
次にボディ2です。ここでは、Solutionsをまとめていきます。
アウトラインで考えた解決策は「食育」と「スマホやゲームの使用を制限する」でした。
食育に関してのパート
まず最初に、
There are two ways to tackle these problems.
このように解決策が2つあると提示します。
その後1つ目の解決策を書きます。
One possible solution is to make children aware of the importance of the health by educating them.
ここで具体例を入れるとわかりやすいです。
For example, schools can provide seminars or workshops where external tutors teach students about food.
ポイント
解決策の後に、具体例をだす(この具体例は事実ではなくても大丈夫です)。
表現
be aware of ~(〜を認識する)
スマホやゲームの使用を制限することに関してのパート
まず、解決策を書きます。
Another way is that children can avoid being obese if parents restrict their children’s time for video games to few hours.
そして、さらに前で主張した解決策を補強します。
In this way, children can have more time to engage in exercise.
ポイント
In this way ~ と続けてあげることにより、前の主張との繋がりを明確にする。
表現
restrict (制限する)
IELTSライティング:Cause&Solutionエッセーのコンクルージョン(第四段落)
ここでは、解決策(solutions)を簡単にまとめて締めくくります。
IELTSライティング:Cause&Solutionエッセーの書き上げ
最後に、エッセーをまとめてみたので是非参考にしてみてください。
The number of obese children is rapidly increasing in the world. This is mainly because their eating habits have changed and children tend not to exercise compared to the past. There are several solutions to deal with these causes.
Firstly, the reason why children obesity is becoming common is that children’s diet altered: they have a wide range of access in terms of foods such as fast food, convenience food, therefore, it has common for children to eat unhealthy foods, resulting in the increase in the number of fat children. Secondly, children are less likely to do exercise compared to before because now most children have their own phones which enable them to play games or talk to friends. In other words, not enough physical activities lead to obesity in some children.
There are two ways to tackle these problems. One possible solution is to make children aware of the importance of the health by educating them. For example, schools can provide seminars or workshops where external tutors teach students about food. Another way is that children can avoid being obese if parents restrict their children’s time for video games to few hours. In this way, children can have more time to engage in exercise.
In conclusion, teaching children how to be healthy at school and restriction of children’s video games can be prevention for child obesity.
まとめ
IELTSのTask2はいかに型に沿って書いて「時間短縮」するかが大切。
型に沿わずにテストに臨むということだけは絶対にないようにしましょう。